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NHKドラマ館 「疾風(ハヤテ)のように」


・はじめに・・・
 

  発表以来、待ちに待ったこのドラマ。でもでもでも皆さん!待った甲斐があったね〜〜。今の剛くんに
  最高のドラマだったと思う。ホント、文句も言わずに受信料払ってて良かった(笑)。さすが国営。
  NHKバンザイ!!

  この”ドラマ館”は時々見てるんだけど、テーマや作りは地味ながら、役者さんもいいし、なによりも
  ”じっくり取り組んで作ってる”感じがしていつも静かな感動があるの。採算や視聴率を考えると、
  ちょっと民放にはマネできないかな〜、っていう感じがする。「俳優・森田剛」がこんなドラマに出して
  もらえて、ファンとしては嬉しい限りです。もっともっとこういう作品に出て、森田剛のいろんな魅力を
  いろんな人に見てもらいたいな。

  評価も結構良かったみたいだし、これを足がかりにさらなる飛躍を願う〜〜。


  さて、一番に胸を”バキューーン”と射抜かれたのは、皆さん絶対同じ部分だと思う〜〜。隠しても
  ダメよ(笑)。そう、制服姿〜。瞬間”まだイケルじゃないのぉ”と思わず声に出しちゃった(笑)。
  で、まず演技よりもそれに心を奪われてしまったんだけど(笑)、最初からうまい演技でしたよね。
  恋愛や学校や将来のこと、考えたいと思うのに考えられない、なにも決められずに空回りしちゃう、
  なんて言うか”18・9の頃のぐちゃぐちゃ”を、普通の、ホントに普通の、ちょっと気が弱い”今時の
  男の子”として好演。ちっとも違和感なく入っていけました。

  その後は、もう滋とのセリフのやりとりと表情・目の演技(もちろん顔も*笑)をじっくり楽しめました。
  街中を自転車で疾走する一樹はキレイで男っぽくて、惚れ惚れ〜。滋の部屋、薄暗い明かりの中
  では芸術品のような(笑)アップ。全身濡れた、扉の前での上目遣いには、”もう、そのままさらって
  行きたいっ”と・・・・・崩壊(爆)。自殺しようとする彼女の元へ急ぐ車の中での滋との口論のシーン
  も迫力があって良かったし、その後自分も自転車で走り出す寸前の顔と言ったら凛々しくて・・・・・。
  コンサ以来何回めかの”ジッポでタバコ”シーンにはぞくぞく〜〜。
  と、見所は何回見てもきりがない〜。

  また、滋役の内野さんも心に傷のあるオトナの役を、素敵に演じてらしてすごく良かったと思います。
  一樹に、無視されるよりは死ねって言われた方がいい、というシーンにははっとさせられて。それが
  最後の告白シ−ンにすんなりつながっていってすっかり見入ってしまいました。”人の弱さを愛する”
  って私は出来ていないかもしれないな・・・・・。とにかくあそこでの2人は、なんて言ったらいいのか
  わからないくらいの出来でした。最高。

  やっぱり(特に)最近のドラマって急ぎすぎていて、ちょっと内容もさら〜っと過ぎてっちゃうみたいな
  感じがするんだけど、そこのところが、さすが国営。どの人もオーバーな演技はひとつもなくて、地味
  だし、特に主役の2人は、セリフのないシーンをずーっと表情だけ追って見せたりする部分がたくさん
  あるんだけど、それでもこちら側に響いて来るモノがたくさんあって・・・・・。とにかく最高!でした。

  帰りの車の中でその場の空気を和ませようと歌う一樹。選曲がナイスでしたね〜(笑)。