小生のE30を再びチューニングします。まだまだ終わりません。
TUNE再び(2007/07/21)
■2001年に2000ccのエンジンを2500ccに換装、標準パーツのみでフルバランスを取ったチューニングを施し、6年目を迎えました。かなり調子は良く、満足いく状況であるのですが、人はさらに上を望むもの。さらなる欲望が...。
で、アルミピストン、ハイカム、強化バルブスプリング、チタンバルブリテーナなどを購入し、再度チューニングを画策しました。本来のペースでは昨年春までに実施される予定でしたが、様々な事情から今年にずれ込みました。車を2006.12月に預けてから8ヶ月弱。いよいよエンジンが組みあがるというので山梨に出かけていくことにしました。

■前回(2001年)は、エンジン本体は組みあがっており、載せるところを見せてもらいました。今回は、腰下を組むところから見せてもらうことになりました。
■ブロックは、亀有オートワークスで再ボーリングされ、外側はAC腰下チューニングを施した証である「レッド」で再塗装されていました。(以前の赤とちょっと違う色になったけど)。クランクはイータの鋳造のものを利用。524tdの鍛造クランクも考えましたが、新品は高価で、アフターマーケットの3.0リッタークランクキットに手が届いてしまうので諦めました。このクランクはもちろんバランスを取り直しています。当初はもっと削り込んで軽量化する予定でしたが、あまり削りこむと強度に問題が出る恐れがあるのと、小生の使い方から考えて、そこまでしなくて良いとACで判断されました。

■クランクメタルは、モリブデンWPC加工されています。前回できなかったことです。米国から購入したCP製アルミピストンも同様にモリブデンWPC加工を施してもらっています。左の写真で青く鈍い感じのメタルが加工済品。白っぽいのが通常品。ピストンは購入時の写真と比較してもらうと加工内容がわかります。
■すでにピストン・コンロッドは組んでありました。部品単位で重量をあわせ、さらに組んだ後でも、0.1グラム程度の誤差(オイル塗布程度の)レベルで重量あわせもされています。今回のピストンはイータ用ではないオリジナル製品であることから、コンロッドは2500cc用を使いました。単純に同じ排気量でもストローク量が異なるため、味付けは変わるのかもしれません。このピストンはトップにあまり盛り上がりがないのですが、それでも圧縮比は10.5:1に高められるということでした。

■実際、組み始めると小川氏の作業は早い。的確に無駄のない作業でクランク、ピストンを組み込んでいく。ここあたりの作業のなかで、ピストンを組み込むのが、一番緊張するらしい。それというのも、今回のピストンリングはかなり薄いため、神経を使うからです。
■ピストンリングを壊すのを避ける意味で、極端に無口になります。ピストンを一つずつブロックに挿入。6個入りきるまで誰も無駄口は叩きません。(でも、完了した瞬間にいつもの「面白い」小川氏に戻るのだけれど(笑))
■ピストンがアルミになったことで、かなり重量が軽くなったようです。もちろん、ピストンクリアランスも標準ピストンを使った場合と異なる設定になっているようです。一通りの作業が完了すると、手でクランクを回しピストンの動きを確認しながら、小川氏が「ぶぃん、ぶぃ〜ん」と言いながら子供のような仕草でクランクを回します。
■ここに通いはじめて6年ほど経ちますが、いつも驚かされるのは、注文主に作業の工程を見せてくれることです。一般のチューナーは、依頼してから完成まで「口を挟むな」という感じで「気難しい」雰囲気を漂わせますが、ACには、あまりそれがありません。ただ、ACはチューニングを中心に仕事をしているのではないので、こういった仕事をすぐに引き受けてはくれませんよ。ちゃんと人間関係を築く必要があります。一旦小川氏と気持ちが通じれば本当に妥協しない仕事をしてもらえます。

■今回はシュリックのハイカム(プロフィールは282/272)を組み込むため、バルブタイミングの調整を取れるカムスプロケットが必要でした。これはProgress製(S5氏手製?)のバーニア加工品を組み込むことで解決しました。米国製もWebで見たことがありますが、精度などはわかりません。入手できるものは信頼できる人間の信頼できるモノを使うのが最良であると思っています。ACでハイカムを入れたM20には必ずここの製品が使用されます。
■ヘッド自体は2001年にすでに加工済でしたが、ここ数年で小川氏が得たノウハウで再度、鏡面加工されました。少々、小生の乗り方が良くなかったのかカーボンの付着があった様子。数年前にも感じましたが、量産型エンジンでは絶対出せない、非常に高いクオリティのイン・アウトの造形になっています。
■カムは右の写真のとおりモリブデンWPC加工しています。ご存知の通り、摩擦に対する耐久性をあげるための加工です。カム自体は個人輸入しましたが、プロフィールなどはACで相談して決めました。雑誌で日産L20を最新技術で組み直す記事を読んだことがあるのですが、その「乗り」に近い感じ。

■ヘッドにバルブ、カム、強化バルブスプリング、チタンリテーナを組み込んでいきます。強化バルブはかなり硬かった。高回転時の「踊り(サージング)」はかなり抑えられるともいます。リテーナーは本当に軽量で、標準品一個分の重量が、チタン3個分の重さ。(つまり3分の一の重量)
■腰下にガスケットを取り付け、ヘッドを載せます。ガスケットは標準のもので加工なしでも直径が1mmの拡大なら対応できました。以前、M20のブロックはボアアップは85mmが限界という話を読んだことがあったのですが、これは標準ガスケット対応がここまでなら、対応できるということなのかも知れません。

■この後、スプロケットも装着され、バルタイなどを取った後にヘッドカバーを載せることになるのですが、小生の時間切れ。最終電車で千葉に戻らなければならなかったので、エンジンを載せ、火を入れるまでは見ることが出来ませんでした。
この後車検を取って、引渡しになる予定。しばらくは慣らしのため「亀速(かめそく)」で走らなければならないが、それもそれほどの期間を必要としないでしょう。
■後日、携帯に電話があり、無事エンジンに火が入ったとのこと。小川氏的に大変満足のいく出来だとのことでした。積み替えに立ち会うことが出来なかったのは非常に残念でしたが、詳細を話してもらったので安心感はありました。
この後、一般的な車検整備を行い、小生の手に戻してもらえます。
引渡し(2007/08/04)
■先週、小川氏から連絡が入り、8/4に車を引き渡せるとのお話。8/3は仕事でかなり疲れていたのですが、暑さのためか期待のためか6時には起床し、新宿8:00発にあずさ5号で山梨に向かいました。(現在は、昔の「狩人」の歌と違って8時ちょうどのあずさは「2号」でなく「5号」であります)。前回同様10時過ぎにはACに到着しました。
■車は完成していましたが、外見上の変更点は、マフラーを除いてほとんどありません。今回、マフラーは「マッキー氏」から好意で譲って頂いたフォルテックスのDTM仕様(跳ね上げテール)に変更。セブリングの低い獰猛な音から、少し軽い感じの音質に変わるようです。もちろん、サーキット走行会で破損したフロントバンパー、フェンダー付近は板金されています(笑)。
■結局、昼近くまで別のお客さんのM5納車やE46納車につきあい、午後に「初乗り?」してみましたた。
■イグニションを回して、すぐに感じる「違和感」それはエンジンの振動でした。バルブタイミングをハイカムにあわせて変更したため、アイドリング時エンジンが揺れる。若干アイドリングにバラつきが出る。しかし、これは想定していたことなので、あまり気にしないことにしました。小川氏が言うには、調整もできるとのことでしたが、本来のエンジンの性能をスポイルするつもりは「さらさらない」ので、このまま暫く行くことにしました。(ハイカム特有の高回転時の最大出力特性を意識して...)
■笑ってしまいますが、8ヶ月ぶりのMTなので、初めてエンジンをチューニングしてもらったときのように、「MTが運転できないのではないか?」という不安に駆られました。しかし、それは杞憂で何の問題もなく車両は動き出した次第。もちろん、組みあがったばかりのエンジンなので、慣らしのため、現在は3000回転までしか回せません。前回、苦労したので「まぁ仕方ないか」とアクセルを踏み込んでみました。しかし嬉しい意味で想定を裏切られました。排気量の増大がもたらすトルクアップのせいか、カムのプロフィール変更のためか、3速、3000回転も回せば十分な加速を発揮。街乗りは何の不満もありません。もちろん、ファイナルの変更は前回からしていないので、高速では5速、3000回転で100km/h程度しか出ないのですが、慣らし期間中の不自由さはあまり感じずに済みそうです。

■一通り、近隣を普通に走って、ACに戻りました。小川氏から車検も含めて説明を受ける。今回は持ち込みパーツや、小川氏の加工品(クランクなど)、また既存のエンジンに装着されていたパーツをそのまま流用したものなど、細かく説明してもらいました。これは別段、小生が特別なのでなく、ACでエンジンをチューニングした顧客に対し、すべて行われることです。顧客満足で重要と思われることを小川氏は無意識のうちにやっているみたいです。ACでは、まだ使えるパーツを不要に交換せず、交換した場合でも理由を明確に説明してくれます。(当然、交換しなかった理由も説明してくれる)。こんなところに好意が持てるのです。逆に素人が付け焼刃の知識でとやかく言うと「小川ミサイル」が発射され、完膚なきまでにやられますが...
■今回は、クラッチをM3スポエボ用に変更してもらいました。前回の320i用に比べると若干、クラッチが重くなりましたが許容範囲。(どこかの掲示板で320i用のクラッチはMT化の際、すぐに滑り出し、325i用に変えたとの投稿を読んだことがありましたが、半クラッチを多用する小生でも6年、320i用で問題ありませんでした。しかし、どうせ交換するなら耐久性の高いものに交換するのが良いということでスポエボ用を組んだ次第)
スパークプラグはNGKのイリジウムを採用。以前個人的にDENSOのを使った際には、BOSHの通常品を勧められましたが、NGKのものは良い様子。
また、インジェクターは金額も張るのと痛んでいないことから2.5リッター用をそのまま流用。米国のWebサイトでストックパーツのインジェクター限界噴射量から考えると、185馬力が限界とのこともあり、ビッグ6用や、E36M3用を使用するケースがあるらしいのですが、これは後でも変更できるので今回はパスしました。(実際、エンジンを高回転まで回せるようになったとき、シャシダイに載せてみればわかるので、それから考えても遅くないわけです)

■ひさしびりにACに遅くまで滞在し、23:00頃に千葉に向けて出発しました。帰りの高速も普段抜かせたことのない車両(マーチや1BOX)に追い抜きをかけられたこと以外、快適でした。(速度域が久々「パパ乗り」だったため、ある意味疲れましたが...)
少しでも早くエンジン性能の真価を味わうべく、慣らしの完了に向けて日夜ドライブするつもりであります。

慣らし初日(2007/08/05)
■昨夜は、AM3:00に就寝。日曜日はゆっくりしようと思っていたのだが、暑さのあまり目が覚める。仕方ないので、低血圧の体に血が巡るまでシャワーを浴び、11:00過ぎに湾岸高速に乗ってみます。やはり3000回転はかったるい。トルクがあるので疲れないが首都高速でなく東関東自動車道だと、100km/hはいろいろと怖いのです。(訳わからない「サンデードライバ」が意味不明な車線変更をするなど、「激速域」を一瞬でも使えないと逃げられない状況に巻き込まれ、意外とストレスが溜まるわけです)
何が何でも、3500回転の使える、エンジンチューニング後500Km走破を目指すことにしました。
■昨日の引渡しの際、ACで160Kmほど慣らしをしてくれていました。また、昨日山梨で少し走ったのと千葉へ帰って来ることで、総走行距離は350kmほどになっていました。500Kmは、それほど遠くない目標です。
■幸いなことに小生が住む幕張あたりは高速の入口が複数あります。どこへ行こうか、ボーっと考えたのですが、房総最南端まで行ってみることにしました。(20年ぶりかな?)。
以前は高速など無く、下道でひたすら走っていましたが、今年7月に館山まで自動車道が繋がったので、これは良いということで、普通ではありえないほど普通に走ってみました。(速度域のことね)。夏休みであるせいか、1BOXの群れが「とろとろ」走っていましたが、その列に紛れ込み、渋滞しても、別のことなどを考えながら(本当はいけない。運転に集中するのが大事)、高速を南下してみました。12時過ぎには館山の終点で一般道に降り、国道410号を下っていいました。小川氏がエアコンのガスを充填してくれたので、効きも良く快適でした。ただ、岩手ナンバーの1BOXが制限速度50Kmの一般道も、30kmで走り続けるのには参りました。おまけに意味不明なところでブレーキを踏む。踏む。踏む...。リズムなどまったくないので、どこか宿の場所でも探しているのでしょう。
■頭に来ても仕方ないので、コンビニで休憩。缶コーヒーを飲みながら煙草を吸う。このとき、チューニング後の総走行距離、485km。元来のいい加減な性格のせいか、「混むのやだから戻るか」とその場で折り返し、また館山自動車道へ入ります。入ってすぐに500kmを超えたので、3500回転まで回してみます。さすがに110Km/hまで出ると、1BOXの群れから離脱するのも「何とか」なり、かなり楽になりました。幕張のアパートに戻る頃には総距離600Km近くを走破していました。夏休みが来週もらえれば、もう一、二度繰り返し、4000回転が使えるようになります。現在は、チューニングでの劇的な変化は感じられませんが、もう少し回転を上げられれば雰囲気も変わるでしょう。疲れますが続けるしかありません。
慣らし2日目(2007/08/16)
■夏休みをもらいました。休み前は「度を超して」「飲んで」しまうことが多いので朝起きることができませんでした。8:30に起床して、シャワーを浴び、ゆっくりとコンビニで買ったサンドイッチを食べ、コーヒーを飲み、11:00には出発。
■例のごとく、湾岸千葉→宮野木→京葉道→館山道と走ります。小生はAMラジオ番組が好きなので、抜かれても気にせず、ぬぬわKm/hで巡航。館山につく頃には総走行距離700Kmを超えていました。(幕張本郷から、館山まで片道およそ100kmってこと)元の道を戻ろうかとも考えましたが、せっかくの休みだし、たまには「のんびりドライブするか」と決め込み、そのまま一般道(128号)で、鴨川、勝浦へ向かいました。海は家族連れやカップルで混んでおり、道路も非常にゆっくりとしたペースで流れていました。勝浦から297号線で市原に抜け、市原ICから再度館山道、湾岸へと入り、16:00過ぎには幕張本郷に戻りました。この時点で総走行距離853Km。本日は250Kmほどを走破。このまま山梨に向かえば、つく頃には丁度1000Kmを超え、オイル交換なのですが、疲れたのでやめにしました。
慣らしが、かなり進みました(2007/11/3)
■記録をつけていないのですが、8/16から2回オイル交換をしました。エンジン換装から2500km以上走破したことになります。
すでに5500回転まで使用することができるので、高速での走行はまったく問題がありません。エンジンは最初の頃と比べて回転が軽くなってきました。
■特筆すべきは、3速4000回転からの加速。以前のエンジン(AC−S2)は、低速域(2速)の加速が素晴らしかったのですが、今回は3速、4速の4000〜5000回転(まだ、それ以上は使えないからね(涙))の加速が鋭い。昨夜も中央道で、4速に落として踏み込むと、「けっこうな勢い」で「加速」する。以前のエンジンも良かったのですが、これはこれで「良い」。おそらく「大きめ(といっても、さしたることはないが)」のカムを入れているので、排気量が大きくても低速域がある程度スポイルされているのだろう。(だから、低回転域は、2.5に毛の生えた程度にしか感じないのか?)。高回転で元気が出るのは、320i的な味付けで小生は好きなわけです。
■少し気になることが2点ほどあります。ひとつは、アイドリングの不安定さ。まあ、仕方ないとは思っているのですが、エアコンでアイドルアップしないとエンストします。ただ、単純にアイドルを上げると、負圧が下がって、低速時のブレーキの効きが悪くなるので、簡単にコンピュータの調整をするのも考えもの。もう一点は、高回転時のメカニカルノイズ。5000回転付近から(?)「しゃー」っという、共振音が聞える。小川氏に確認したところ、タペット音だとのこと。低回転で発生するタペット音は「カタカタ」だが、高回転では連続するので、小生が耳にしているような音になるとのことでした。別にエンジンの組み上げが悪いわけではないので「慣れる」ことにしました。何しろ、元々ストックの320i時代に比べると、車内は「賑やか」になりました。以前は、営業車のカローラが「うるさく」感じたのですが、今はとても「静かに」感じます。(笑)
■3000kmで慣らしも終わります。全開は近い。後は、制御系、吸気系かしら。
慣らし完了(2007/11/10)
■11/10の伊那サーキットの走行会に参加しました。おかげで、往復+ミニサーキットで600kmを走破し、慣らし完了!
だんだんわかってきたのですが、このエンジンは、ストロークアップにかかわらず、高回転型の味付けがされている様子。低回転では、トルク感は2500のエンジンに対してさほどアドバンテージを感じないのですが、4000回転以上、5000回転あたりから、獰猛な加速をします。一般道で2速で5000回転あたりまでひっぱり、3速に荒っぽくつなぐとホイルスピンしたりする。これはこれで面白い。低速域で「どかん」とトルクが発生するエンジンの味付けを求めて始めたチューニングでしたが、この「小川味(おがわあじ)」もまた良いと思いました。もう少しエンジンが軽くなったら、サブコン(フルコン?)を入れる前にシャシダイで、どの程度の実力があるのか確認してみることにしましょう。
ETC取り付け(2007/12/08)
■久しぶりにACを訪問。これは、慣らし完了時のオイル交換とETCの取り付けをしてもらうためでした。また、当日、AC忘年会が開かれるというので、距離の遠くなった仲間と会う意味もありました。当日は、朝8:00に自宅から出発。季節のためか渋滞にも巻き込まれず、10:00には山梨に到着。
■相変わらずE28、E30、E34などの預かり車両が多い。小生の車両の後に改造の予定が入っていた318isは2000ccにスープアップして、すでにオーナーのもとに戻ったようです。しかし、チューナー然とした敷居の高さはなく、軽自動車の車検なども行っているので、近隣の住民は、ここで繰り広げられてるレベルの高いチューニングは多分知らない。
■まずはオイル交換。慣らしでは1000km毎に交換しましたが、完了後は3000Km毎での交換となります。

■ETCの取り付けは山羊ちゃんが担当してくれました。今回はPanasonicのETCを楽天で購入。何でも良かったのですが、小川氏が「パナは何回か頼まれて取り付けしたなぁ。」という言葉で決めた次第。ETC自体、あまり必要としていなかったのですが、千葉←→山梨を往復していると、金額面でのメリットより、料金所通過の簡便さに魅力を感じました。何しろ「左ハンドル」で「京葉道」、「首都高」「あきる野」で料金を払い、「八王子−昭和」でチケット取り、支払いをするのは面倒なわけです。
■途中、担当の山羊ちゃんが別件で車を離れたが、無事取り付け完了。取り付け位置などは今回は「お任せ」。一番右の写真のように光軸調整の横に埋め込んでもらいました。目立たなくてなかなか良い。
■12/9、帰りの高速は楽でした。財布の中の小銭と格闘することもなく、前の車がちんたら万札で料金を払っているのにイライラすることもなく過ごせました。これはナビと同様、便利です。(え、何を今さら...今頃わかったのかって?その通りです(笑))
最近の不調?(好調?)(2008/03/13)
■経年劣化で、キーシリンダが「逝った」様子。エンジンを始動してからも、容易にキーが抜けてしまいます。
やはりドイツ車といえども(?)18年以上も経過すると、もたないらしい。修理しようかとも考えましたが、こいつは意外と便利なので治すのは勝手に見送りました。というのも、冬場、暖気するのにエンジンをかけると、通常その場にいなければなりません。まぁ、この車から金品、その他を持ち出す輩はたいしていないと思うのですが、用心にこしたことはない。
で、エンジンかけたら、キーを抜いてしまう。ロックをかけて暖気できるまで、部屋で一服。暖気ができたら、再びキーをさして出動。
これは、致命的な何かが無い限り、直すより「利用させてもらう」方が得かもしれないと考えました。
暫くはこれでいきますわ(笑)
気をつけよう、雨の中央道(2009/05/05)
■1年近く経って気持ちに整理がついたので(爆)、報告です。

車を事故で潰しました。
昨年の6月、長野のサーキット走行の帰り、中央道を100Km/hで巡航中。タイヤが減っていたせいか、雨のせいか、いささかハイドロが出て、車を左右に振るので、「不味い」と思い、後続の車に道を譲るため最右レーンから合図を出して左にステアリングを「ゆるり」と切りました。その瞬間...
車が唐突に滑り出し、カウンターも間に合わずスピンし、猿橋バス停に激突しました。車両はそこに止まらず、跳ね返されて回りながら反対車線のガードレールに激突。そこに後続の車両が、さらに追突しました。
(今だから笑って話せますが、死ぬかと思いました。子供の頃に海水浴に連れて行ってもらい、父に抱き上げられる瞬間が蘇りました)
不動になった車体から、親切な方に引きずり出してもらい、救急車を待つ間(あ、首やっちゃったんです。後続の方も肋骨折ったみたいでした...)、雨の中、もう絶対に直せない状況になった愛車を眺めていました。
車のおかげなのか、小生の運が強いのか、翌日こそ「首が動かない」状況でしたが、1日休んで、翌々日からは普通に仕事をしていました。改めて、ドイツ車「強い!」と感じた次第です。ただ、チューニングをしながら10年連れ添った「相棒」が「逝って」しまったのは、かなりのショックで、この後1年弱、新しい車を購入することはありませんでした。
■気持ちが落ち着いて来たので、山梨のACを訪問し、車の状態を見せてもらいました。写真のとおり、前後左右、ひどいことになっています。カーボンボンネットも使い物になりません。シュニッツァーのホイールもひしゃげ、前輪のサスペンションはもげてしまっています。
■ただ、運が良かったのは、これだけのヒットにも関わらず、奇跡的にエンジンが助かったことでした。いろいろ考えたのですが、せっかく良くしてもらったエンジンなので、何とか生かしてやりたい、もう一度E30の息を吹き返してやりたいということでした。で、たまたまM3に乗り換える方のMテクがいらっしゃったので、安価に譲り受け、その車に、すべてを乗せ換えることにしました。まだまだ終わりません。小生のE30人生...