◆◆ 虹色人生サプリ ◆◆

なぜ、子どもは犬と猫を見分けられるのか?
NO.JIN07-04
虹色人生サプリ <子育て> --- 2022/12

 ◆なぜ、子どもは犬と猫を見分けられるのか?

 その子が特別なだけなのでは? と思うかもしれませんが、小さな子供はみんな、知性が巡っています。そしてそれを潰し  ているのは、子どもに多大な影響を与えるお母さん、お父さんの不感症さであり、学校の先生であり、社会です。  例えば、2歳くらいのよちよち歩きの子でも、犬や猫を見て「にゃんにゃんだ!」「わんわんだ!」と言いますよね。犬の  中には、小型で猫と同じくらいの大きさの犬もたくさんいます。犬も猫も四本足でしっぽがあり、耳が出ている。その形は  ほとんど変わりないのに、なぜ犬と猫を見分けることができると思いますか? それは、「わんわんだから」であり、  「にゃんにゃんだから」です。わかりますか? つまり、この生命は犬、この生命は猫って、知性を使って見分けているん  です。「しっぽが長いから猫かな?」「耳が垂れているからイヌかな?」と、何かと比べて判断しているわけではありません。  お釈迦様の言葉に「比較は悟らず」というものがありますが、何かを比較したところで相対的な判断しかできません。悟り  は判断の中にはないからです。知覚・知性は物事をありのままに感じることなので、「どうして犬ってわかるの?」と聞い  ても「イヌだから」としか答えられません。でも、思考で生きている人は、「いや、犬と猫を見分けている何かがあるはず」  と、「見分け方」という哲学をつくっていくのです。頭で考える人はどうしても比較しないとわからないので、何かと比べ  ることでしか物事を判断できませんが、感じれば、そのままを感じることができます。  それが知覚であり知性です。
 

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