145 あたりまえと思うことの怖さ 平成19年07月02日
社会保険庁で、年金の不払い問題が大きくクローズアップされていますが、
そもそも、年金は、本人の申請主義で、過去に、どういう会社に勤めていたか
とか、5年間請求がなければ時効になるとか、一応法律で決められていたので、
「あたりまえ」のこととして、過去何十年も対応をしていましたが、
よく考えてみると、掛け金を払っていることが判明しているのに、時効でもらえな
かったり、転職毎に新しい年金番号を作ってしまった人などが最後の年金番号で
年金申請したときに複数の年金番号を統一しないまま、最後の年金番号に対応する
だけの年金しかもらっていなかったりしている事実は、「あたりまえ」のこととして
見過ごしてはいけないことであったことが判明しました。
要は、法律自体を変えなければならなかった訳です。
年金改革法案が国会を通過しましたので、今後は改善されるとは思いますが、
「あたりまえ」と規定概念で決め付けてしまうことは、脳細胞の硬直化になります。
常に柔らか頭を心がけたいと思う今日この頃です。