ストックホルム・オーバービュー


市庁舎の塔から見たストックホルムの街

 ストックホルムは、スウェーデンの首都です。スカンジナビア半島をヘビの頭にたとえると、ちょうど下顎のでっぱったところに位置し、バルト海から入り込んだ湖、メーラレン湖のほとりにひろがる、人口150万の都会。でも、王宮のすぐそばの湖(日本でいえば「千鳥ヶ淵」?)で鮭が釣れるし、冬になればスキー板を抱えて市バスに乗って、野原にクロスカントリーの練習をしに行ける。車で30分も走れば、そこは完全な別荘地。おどろくほど身近に豊かな自然がひろがる都会なのです。



ストックホルムは博物館の街

 メーラレン湖に浮かぶ大小さまざまの島からなるストックホルム。街並みそのものもすばらしいのですが、観光する上での楽しみのひとつは、そのストックホルムのあちこちに散らばるさまざまな博物館。
 実はわたし、博物館にはちょっとうるさい。わたしの大学には、博物館で働く職員に必要な〔学芸員基礎資格〕を取得するコースがありました。取得したからといって博物館に就職できる見込みはほとんどなかったのだけど、そのコースの講義そのものが面白かったので、取る人は結構たくさんいたものです。その時からの習い性なのか、今でもどこかに旅行すると、その地の博物館には必ずといっていいほど立ち寄ります。

 ストックホルムには、世界最古の屋外博物館として、「博物館学」の講義にも登場した「スカンセン」をはじめとして、大小さまざまな博物館があり、みんなそれぞれに工夫をこらしています。バス・地下鉄乗りほうだい+博物館フリーパスのストックホルム・カードを有効に活用すれば、博物館のハシゴができます。わたしのような博物館フリークにとっては、至福の時間でした。



ストックホルムに持っていくと便利なもの

 わたしがストックホルムに行ったとき、「持っててよかった」ものと、「持ってりゃよかった」と思ったもの。

  1. ベルリッツのポケット版英語/スウェーデン語辞書
     これはニーショーピンの本屋で見つけて買ったのですが、とても役に立ちました。買った時の値段は忘れましたが、たぶん800〜900円くらいだったと思います。文庫本より少し小さいくらいのサイズの黄色い本で、「英語→スウェーデン語」と「スウェーデン語→英語」が半分ずつになっています。簡単な日常会話や数字、食事に関係する単語などを集めたコーナーもあります。スウェーデンに少し長く滞在する人なら、買っておいて損はないと思いますよ。


  2. 毛糸の帽子
     これは冬のスウェーデンでは必需品。それもかなり厚手でしっかりしたのじゃないと、マイナス20度なんていう厳寒には耐えられない。「脳ミソが凍る」とは言わないまでも、5分も外を歩いていると頭痛がしてきます。寒さで頭の血管が収縮するせいらしいですね。だから、もし外を歩いてて頭が痛くなってきたら、とにかく暖かい室内に避難して、脳ミソを解凍してあげることです。


  3. 方位磁石
     ストックホルムは地下鉄網が整備されています。街の観光名所はだいたい歩いて行ける距離にありますが、この地下鉄の駅そのものがまた面白い見どころなんです。駅ごとにそれぞれ独自のテーマをもって、何人ものアーチストが内装を手がけていますから、モダンアートに興味のある人にはたまらないかも。ただし、地下鉄を使うと方向感覚がなくなるので、地上に出たとたん「ここはどこ?」状態になります。この時に役に立つのが、アウトドアショップに売っている、キーホルダーサイズの方位磁石。これをカバンにつけておいて、それを見ながら地図を自分の立っている通りにあわせれば、すぐに自分の居場所がわかる。
     実はストックホルムで2〜3度「ここはどこ?」状態になって懲りたわたしは、'97年にヨーロッパへ旅行した時に、方位磁石を持っていきました。パリのメトロではしっかり役に立ちました。


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