2002年10月20日 【第2版】

小生のWebサイト「60,000ヒット」記念に、パワーチェックオフミを開催しました。その顛末をレポートします。

Mapio'sPROJECT主催シャシダイオフ(02/10/14)
■先般、小生のサイトが6万HITを超え、何か「企画せねば!」とオフの企画を日夜練っていたのですが(嘘)、現在生存しているE30って、どのくらいパワーが残っているのかチェックするオフってのも楽しいかもと思い、今回のシャシダイオフを企画しました。(まぁ、My Sweet「ふなごろ」がどの程度パワフルなのかも知りたかったし...)

■何とか自分の体とシャシダイに予約を入れました。
場所は10/12日からリニューアルオープンした「Super Auto Backs東雲(以下SAB東雲)」。以前「MARUさん」のIDINGを計測したので場所もわかっていたからです。混雑するので「予約は厳しいかなぁ」と思っていたのですが、ここに知り合いのいた、「華さん」のおかげで祭日の14日が取れました。ラッキーです。
■山梨組は「AC小川氏、くれ氏、小生、そしてシビック小高(TYPE−R)の4名です。早朝から談合坂で待ち合わせをし、10時30分ほどには、道を間違えたり、はぐれたりしながらも到着しました。

スーパーオートバックス東雲に集まったE30 この頃は、まだ、東雲で計測できると信じていたが...
■さっそく、手続きです。この日は、リニューアル記念で通常料金¥5,000−のところ、特別価格¥3,000−でシャシダイに載せられることが判明。飯代が浮いたと大喜びです。一人ずつ、「壊れても文句言いません約束します用紙」に必要事項を書き、準備が整うのを待ちます。「どうぞ、おこしください」ってな連絡が入り、いざ出陣。
まずは、スポエボのMINEさんから、シャシダイに車を載せます。手際よく準備が...準備が出来ません。
朝一番のお客では問題なかったようなのですが、シャシダイが故障してしまったのです。あくせくケーブルの交換をしたり、装置を再立ち上げしたりするのですが、機嫌が直りません。11:00からの予定が12時を過ぎても目処が立たないのです。サービスメカニックが申し訳なさそうに謝ってくれるのですが、山梨や相模から10台ほどの車が集まっているので、困ってしまいました。「何とかしてくれ金も払ってるし」と懇願すると、千葉北インター近くにある「SAB長沼」にも種類は違うがシャシダイがあるので、そちらに行ってくれれば便宜を図ってくれるとのこと。要は特別価格対応をしてくれるのでした。(ここでは金額は差し控えさして頂きますが)

■待っていても直らないので、E30軍団+遅れてきたSPEEDking氏(E36 318is)、やす氏(E39 ALPINA B10)+シビック小高氏と連れ合って湾岸高速を千葉北へ...。なんだかんだ言っても30分ほどで到着してしまいました。運が良かったです。
■顧客満足度が高いのがSABのメカニック M川さん。わざわざ返金のお金を一緒に運んでくれて、その上価格対応もしてくれました。なおかつ、シャシダイの計測も店が違うのに、ずっと手伝ってくれたのです。我々は非常に感動してしまいました。トラブルがかえって顧客の満足度をあげる。うーんCS活動の最たるものですな。

スーパーオートバックス長沼。■さて、本題にもどってシャシダイパワーチェック。東雲でシャシダイに愛車を載せたまま1時間以上待たされたMINEさんからスタートです。(参加車、計測記録は、レポートの最後に掲載してあります。)
■ここで、SAB東雲から同行してくれた「M川さん」がシャシダイについて教えてくれました。どうやら、東雲のほうが「甘い数字」が出るそうです。BOSHの方がシャシダイとして古く、このSAB長沼の方が新しいのだそうです。けっこう厳しめの数値がでるそうです。
SAB東雲の場合、「機械損失?」部分が、実馬力のデータにのっけられて、補正馬力になるとのこと。だから、ショップでいじった車で、「良い数字」を見せたい場合は、東雲を使うのだそうです。
ま、一番厳しいのは「ダイノパックでしょう。」AC小川氏のM3が160馬力程度の数値しか出さないのですから。IDING 2.7の「まるさん」の車両データと比較できなかったのがM20改造組としては、ちょいと残念でした。
やたら、記録するMINE氏 けっこう、喜んでるMINE氏 ■自分の愛車が、計測されるときは皆、一様に表情が硬くなります。すっかり緊張し結果がでると一喜一憂するのです。MINEさんはいきなり220馬力を叩き出しました。通常のM3の2300ccより200cc排気量の大きなスポエボ。やはり排気量に勝るチューニングなしってことですね。

だいたい、みんなこんな表情で、回転をあげる愛車を見守ります(笑) トルクを測るため、トランクに重りを入れます。
■SUGOさんのM3。我々の仲間の中でも、非常に大事にされている車両です。実際シャシダイで計測したところ、174馬力を記録。ご本人は満足できなかったご様子。「ノロジーホットワイヤーのせいで、高回転が伸びないのでは?」との弁。プラグコードを標準に戻して「シャシダイオフ 2003春の陣」でリベンジ予定です。

■小川氏は、計測前、何だか落ち着かず、「あ〜ドキドキするっちゅうわけ」などとしきりに話していました。実際計測すると229馬力。「スポエボに勝った!」と喜んだのも束の間。補正がかかって205馬力と判明。一旦舞い上がった分、がくりし、しばし「ぐれぐれ」になってしまいました(笑)。でも、他のM3のなかで、レブまでの到達時間が半端じゃなく早かったです
どきどきするんだよねぇ。 「だぁぁ!!よっしゃぁ〜〜」と気合が入ったのもつかの間...

けーた氏のハルトゲ。日本車のホイールが軽そうです。
■けーた氏のハルトゲは完調でなかったのか138.4馬力。
本人は、忙しい仕事の合間を縫って参加してくれただけに「ぐれぐれ」でした。おそらく「春の陣」に向けて、きっと車をいじくるでしょう。
次に企画したときも来てリベンジしてください

■お次は、「くれ氏」の出番。ここ1〜2ヶ月、どっぷりACに「はまって」土曜の深夜までお付き合い頂いている、「気の良い山梨の民(笑)」です。
15万Km走破のM3の実力やいかに?ッてな具合でシャシダイへ。計測してみると「169.3馬力」なかなか出ています。
現在、「AC足」を手始めに、ACでエンジンチューンを画策中です。

けっこう自信満々のS5氏 はっきり言って、「爆音(笑)」です。 ■S5さん。320iMTにBMPから輸入した288度のハイカムを組み込み、ROM+AFCでセッティングを出した車両で登場です。
いやぁ参りました。「どこまで回転をあげますか?」って記入欄に何の恐れもなく「7100回転」と書くすごさ。コワ過ぎます。普通のE30は、壊れます。
結局 140.6馬力をマーク。2.0最強でした。本人曰く、高速で吹っ飛んだインナーマフラーがあれば、もう少しいけたはず。まぁ、回転数も7300でも良かったかなぁ。ってな具合。恐過ぎですぅ。

作業を見守るヒロスギ氏。 おい、あんちゃん。そんなんで大丈夫か? やっぱり、エンジンが高回転に達すると不安になります。
■ヒロスギさん。今回のオフ見学希望を掲示板でに書き込んで頂き、車両に欠員(?)があるので、載せてみたら?と訊いたところ、「ご希望」を頂きました。車両は320iですが、ATからMTに換装済みです。ホイールもワタナベにデザインの似たものを輸入して履いていて格好良いです。リアのフックが奥にあったため、係りの人が、トランクに乗って計測します。(これで飛び出したら?って思うとドキドキします)。この車両、ダークホースの130.8馬力。うーん。エンジンをタイベル断で載せ変えたとの話ですが、それは、もしかして平行のハイコンプでしょうか?素性を知りたいですね。とにかくカタログスペック以上でている320iでした。

■マッキーさん。ACでチューニングをかけたSTAGE−1で望みます。シャシダイに車両が載ると「真価」を問うように、じっと動かなくなります。「これで、そこそこしかでなかったら、即効、腰下もやちまうぜ」ってな意気込み。結果...AC兄弟S1の力...恐ろしいです。162.2馬力をマーク。腰下やっていないのに、この数値って何!で、どうする?腰下チューン。

「神頼み」する小生(笑) でも、計測が始まると真剣(嘘) そして、ちょいと、がんばった「ふなごろ」 ■そして小生「まぴお」。どきどきしました。とりあえず「祈り」ます。マッキーさんの数値を見ていたので、大体同様、うまくいけば170馬力を超えると推測しました。結果、小川氏の言っていたとおり、カタログスペックとほぼ同じ数値が出ました。167.5馬力。ほぼ、満足です。世の中の普通の325iは、ここまではパワーないでしょう。うん。多分。おまけに、レブまでの到達時間が半端じゃなく早かったです。
エンジンは、現状の仕様でほぼ満足なので、しばらくはこのまま行きますが、そのうち、ハイカム(272度)+平行ピストン(圧縮比アップ)+クランク交換(2.7リッター化)をもくろみます。ま、E30 AC SCHNITZER S3−2.7並みの210馬力を叩き出したいです。(だから、仕事をがんばります)

相当ハイパワーですわ。 でかいね。「尻」
■やすさん。E39 ALPINAのパワー恐るべし。いつものようにニコニコしながらの登場です。予定者リストには入っていなかったのですが、全然OK。購入したばかりのALPINAをシャシダイにのっけます。「5900回転で、最大馬力でるんですがぁ、7000回してもレブに当たらないんですよぉ」とごくごく普通に語ります。結局7000まで回して270馬力をマーク。5900回転で最高馬力を発生させる車なのに、7000まで回ってもレブに当たらないってどういうこと?

本日、唯一の国産。打倒BMW(?)やっぱり、こんなポーズになります。そこそこのパワーが出て、ほっとする。■小高氏。おお、日本にはHONDAがある。すごいねぇ。「テンロク」なのに、小生よりも馬力あるじゃない。174.3馬力。普通のM3並よ。うん。まぁ、トルクで勝ってるから、許すけど。「対山羊対策」のマフラーが効いたか?次は1.8リッター化だな。うん。

■ここで、参加車両の計測が終了し、小生が皆さんから「集金」して、係りの方と一緒にレジで清算。後は各々の感想を、「熱く」「語る」予定でした。支払いが終わって外に出てみると...「へ?」

■と、グラファイト氏の車両がシャシダイにあります?。あれ、いつの間にシャシダイ載せてるのよ。到着したときには、計測が終わっていたはずでは...
(聞いたところによると、片づけ中に到着し、みんなで、腕を「ぐるぐる」回していたところ、そのまま「ピットイン」した様子)

っていうか、ACでバルブクリアランス調整しただけで128馬力も出してるの。うーん。素性の良い2.0なのねぇ。
今回、ラストバッターはご満足の様子でした。
■あれ、SPEED KINGさんはドコ〜?(SPEED KINGさんは、一般道でSAB長沼まで来ようとしていたのですが、途中で迷ってしまい泣く泣くご帰還されたのでした。)次は乗せましょうねぇ〜。

■東雲のハプニングでは一時、どうなることかと思いましたが、何とか無事に終了しました。しばし歓談の後、記念撮影をして、散会となりました。山梨組、残った方々で、夕食のラーメンをすすり、それぞれに、家路へと向かうのでありました。(その後湾岸、首都高速C1の渋滞は、すごかった...)
撮影は「くれ氏」だから写っていないのよ。
■非常に有意義な一日でした。好評につき春先に、「シャシダイオフ 2003 春の陣」を企画する予定ですので
またご参加頂けるようお願い致しますぅ。

そして総括。パワーチェックの結果
パワーチェック結果を表にしましたので掲載します。誤りや、掲載不可の場合ご連絡ください。

参加者(敬称略) 車種名 馬力 トルク
MINE E30 M3 Sports EVO 2.5 220 24.3
Sugo E30 M3 2.3 174 24.5
AC小川 E30 M3 2.3 AC-S2 205 24.0
けーた E30 ハルトゲ 26SP 2.5 138.4 22.5
くれ E30 M3 2.3 169.3 24.6
S5-16 E30 320i ハイカム仕様 2.0 140.6 16.7
ヒロスギ E30 320i 2.0 130.8 16.9
マッキ- E30 325i改 AC-S1 2.5 162.2 23.9
まぴお E30 320i改 AC-S2 2.5 167.5 24.4
やす E39 ALPINA B10 270 34.2
小高 EK6 TYPE-R 1.6 174.3 16.1
graphite E30 320i 2.0 128.9 17.5

ふなごろの実力
■チューニングした後、体感では「速く」なったものの実際の馬力はどの程度出ているのか非常に気になっていました。もちろん、小生は回転フィールの向上を狙ったので、馬力アップは「副産物」に過ぎないのですが、やはり無いよりはあったほうが良いのです(笑)
小川氏に組みなおしてもらったエンジンは、基本的に320iのカムを使用した意外は,部品取りのエンジンのバランス取りをしたに過ぎません。もちろん、ROMも325iATノーマルのままです。
5900回転で最大馬力を発生していますから、おそらくカムのプロフィールの関係でこういった結果が出るのでしょう。ただ、吹け上がりは半端じゃないほど速く、レブリミットまでの回転到達時間は、他の車両の追随を許しませんでした(嬉)。この要因は、エンジンのフルバランス取りと、ファイナルギアの変更(4.10→4.27)のためだと思われます。ですから、他の6気筒に比べて、レブ到達時スピードは15Km/h〜20Km/h程度の差異が出ます。
■今後、回転フィールがあまり変わらないのであれば、カムプロフィールの変更(ハイカム化)+ピストン変更、ヘッド加工による圧縮比の変更(ハイコンプ)+クランクシャフト変更(2700cc化)+ROM変更(セッティング変更)を狙って行きたいと思います。まぁ、「諭吉」と「AC小川氏」が「うん」と言ってくれればの話ですが。
■当日のデータ、感想を持ちの方。小生にメールを頂ければ、ページに掲載させて頂きます。