2007.12.03  餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか 林 總著

  この本は、会計というものはどんなものかといことを素人に分かりやすく書いた

本ですが、当方も、ああ、言われてみればそうだよね。とうなずける

ことが書かれてあって、結構面白く読めました。

  「会計は会社の実態を正確に映し出す鏡ではない」

  「会計は、遊園地のマジックミラーのように、実際の姿よりも痩せて見えたり、太って見えたり

   するもの」

  「会計は、絶対的に正しいものではない」

  「キャッシュフローはウソをつかない」

  「粉飾決算を見破るのは、3期分の決算書を並べて、大きく変動している項目を注意深くチェックする」

   などなど


  表題の、どちらが儲かるかの答えは、条件が何も書かれていないので、結論は出ません。

というのが、正解なのだと思いますが、この本の中では、餃子屋と高級フレンチでは、

そもそも、経営形態が全く異なっており、収益構造が全く異なっている点を指摘して、

損益分岐点の解説をしているようです。勿論答えも書いてありません。

  答えなどあるわけがありません。

  どちらが儲かるかと聞かれた場合、経営の上手な人のほうが儲かる。ということでしようか。