月刊
98パンフレットマガジン
1998年5月号(第五号)
PC-9800シリーズで初めてPCIバスを搭載した、スーパーマシンのPC-9821Xaです。
Pentium(90MHz)を搭載し、Windowアクセラレータも最高峰のMGA-Uを搭載し、最強のパフォーマンスを提供してくれました。現在でも、PC-98MMX化計画ではお馴染みの機種(成功例は多くはありませんが・・・)になっています。Windows
95を使用する上で、PCIバスの存在が特に大きく、中古市場では安くPentium&PCIが手に入るので、人気の機種です。
Pentium(90MHz)のXaに対し、60MHz版を搭載した廉価モデルがPC-9821Xfです。
CPU以外には特に仕様の違いはありません。唯一の欠点は、60MHzのPentiumはSocket4を使用しているため、CPUのパワーアップが出来ない事です。唯一可能なパワーアップはIntel製のODPしかありません。その様な弱点があったため、それほど人気がありませんでした。
PC-9800シリーズの中で最もデザインに人気がある、初のタワー型のPC-9821Xtです。
CPUやVGAはXaと同じですが、メモリが倍の16MB、HDDが1GBと、当時では最高のスペックでした。Cバスを5基搭載しているのはこのXtシリーズしかありませんが、割り込みが足りなくなるため、ほとんど意味が無いという弱点もあります。現在の中古市場でも同じPentium(90MHz)のPC-98と比較しても割高になっています。人気があるのでXtシリーズをこよなく愛している98ユーザーも少なくはないのでは?
懐かしの名機シリーズNo.2(新春特大号からスタート!)
PC-9800シリーズで名機と言われた、PC-9801DAです。
DAは、PC-9801RA21の後継機で、CPUはi386DX(20MHz)を搭載し、RA21が16MHzだったのに対し、当時としては4MHzの差でも1ランク上のCPUでした。26音源(PC-9801-26K)照準で搭載したのも、このシリーズからでした。2〜3年前の中古市場では取引主流の機種でしたが、現在ではジャンク品扱いになっています。DOSゲーム専用マシンとしてなら、まだ十分使えますが・・・。