Rev.030407
Let’s Note (CF-S21)購入 (02/11/23)
■小生の担当するマーケットのお客さんと秋葉原に「お買い物ツアー」をしたのですが、この際、お金もないのに、ふとノートPCが欲しくなり、中古を物色しました。小生はノートには基本ポリシーがあって、これを外したものは購入しません。

■其の1 B5版以下であること。
大きい「ノート型デスクトップ」には興味が湧きません。どこへでも持っていけるのは、この大きさが限界です。
■其の2 軽いこと。
上記の大きさと関係してるのですが、重いノートPCは「不毛」です。重くて持ち運びできない高性能ノートを購入するなら、「間違いなく」デスクトップの方が満足感が高いのです。それでいてバッテリーの「持ち」が良いのが良いのです。
■其の3 性能にこだわらない
ある程度のデスクトップを持っているなら、サブは、それほどの高性能を必要としません。とりあえず文書、インターネットサーフィン、メールなどが出来れば良いのです。


■まぁ、それじゃMOBIO君があるではないか?ってなことになりますが、クロックアップしたMOBIOにも不便な点がありましてぇ、これを改善したモデルが欲しかったわけでぇ(北の国から調)
【改善要求】
■其の1 USBが使いたい。

MOBIOにはUSBがありません。こいつが普及した現在、リムーバブルや、USB→SCSI変換コネクタなど所有する小生にとっては、これが「あるかないか」がけっこう決め手になります。
■其の2 TFT液晶が良いのだ
MOBIOは、STN液晶です。こいつは見にくいし、640×480はけっこうキツイ。せめて800×600.強いて言えば1024×768くらい欲しいものです。
■其の3 程よい大きさのキーボードで叩きたい
MOBIOは携帯性は大変高いのですが、やはりキーボードが打ちにくいです。肩がこります。
■其の4 カードスロット
MOBIOは、TYPE−2が飲めません。これが意外と不便でした。

■こういった事情を満たして、税込み3万以下っていうと、なかなかないものです。NECのLavieの中古か、東芝のPortege 松下Let's Noteなどが選択肢でしょう。まぁ、FMVもあるのですが、小生職業柄、このメーカーを選択する気になれないので「パス」。
■夕闇が迫った秋葉原で、運良く(?)見つかったのが「Let’s Note CF-S21」でした。
何の前知識もなく、ほんの数分で購入を決定(トラックボールの操作性が気にいった)無保証品を買いました。

■早速、甲府のアパートに戻って、こいつの素性を調査。
(以下調査内容)


■でもって、実機のテスト。媒体なしで購入したのですが、何故かMEがインストールされていました。あまり評判よろしくないOSですが、CD−ROM無しマシンなので、面倒だから、しばらくこれで行きます。
問題なく起動。やはり、150MHzに改造したと言ってもMOBIOより高速です(笑)
もちろん、何もアプリはインストールされていないので、即効LANカードをぶちこみ、ドライバをインストールして、メインのデスクトップと共有をします。これで、CD−ROMもHDDも使えるようになりました。
■Office、フレッツツール、Hpbなどツールを最小設定でインストール。3GBのHDDのうち1GBほどをOSとともに消費しました。
購入時、勝手に1024×768だと信じ込んでいたのですが、800×600でした。
まぁ、これはあきらめて、インターネットしてみます。まぁ、こんなもんかな。ADSLでWebを巡回しても、あまりCPUパワーは気になりません。メモリも96MB付属していたので、「ほぼ」快適です。(昔、しのぎを削ってマシンのアップグレードに励んでいたのに比べると「大人になった」ものです)
■まだ使い込んでいないので不満は出ませんが、そのうちCPUパワーとDisk容量、メモリなどで「ぶぅ〜ぶぅ〜」言いそうです。
まぁ、Mobioに換装したIBMのTravelStar6GBもあるし、クロックアップも難しくなさそうだし、そのうち手を出しましょう。2年は使い倒すつもりでいますから。
知識集め&早速改造(02/12/15)
■改造するには、以前は書籍に情報を頼っていたのですが、現在は「インターネット」って便利なものがあります。
調査に調査を重ねたのですが、意外とCF−S21ネタは少ない。
んじゃ、書籍でってな具合で「レッツノート・ナビゲータ」って解説本を探します。でも絶版になってました(涙)
なんか、性格上、障害が多いと燃える「タイプ」なので、ヤフオクを当たります。2週間ほど探し回っていたら、なんと出てきました(高笑い)。さっそく入札。誰も競争相手がなく、無事落札。これが、12/14(土)に山梨のアパートに届きました。内容を読む。ほぼ必要としたページは2ページ...
■思い立ったが吉日と早速、バラします。
何とかCPUボードまで辿り着いたのですが、誤ってトラックボールにつながるフィルムケーブルを「飲んでいる」
コネクタを「もいで」しまいました。(ここらあたりのパーツの統一性はNECの方が上だな。)
まぁ、後で考えようとCPUボードを裏返し、じっくり「極小抵抗」をじっと見ます。
作業内容は「
R4の100Ω抵抗をR3に移し変える」って感じですが、なにぶん「爪の頭」くらいの大きさなので、かなり緊張する作業になるのです。(まぁ、これで200MHz→233MHzになるなら冒険の甲斐があります)
じっとみる。じっとみる...「?」
「あれ、抵抗R3についてるじゃん...」
■そうなのです。この個体、すでに改造済みでした...。以前のオーナーが
「やっちゃって」ました。クロックアップ。どおりで200MHzのくせに、そこそこ良いスピードで動くはずでした(高笑い)
(実際、購入してから、ず〜っと200MHzのままだと信じ込んでいて、周波数調査すらしてなかったの...)
■結局、トラックボールの配線壊しただけの解体でした。それでは「あんまり」なので、MOBIOを分解し(こいつもけっこう骨が折れる)数ヶ月前に購入した中古のIBMトラベルスター(9.5mm厚)をデスクトップで「Me」OSのCD−ROMないようファイルをコピーし、CF−S21にぶちこみました。それと同時に、「壊した」トラックボールのコネクタ配線を再度ハンダ付け。もろに「イモハンダ」になりましたが、無事復活。
分解と逆の手順で組み上げ、OSインストールして出来上がりです(笑)次はメモリー160MB化かな。これでかなり便利に使えるはずです。

ドイツに連れて行きました(02/02/11)
■別コンテンツにある通り、BMWの工場見学でドイツに出かけたのですが、その際にこの「CF−S21改」を「デジカメ写真貯蔵庫」&「機内Web作成用」として連れて行きました。行きはスーツケース、帰りは手荷物で運びましたが「何ら」問題ありませんでした。もちろん、離陸・着陸時のコンピュータ使用は禁じられていたのですが、それ以外は咎められたことはありません。エコノミーだったせいか、ルフトハンザだったからか機内にコンセントはありませんでしたが、ドイツのホテルではCタイプのコンセント変換だけで問題なく本機は利用できました。バッテリー自身は240Vまで利用可能なワールド対応ですので、降圧機器は必要ありません。
モデムがワールド対応でなかったのと、ローミングしていなかったので、ドイツでInternetには接続しなかったのですが、帰りの機内では「大活躍」でした。中古のくせに省電力モード(要は画面がちょいと暗くなる)で、5時間ほど利用可能でした。かなり「持ち」が良いので「旅のお供」には最適でした。