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虹色人生サプリ <覚悟の決め方> ---- 2022/12 |
◆夜中にトイレで目が覚めてしまう
夜中にトイレで目覚めてしまう場合に、試していただきたいことが3つあります。
1つ目は、昼間のトイレの回数を意識的に1回増やすことです。忙しくしていると、ついトイレに行くタイミングを逃してしま
うということがありませんか? 尿意があったのにトイレに行かずにいるといつの間にか尿意を感じなくなることがあります。
そんな時は、排泄ができなかった分、体は水分の接種を制限するので、気がついたら今日はあまり飲み物を飲んでいないなん
てこともあるかもしれません。これでは、体は脱水状態で本来の能力を発揮することができなくなってしまいます。この悪循
環は、断ち切っておきたいですね。私たちの体の排尿の仕組みには、“ノルマ”があり、昼間にトイレに行きそびれていると、
その分は、夜間に挽回しようとします。これで、夜中に目が覚めてしまうのです。そこで、昼間に1回でもいいので回数を増
やして、特に尿意がなくても、時間を決めてトイレに行ってみてください。体は、トイレに行ったときに合わせて尿意を作っ
てきます。自分の体の働きを誘導してあげるつもりで、昼間のノルマ達成をサポートしましょう。
2つ目は、夜、一定時間、足を上げた後、トイレに行って就寝することです。人間の体は、60%〜70%は水分だという話
を聞いたことがあると思います。私たちは、普段昼間に起きていると、上から重力を受けているので、体内の水分は、足のほ
うにたまっていきます。足に水分がたまった状態で横になって就寝すると、ペットボトルを横にした時のように、頭側に水分
が徐々に移動していきます。これによって尿意を感じて目覚めることがあるのです。そこで、そもそも重力の影響で体内の水
分が移動するならば、眠る前にわざと移動させてしまうことが解決策になります。就寝前に、腰よりも高い位置に足を上げて
おきます。ソファなどでやっていただければ大丈夫です。10分〜15分程度でOK。そして、トイレに行ってからベッドに
入ります。足を上げたことで足元の水分は、体の中央あたりに集められ、そこでトイレに行くことで、まとまった量を排泄す
ることができます。これで、夜中に目が覚めるのを防げるというわけです。
3つ目は、就寝前に首や仙骨(お尻の割れ目あたり、骨盤の真ん中にある逆三角形の骨)を温めることです。これは特に寒く
なってくると、トイレに起きることが増えるという人におすすめの方法です。気温が下がってトイレで目覚めるという現象に
は、自律神経の活動が著しく低下しています。ところが気温が下がると、その活動が高まったままで睡眠に入ってしまうこと
があります。すると、腎臓の交感神経の働きが高く保たれて、尿を作り過ぎてしまい、その結果、トイレで目覚めてしまうの
です。これを防ぐには、腎臓の働きを鎮めるために副交感神経を活発にさせることが有効です。コツは、副交感神経が集まる
部位あたりを温めること。そして、副交感神経が集中する神経節が、首と仙骨のあたりなのです。
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