正義と勝利の座談会 79 大好評の『学会ホームページ』 04/05/12 1カ月で1千万ページのアクセス 創価の正義と真実が一目瞭然 いつの時代も広宣流布は「一対一の対話」から 第一線での地道な戦いこそ根本 原田 先日、財界の有識者と懇談した際に、インターネットの学会のホームページが 話題になった。その人は「学会の真実の姿、世界的な広がりが一目瞭然だ。我々も大 いに参考にしたい」と高く評価していた。 杉山 学会のホームページ「SOKAnet(=創価ネット)」は内外問わず大好評です。今 では1日で平均して約30万ぺージ、1カ月で約1000万ぺージが閲覧されている ほどです。 青木 ひと月に1000万ぺージか!すごい注目度じゃないか。 120力国の 人々が閲覧 秋谷 学会のホームページで特に好評なのは、どういうコーナーだろう? 弓谷 何と言っても一番は、池田先生への名誉学位授与式の最新映像などを、ビデオ のように動く映像で見られるコーナーです。 原田 衛星中継やビデオとは違って「いつでも」「どこでも」「誰でも」見られる。 特に海外のメンバーは大喜びだ。 弓谷 そうです。「世界的」です。常に約120力国・地域の人が閲覧しています。 秋谷 広布の前進は、今や「世界同時進行」だ。世界中が、池田先生の思想と行動、 SGI(創価学会インタナショナル)の同志の奮闘に注目している。その何よりの証拠 だ。 西 学会のホームページが好評なので、今では全国14の全ての方面が、それぞれ独 自のホームページを立ち上げている。どれも素晴らしい出来映えです。 弓谷 教学部による座談会御書の講義を動画で見られるコーナーも、反響が大きい。 座談会の時期が近づくとアクセス(=ホームページを閲覧すること)が殺到します(笑 い)。 杉山 そのほかにも「新会員向けに教学の基礎や学会活動の意義などを紹介するぺー ジ」「調べたい御書の御文を、すぐに検索できるぺージ」など、会員向けのコーナー が非常に充実しています。 青木 いや、便利になったものだ。何でもスピードの時代だな。 杉山 女性向けのぺージ「ヒロインネット」も充実している。女性が中心となって作 成しているとあって、友人にも共感を呼んでいます。 西 学会の裁判での完全勝利を詳しく紹介するぺージも、多くの人が読んでいる。近 年の一部マスコミの嫉妬と金儲けの悪辣なデマ事件も全部、法廷で断罪されている。 「学会の正義と真実が、明快に分かる」と大好評だ。 秋谷 まったく「隔世の感」だ。広宣流布が進むために、社会も条件が整ってきた感 がする。 「現場第一」の 視点で作成 原田 しかし、だからといって、もちろん「学会活動をインターネットでする時代」 などが来るわけではない(笑い)。学会のホームページも、あくまで「現場第一」の視 点で作成されている。 杉山 そうだ。「地区部長、地区婦人部長をはじめ、第一線の方々のサポート役」に 徹している。 青木 まったく正しい。池田先生も、こう指導されている。「一対一で、しかも、そ の人の『生活の場』へ行って、話す以外にない。『一人の人』の生活に強き信仰が根 を張れば、それこそが、広宣流布の根っこになる」と。 原田 その通りです。先生はまた「事実、牧口先生が植えられた各地の『広布の根っ こ』は、戦争をも乗り越えて、生き抜きました。そして今、日本中が、盤石の学会と なっています。ゆえに、今、再び、『一人の人』に会うことです。自分が動いて、会 いに行くことであります」とおっしゃっている。これが学会の強みだ。 秋谷 時代によって「変わってよい」部分と、未来永遠に「変わってはならない」根 本がある。学会は「現場第一」――この一点は永遠不変の鉄則だ。 原田 目の前の「現実」に、どう戦い、勝つか。「現実社会」で、どう結果を出す か。ここに人生と社会の真髄がある。ゆえに「仏法は勝負」なんだ。 青木 現場にこそ、学会の真実がある。仏道修行がある。インターネットでは絶対に つかめない「手応え」「喜び」「実感」がある。 秋谷 地道な学会活動をバカにしたら「おしまい」だ。 青木 反逆した山崎や原島なども皆、地道な学会活動を嫌がった。皆が知っている。 勤行はサボるし、生活も乱れ、信心も狂って、退転した。 杉山 それで結局、山崎は恐喝事件を起こして刑務所送り。原島も、山崎に金をも らって操られ、皆からバカにされ、病気になって生き地獄の日々。哀れな敗北者だ。 秋谷 日蓮大聖人は御生涯を通じて、御書全集に収録されているだけでも400編以 上もの御書を書かれた。それでもなお「書は言を尽さず言は心を尽さず事事見参の時 を期せん」と仰せであられた。 青木 人間同士の交流の根本は「会う」ことだ。手紙は、それを補い、助ける「道 具」にすぎない、との仰せとも拝される。 インターネット は「諸刃の剣」 原田 その意味で言えば、インターネットも、あくまでも広宣流布を進めるための 「手段」だ。安易に便利さに走り、溺れたら本末転倒だ。 杉山 機械というのは「諸刃の剣」ですからね。便利な道具であるほど、使い手に よっては危険な凶器にもなる。 青木 インターネットをめぐる犯罪も、ここ最近、急増しているそうじゃないか。 原田 インターネットを利用した詐欺、悪質な勧誘、性犯罪などが社会問題になって いる。 西 なかでも、インターネット上で特定の個人や団体を誹謗・中傷する「言葉の犯 罪」は悪質だ。裁判沙汰になっている事件も多い。 弓谷 警察庁によると、全国の県警などが受理したインターネット上での名誉毀損に 関する相談は、1999年には383件だった。それが2002年には2566件。 約7倍もの激増だ。 杉山 つい先日も、インターネットの掲示板の書き込みで名誉を傷つけたとして、大 阪地裁で、ホームページの運営者に200万円の支払いと書き込みの削除などが命じ られた。インターネット絡みの裁判沙汰は、ここ数年、挙げたらキリがないほどだ。 西 なかには、ろくろく仕事もせずに、朝から晩までパソコンにかじりついて、狂気 じみた妄想を書き殴っている連中もいる。 弓谷 深夜までの「ネット狂い」で、朝も起きられない。満足な社会生活もできな い。そのくせ言うことだけは一人前。バカバカしいやつらだ(笑い)。 杉山 先日もテレビで白鴎大学の福岡政行教授が、こう言っていた。もうちょっと 皮膚感覚の中で行動しないとね。頭の中で、バーチャル(=虚像の世界)で 「ワァーッ」とやっているだけ。頭の中だけで描かないで、自分の取った行動が、ど ういう波紋を呼び起こすかを考える部分が、今の若者たちにはないですねと呆れ果 てていた。 青木 まったく正論だ。 弓谷 インターネットの世界では、自分の名前も、素性も、顔も分からない。それを いいことに言いたい放題、やりたい放題という連中も多い。 杉山 東京工業大学の影山任佐教授も、こう論じていた。「ネット上は匿名の世界 で、自分を傷つけずに暴君的に振る舞うことができる。そして、実際の世界で挫折し た幼児的な万能感を募らせていく」と(毎日新聞)。 西 その「幼児的な万能感」が爆発した果てに、残虐、異常極まりない凶悪犯罪を起 こす。 青木 とにかくデマで社会を撹乱したり、他人の名誉を傷つけるような言論犯罪 が許されるわけがない。 秋谷 インターネットの便利さ、革新性は、大いに結構だ。我々も存分に活用してい く。同時に学会も、悪質な誹謗・中傷があった場合には、断固たる処置をとる。今、 弁護士を中心に検討中の案件もある。これは明確に言っておく。 弓谷 世論も、そういう方向に向かいつつある。インターネット協会の国分明男副理 事長も「(インターネットヘの)書き込みに対する社会的責任が問われる程度が以前に 比べて格段に高くなっていることは確かである」と断言していた(毎日新聞)。 西 東京大学大学院情報学環・学際情報学府の西垣通教授も、インターネット上での 無責任な言論に対して「民主主義は、名乗って、生身をさらし、自らの責任でものを 言う、それが大原則だ」と憤っていた(朝日新聞)。 原田 だいたい、日本が人権大国を目指すのなら、政治家こそ、こういう問題に真剣 に取り組むべきじゃないのか?公明党も、しっかりやってもらいたい。 杉山 まったく、その通りだ。これは、もはや国民的な問題だ。教育上からも、人権 擁護の観点からも、また凶悪犯罪を未然に防ぐ意味からも、政治家こそが本腰を入れ るべきだ。 破邪顕正 邪悪な自己陶酔 「強度のナルシシズムにとらわれた〈つまり邪悪な〉人間は、自己の完全性イメージ を脅かす相手にたいしては、だれかれおかまいなしに攻撃をしかける」(森英明訳)。 米の医学博士スコット・ペックが、権力者の性癖として、こう書いている。ナルシシ ズム=自己陶酔。自分は偉い強い美しい等々と、病的なまでに自分に酔 いしれる心理。これが著しい人間は、大したことのない自分の実像を暴かれそうにな ると、見境なく噛みつくというのである。 創価学会に牙を剥いた人間も、多くはこの類であった。敗訴続きの放蕩法主・日顕、 恐喝罪で弁護士資格を失った山崎、議員の権力に傲った竹入、竜……いずれも「ワシ は偉い」「オレは大物」という倨傲に、悪酔いし、学会を食い物にしようとした極悪 人である。その邪悪な性根を見破られたことを逆恨みして、鬼畜のごとく反逆。あげ くに無惨な現罰の姿を晒したのだ。 一方、政界でも、民主党や共産党など、さながらナルシス党の様相だ。手柄は自 分、都合の悪いことは誰かのせいにしてカッコをつける狡猾さ。ところが近年は不祥 事だらけで、国民の批判轟々。誰のせいにもできず、プライドをズタズタにされた彼 らは、「宗教弾圧」に猛り狂って世論をごまかそうとしているわけである。反逆者も 弾圧党も――しょせん人品骨柄が悪いから、学会の偉大な民衆の眼力に虚飾を見抜か れ、打ちのめされるのだ。人間を見下す邪悪なナルシストを叩き出してこそ、民主主 義も蘇る。その希望が、創価の庶民パワーだ。