座談会 34 学会創立栄光の75周年 日蓮仏法は破邪 破折 05/02/16 「極悪」を責めてこそ「極善」 「正義の闘争」が聖教の原点 極悪坊主の肺腑をえぐった寸鉄 軍部権力と結託した坊主を『大インチキ野郎』と弾呵 商売坊主を糾弾 原田 聖教新聞の「寸鉄」は、創刊当初から腐った坊主どもを徹底的に糾弾してい た。「正義の闘争」こそ、聖教の原点だ。前回、そういう話が出た。 青木 しかし、昔から宗門というところは「商売坊主」ばかりだったな。信者から供 養をせびることしか考えない。我々も青年時代、幾度となく厳しく注意したものだ。 秋谷 坊主というのは、寺につけたいんだ。学会にいたんじゃ、金にならないから、 何とか寺の檀家にしたい。そのために「御盆廻り」とか「お経廻り」などと言って、 せっせと檀家の家を回っていた。そうやって寺につける。金づるにする。 弓谷 今の日顕宗と全く同じだ(笑い)。 杉山 そんな坊主も、寸鉄はバッサリと斬っている。「御盆廻りって何の事かね、檀 家の先祖を供養する事かね。それとも供養されることかね」「口の悪いのがおってそ れはお彼岸廻りではない、お布施廻りだよ、とさ」(笑い) 弓谷 「喰うために寺があるなんて考える奴は風上にも置けんやつだ」という寸鉄も ある。 杉山 ほかにも、こんな寸鉄がある。「信者をお客様と称し信者をおとくい様のよう に考えている坊主が居りやしませんか、寸鉄居士はそれを心配している」「どこの寺 の信者がどこの寺へ行っていけないとか、信者は寺の持ちものみたいな考えはやめ ろ」 原田 すごい寸鉄だ。 秋谷 戸田先生は、堕落した坊主を「僧侶なんて呼ぶな。『坊主』でいいんだ」と厳 命しておられた。うっかり「僧侶が」「あの坊さんが」などと、つい敬語で言おうも のなら、厳しく叱られたものだ。 青木 とくに信徒に威張り散らす坊主は、絶対に許されなかった。「悪侶、愚侶、弱 侶の輩、御衣のかげにかくれて、からいばりする事なかれ」「旧信者相手にいばって るくせを学会の人々にお出し下さるな。空いばりには驚かぬのが学会魂だ」等々、師 子吼された。 杉山 これも今の日顕宗のことだな(大笑い)。 秋谷 この寸鉄の通り、学会は池田先生のもと、いくら日顕が「衣の権威」で脅して きても微動だにしなかった。学会には「師弟の精神」があったからだ。金と欲だけの 坊主どもには想像もつかない「広宣流布の信心」があったからだ。「学会は学会」 だったからこそ、勝ったんだ。 青木 自分は折伏もしない。それどころか、学会員が折伏すると、御本尊授与すら面 倒がる「グータラ坊主」もいたっけな。 弓谷 これも寸鉄でグサリだ。(学会員の折伏を)喜ばない坊主がいると聞く、そん な坊主は日蓮門下ではなくて天魔門下だと叱り飛ばされている。 「狸祭り事件」 青木 「狸祭り事件」というのが、昭和27年にあった。小笠原慈聞という坊主が戦前 に軍部権力と結託して暴れ回っていた。身延派との合同まで画策した。その後、小笠 原は僧籍を剥奪され、宗門から追放されたはずだった。ところが、後で分かったこと だが、宗門は戦後、早々と僧籍に復帰させていた。 秋谷 昭和27年4月27日、その小笠原を「立宗700年祭」の大石寺で学会側が発見し た。そして小笠原の非を糺し、牧口先生の墓前で謝罪させた。 原田 当時、戸田先生が書かれた寸鉄も、それはそれは手厳しかった。「大馬鹿野郎 の大インチキ野郎だ。偉そうにしやがって。信者をだまして布施を取る気か。寸鉄居 士、寸鉄をもって彼の肺腑をえぐる、これが寸鉄の慈悲だ、喜べ」 青木 いや、この座談会も、今の寸鉄も、戸田先生の寸鉄に比べたら「まだまだ」 だ。もっと手厳しく叩かなきゃ! 秋谷 その通りだ。「寸鉄」なんだ。「尺鉄」じゃないんだ。切れなければ、また戸 田先生にも叱られる。 弓谷 ところが宗門は、この事件に難癖をつけた。宗会で戸田先生に対し「謝罪文」 の提出、「法華講大講頭の罷免」及び「登山停止」を決議した。その一方で、小笠原 に対しては明確な処分はなかった。 杉山 坊主どもめ!同じ坊主仲間が謝罪させられたのが気に食わなかったんだな! 青木 どれほど学会を妬んでいたか。一目瞭然の処分だった。当然、学会は猛烈に抗 議した。戸田先生も寸鉄で宗門を厳しく叱責された。「忠義を尽して謗法を責めて御 褒美あるかと思ったに、おほめはなくて『登山まかりならん』とおしかりさ。弟子共 一同『俺達も一緒に登らんわい、フン』だってさ」「折伏も出来ず、御衣の権威で偉 ばること許りを知っとる坊主の学会に対するやきもちだからさ」 弓谷 まったく、その通りだ! 青木 結局、1カ月後に、やっと戸田先生に対する処分は取り消された。 秋谷 日蓮仏法の魂は「破邪」「破折」だ。「極悪」を責めてこそ「極善」と輝く。 「狸祭り事件」でも、学会は坊主の不当な弾圧に屈せず、戦い抜いた。だから勝った んだ。後世に正義の勝利の歴史が残ったんだ。