2012.01.22 イニシエーション ラブ 著 乾 くるみ (男性の作家)
税理士会の新年会で、この本は面白いよと勧められたので、例によって図書館に予約を
入れて、借りて読みました。
背表紙曰く、最後の2行で物語は全く違うものになる・・・・、
たいていの読者は、2度読みたくなる・・・・、ということらしく
先に読んじゃダメ。ということで、
ひたすら、1ページ目から読み進みました。
ここから先は、ネタばらしなので、読んでみようというかたは、読まないでください。
そんなの、読むつもり無いよというかたは、以下ネタばらしです。
この本の主人公は、鈴木夕樹君と成岡繭さん。この二人の、恋愛、遠距離恋愛、三角関係、破局
という流れになっているのですが、鈴木夕樹君のあだ名を「たっくん」としたところからややこしくなり、
最後の2行に登場している人物が、鈴木辰也くんとなってしまっていて、一体どこで、鈴木夕樹君と
鈴木辰也くんが、入れ替わってしまったんだ。と頭がこんがらがる訳です。
という訳で、最後の2行で、この二人ともあだ名が「たっくん」だったということが分かり、どうなってるの
ともう一度読み返すという結果となるようです。
当方も、はじめ、あれ、最後にで出来た初めての名前「辰也」は、なんかの間違えじゃないのと思うぐらい
すっかり、だまされてしまった訳です。結局のところ、成岡マユさんは、この二人の「たっくん」と付き合っていた
ということが最後の最後で判明し、読者をけむに巻くというミステリー小説だった訳です。
いゃー正月早々、だまされました。
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