126  パート労働者の社会保険加入   平成18年11月24日

  朝刊に、パート労働者の社会保険加入をさせるための法案作りが自民党内で進められていると掲載されていました。

  1年以上勤務し、月給が98.000円以上、1週間20時間以上のパート労働者を対象に加えようということのようです。当面は、従業員300人以上の企業を対象とするようなのでほっとしています。

  社会保険に加入出来ることすなわち、労働者保護に通じるというような、考え方があるかも知れませんが、現状の社会保険料率は、健康保険、厚生年金合計で本人負担が約11パーセントですから、月給98.000円の人なら、毎月1万円強の保険料を徴収することを意味します。当然に同額を経営者も負担しなければなりません。

  とても労働者保護という観点は考えられません。安い保険料で、将来大きな年金を受領できるなら、歓迎でしょうが、将来ほんとうにもらえることすら怪しい感じですから、労働者いじめ、経営者いじめといってもおかしくないのではないかと考えています。

  年金は、数年前までは、60歳から支給されていましたが、財源が無くなる事が予想されたため、65歳支給に移行することになっており、さらに財源が無くなれば、そのうち70歳から支給というように、変更されてしまうかも知れません。

  という訳で、当方は、上記改正には、大反対ですが、いくら反対したところで、どうにもなりそうもないのが残念です。

  いっそのこと、厚生年金は、現状でストップし、国民全部が、国民年金に加入する方式に変えてしまうのか゜良いのではないかと、思っています。

  将来もらえる年金が、国民年金ですと、40年掛け金を掛けても、年間70万円前後ですので、とても年金で生活は出来ませんが、そこは、各人貯蓄をして、老後に備えるということで、対応したら良いと思います。

  現に、当方は、国民年金ですから、老後は、自力で備えるしかないことになっています。