015  今日1日「自分の人生」の楽しみ方  アラン・エプスイン
                             渡辺昇一(訳)

渡辺昇一氏は冒頭で、「経済状態がよくなり、いわゆる裕福な社会になると、
毎日が祭りのようになり、贅沢なものが毎日手に入り、生活のメリハリが減少した。
昔は、生活は貧しかったが、時間の流れにアクセントが多くついて、人々に
幸せをしみじみと感じさせる行事も多かった。」と述べています。

この本は、上記のような、「のっぺらぼうとなってしまった日常生活」を変化の
あるものに変えるために、日常習慣となっていること以外の新しい何かをやって
みたら如何ですかという提案集です。
面白いなと思った提案をすこし紹介します。

○本当に必要でないものを、探し出して思い切って捨てる。
○1日20分運動してみる。
○日ごろ疎遠になっている友人、知人に久しぶりに電話をしてみる。
○ろうそくの灯だけで夕食をしてみる
○5年後10年後のなりたい自分を考えてみる
○過去の写真を見て自分史を振り返る
○どんな些細なことでもいいから、それをねたにお祝いをしてみる
○思い出に木を植えてみる
○成人向けのカルチャー講座を受講してみる
○新しい料理を作ってみる
○座禅を組んでみる
○アラジンの魔法のランプに頼む願い事を3つ考えてみる
○読書の会を友人とやってみる
○いつもと違う筋肉を動かしてみる
○美術館、博物館などに行ってみる
○順番を譲ったり、心の余裕をもって行動してみる
○大統領になったつもりで、スピーチの原稿を書いてみる
○50年後の人のためににメッセージをテープレコーダーに入れてみる
○毎日でなくて良いから日記を書いてみる。
○パジャマパーティーを開いてみる
○奉仕活動を2−3時間やってみる
○好きな音楽の生演奏を聴きに行ってみる


このほかにも、提案は続きますがきりがないので、このへんでやめます。
似たようなことをやってみると、「のっぺらぼうな日常生活」がメリハリのある
楽しい日常生活に変わるような気がします。

とりあえず、疎遠となっている友人に、久しぶりに電話をしてみようと思います。

平成16年1月8日