NO.JIN08-05 |
虹色人生サプリ <覚悟の決め方> ---- 2022/12 |
◆快食、快眠、快便で健康に生きる
健康医学書などには肉類は控えめにして、野菜や果物をふんだんに取り、タンパク質は魚類、乳製品や豆類などの低脂肪の食
品でとることが望ましいと書かれています。なるほどとは思う。だが、好きなものをおいしく食べたほうがいいとは、どこに
も書いていない。私にはそれが解せないのです。人間にとっての「食」とは、生命を維持するためのエネルギー補給の意味だ
けではないはずです。生物学的、あるいは医学的根拠についてはわかりませんが、「美味しい」と感じるものは体が欲してい
るものと伝えている。実際、私はタイトな仕事が続くときなどは、意識的に肉類や鉄板焼きなどを食べます。ランチやディナ
ーを問わない。それによって、「元気になった」「体調が戻った」という「感じ」が得られればいいのだ。
そんな食生活ですが、年に1回の人間ドック検診を受けていて、血液検査などでもほぼ異常がない。総コレストロール値は高
めだが、まったく気にしていない。健康診断の様々な検査などで「正常値」と言われているものは、30代の健康者を基準に
決められたものです。自分が正常と言われる数値の範囲内にないからと言って、特に年配者が心配することはないと私は考え
ています。高齢者がどんどん増えているのに、長いスパンで調査した60代、70台、あるいはそれ以上の世代の平均的数値
の統計などない。だから、おおよその基準として正常値が決められているにすぎないということだ。それも若年あるいは中年
が中心です。医師としては定期検診は意味がないとは言えませんが、絶対的なものではないということです。神経質に数値を
毎日のようにチェックして「病気探し」をする人ももいますが、その神経質さが生むストレスのほうが気になります。美味し
いものを美味しく食べられる。それが一番いいのです。肉が食べたければ食べる。それもおいしく食べる。お酒が飲みたけれ
ば飲む。暴飲暴食は慎まなければならないが、ヒステリックにあれもダメ、これもダメなどという気分で暮らしていたら、ス
トレスがたまって、かえって健康を害するのではないか。私はそう思います。自分だけの「正常値」は、自分の「感」でいい。
基本的には、快食、快便、快眠の「3大快」が健康のものだと思っている。私はそうやって生きてきたし、これからも変える
つもりはありません。
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