事は、１９９２年に雑誌「Ｄａｙｔｏｎａ」の ”リンゴ買い占めツアー” という企画から始まりました。
この情報を入手した友達(基)と話をしているうちに、まず参加する事が決定した。 基：「黄色い物かー、何がいい？」
繁：「バナナとかでいいじゃん」
満：「ん、そんなんでいいよ」
話は決まったかに思えたが、この２ヶ月ほど前に俺は ぼろっちぃ タウンエースを知り合いにもらって車検を通したばかりであった。
ちょっと「カミオン ねらってました。」
フロントには "ＩＳＵＺＵ" のロゴ！
基：「誰の車で行く？」
繁：「満のタウンエースでいいよ！ タウンエース黄色く塗って見るか！」
満：「やだよ！！」
繁：「水性のペンキなら後で落ちるよ！」
また、訳 わかんねぇ事言ってるよ！
５分に渡る論議が続いた
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満：「どうせ塗るなら油性にしろよ！」と勢いで言ってしまった事により 「Ｄａｙｔｏｎａ号」 が誕生したのです。
俺は土曜日まで会社の 社員旅行 である為、言い出しっぺ(繁)に「マスキング土曜日までに終わらして」と頼んでおいた
社員旅行から帰って夜７時ぐらいに友達の家に、進み具合を見に行った。
ところが、緊急事態発生！！
心配していた事が現実となってしまった。
マスキングがまだサイドウィンドウしか出来てなかったのだ
満：「なんで終わってねぇんだよ！ 明日だよ！」
仕方なくマスキングをすぐ開始した。
なんで旅行行って来て疲れてるのに・・・・
やっと終わった時には１１時を回っていた。
満：「じゃ、明日塗装ね！」その日は何とか終わった。
「即乾性の黄色いペンキ(アサヒペン建材用)買ってきたから、１時間で乾くよ！」
黄色いペンキをエアブラシに入れ塗装にかかった
・思った以上に面積があり、大変でした。
・”Ｄａｙｔｏｎａ”のロゴはカッティングシートを張り付ける
・完成！！
塗装が終わり記念撮影！！
途中ガソリンスタンドから目の前に出てくる黄色い車があった。
驚いた事に、同じように黄色い車に 「Ｄａｙｔｏｎａ」 とステッカーを貼っていたのです。(確かセルボだったかな？)
(その車を見たとたん恥ずかしさと言う物を思い出した)
「うわぁ、よくやるよ！」
「人の事言ねぇよ！」
「こんな奴ばかりなのかな？」
なんて事を言いながら、守屋Ｓ・Ｓに到着した。そこには、怪しい車が集合していた。
待つ事数十分、やっとアストロ号が到着し「ちびステッカー」を配り始めました。
すると大勢の人がそこに集まりだした。
自分達も一緒になり「ちびステッカー」をもらった。そして車に戻り話をしていた。
すると「写真を撮らせてください」と田中と名乗るＤａｙｔｏｎａスタッフらしき人が現れ写真を撮り、少し暗かったので「写真があったら、後で送ってください」と言い残し去って行った。
確かにスタッフの中に田中と言う名前を発見し、これで「Ｄａｙｔｏｎａ」に載る事を確信したのです。
２ヶ月後・・・
わくわくしながら ”リンゴ買い占めツアー”の記事を見ました。
が しかし、そこに自分たちの「Ｄａｙｔｏｎａ号」の姿はなかったのです。
なぜならスタッフの中にも「田中」という名前が消えていたのです・・・！。
・アストロ号とヤマ編
それから１年が過ぎ・・・・
黄色いこの車を乗るとすごく周りの視線が気になるようになり渋滞なんかはとんでもない。
どんなに目立たないマナーの良い運転をしても周囲の人の目を引いてしまう。
もっと気楽に乗れる車にしなくては！
そこで、もう一度塗り直しをする事にしました。
今度のコンセプトは 「ストックカー仕様」
・フロントに「ちびステッカー」を残し生まれ変わりました。
駐車違反のシールが貼られていた時「白と紺のタウンエース」と書いてあったのは、なぜか少し嬉しかった。
これは、１９９６年３月まで活躍し走っていました。今は、時代の流れに消えてしまったのです。
「ご苦労様、Ｄａｙｔｏｎａ号！！」
