1.大判のハンカチまたはバンダナ
汗っかきで敏感肌のわたしにとって、汗を拭くものは必需品。特に夏の外出には大判のタオルハンカチが手放せません。
しかし、旅先ではタオルハンカチって結構不便。荷物を少なくするために、洗濯物は暇を見つけては洗って干しておきたいのだけど、タオルハンカチって乾きが遅いのです。
で、もっぱら島旅には大量の薄手の木綿ハンカチを持っていって、一日2〜3枚は汗でびしょびしょにしています。ハンカチならそれこそ洗面所でじゃぶじゃぶ洗って、ハンガーにでもかけて部屋に干して置いても次の日には乾く。こういう時は、小さなハンカチよりもバンダナにでもなるような大判ハンカチのほうが役に立ちます。
最近、なかなかのスグレモノを見つけました。それは「日本手ぬぐい」。
デザインも粋なのやカワイイのやいろいろあるし、コーディネートを考えればTシャツ姿で首にかけても「土方風」にはならない(おまけに首筋の日焼けも防げる)。身体を洗うタオルとしても使えるし……
ディスカバー・ジャパン。(^_^)
2.浴用タオル
「大判ハンカチ」のところで述べたのと同じ理由により、身体を洗う時にはなるべく普通のタオルは避けたほうがいい。「乾きが早い」にこだわる理由はもうひとつあって、旅先では移動の時になるべく濡れたものは持ち歩きたくないものです。それだけ荷物が重くなるし。
タオルも、日本手ぬぐいやメッシュ編みのものを使えばすぐに乾きます。ナイロンタオルもすぐ乾くけど、あれは敏感肌のわたしには合わないので却下。
3.混紡のTシャツ
わたしがふだん着ているTシャツは、綿100%のものです。やっぱり合成繊維が混じっているのはどうも着心地が悪くて……
でも、沖縄に行くときには必ずポリエステルが50%混じっているTシャツを持って行きます。これは「ビーチ用」。
海で遊ぶ時は、しっかり日焼け止めを塗っていくのだけれど、南の島の強烈な日差しはそれでも間に合わないことが多い。一度シュノーケルに夢中になって背中を焼きすぎ、しばらく「うつぶせ寝」をするはめになった経験から、「これはヤバイなあ」と思った時は、必ず水着の上からTシャツを着るようにしています。それに、ちょっと日がかげったり風が出たりして「寒いかな」と思った時にも重宝します。
なぜポリエステル混かというと……綿100%より乾きが早いから。海から帰ったらすぐに洗って干しておけば、次の日また使えます。
4.サマードレス
沖縄の離島のビーチは、民宿からちょっと離れた場所にあることがあります。途中集落を抜けていかなければならない時は、「水着姿で歩かない」のは、必要最低限の礼儀。水着姿で人の庭先をうろうろするのは、礼儀正しくつつましく生活してきた島のおじぃ、おばぁに対して失礼というものです
男性の場合は裾が長めのトランクス型海パンなら、上にTシャツ着るだけで済むかもしれないけど、女性の場合、泳いだ後で水着の上にそのまま短パンをはくのは、水着が完全に乾いてないかぎりちょっと無理……
そういうときは、シンプルなサマードレスが便利です。水着の上からすとんとかぶってしまえば、もうそれで水着姿から普通の格好に変身できる。ビーチの更衣室で着替える時も、短パン姿よりワンピース姿のほうが楽なんですよ。ほら、更衣室って、けっこう床が濡れてたり、砂だらけだったり、その両方あったり(最悪)することがありますでしょ。短パンだと脱ぎ着する時汚してしまう確率がかなり高いんです。
それに、サマードレスだったら、アクセサリーを工夫したりショールがわりにパレオをはおったりすれば、リゾートホテルのディナーの席くらいは充分に対応可能。いやホント。
5.ペンライト
離島に行って驚くのは、「夜道がほんとに暗い」ということ。防犯上の理由から、隅々まで街灯でこうこうと照らされた都会の夜道に慣れた人間にとっては、地理不案内な島の夜道を歩くのは不可能に近い。まあ、夜は出歩かないのが一番だけど、万が一ってこともありますからね、一本持ってると安心ですよ。
それから、離島の民宿って、けっこう夜廊下が暗かったりして、トイレに行くのが大変だったりすることもあるのです。灯りをこうこうとつけるのは同宿者の手前はばかられる、という場合にも、役に立ちます。
離島の民宿に限らず旅先では、夜寝る時に枕元に置いておくと、夜中に起きた時もなにかと安心です。
6.針金ハンガー
クリーニングした洋服についてくる針金のハンガー、わたしはあれを1〜2本持っていくようにしています。脱いだジャケットをかけたりちょっとした洗濯物をかけたりするのに重宝します。民宿だと部屋に完備していないところもあるので……
状況をみて、帰るときにはそのまま置いてきても可。
7.スポーツサンダル
離島の民宿では、足元はなんといっても「ゴム草履」。軽くて履きやすく、濡れてもすぐ乾く……のだけど、ふだん草履をはく習慣がないわたしたちは、すっかり足の親指と人差し指の間の皮膚がヤワになってますから、ちょっと歩いただけですぐ鼻緒ずれをおこしてでっかい水ぶくれが……
その時期をがまんして通り越せば慣れるとはいうものの、そんなに長期間滞在できない人は、あまりゴム草履で遠出はできません。
かといってビーチにスニーカー履いていくのはイヤだなあ、という人は、いわゆる「スポーツサンダル」の採用を検討しましょう。
わたしは最近購入したばかりですが、いやこれ、なかなか便利。足元に岩がごろごろしてたり、サンゴが生えてたり、ナマコが大量にいたり(!)して、素足で踏み込むのはちょっとためらわれるようなビーチでも、履いたまま入っていけるし……
いままではそういう時にゴム草履はいたまま入っていったのですが、それだとカカトがはみだしてサンゴのかけらで足切ったりすることもあったんですよね。自転車に乗る時もゴム草履より足元がしっかりして安全です。
とはいえ、ちょっとそのあたりを歩き回るくらいなら、やっぱりゴム草履のほうが気軽につっかけていけるので、これはこれで手放せないなぁ。
8.防水仕様の腕時計
沖縄の離島で時を忘れてのんびりしたいのに、何が悲しくて時計が必需品なのよ、という気はしますけどもね。
でも、一人旅ってのはすべて自己責任ですから、たとえ天国のように美しいビーチでくつろいでいても、帰りの船の時間や民宿の晩ご飯の時間は忘れちゃいけない。特に沖縄は本土より日が長くて暗くなるのが遅いので、まだまだ大丈夫と思ってると、とんでもない時間になってたりする可能性があります。
ダイバーズウォッチのようなヘビーデューティーものでなくても、5気圧防水くらいのもので充分ですから、時計はめたまま海に入れるようなものを持ってるといいですよ。