100 木造と木骨モルタル造 平成18年04月07日
建物の減価償却計算で、税務署から耐用年数を種類別に掲載した一覧表があるのですが、建物の構造に応じて年数が定められています。
その構造とは、次の6種類です。
1.鉄骨鉄筋または鉄筋コンクリート造
2.れんが、石、ブロック造
3.金属造
4.木造又は合成樹脂造
5.木骨モルタル造
6.簡易建物
この中で、4と5の違いは何かと、従来何の疑問を持たずに、モルタル塗りの外壁であれば5、それ以外の木造は4と考えておりましたが、税務署に確認したところ、建物の登記簿謄本に記載された構造によるということでした。
木造でモルタルを塗った建物の登記簿謄本を早速調べてみたところ、「木造2階建て」 などと書いてあり、どこにも「木骨モルタル」とは書かれていませんでした。
そこで、今度は法務局に確認をしたところ、確かに「木骨モルタル」という謄本は存在するが、4−50年前の話で、今は「木造」だけしか使ってませんよとの話。
なんと、木骨モルタル造というのは、ほとんど存在しないということなのです。
という訳で、大きな勘違いをしていたことに気づきましたが、当方のように勘違いをしている人は結構いそうな気がしますが如何でしょうか。