016 孔子−−人間どこまで大きくなれるか 渋沢栄一 平成16年1月13日
このなかで、なるほどと感じたところを書きます。
「きわめて親密なひとだとか、若い青年は別として、諌言苦言を呈しても効果のなさそうな人には
めったに諌言苦言を言わないようにしている。人が躍起になって主張している議論などに、自分が
賛成できない場合は、いっさい自分の意見がましい事を述べず、これを黙殺している。
私の長年の経験によれば、自分と処世の流儀が全然違う人に対しては、どれほど自分の意見を
述べて、同意させようとしてみてもそれはききいれられるものでなく、無駄な努力に終わる。
釈迦も「「縁なき衆生は度し難し」」と言っている。
しかし、いくら縁なきと思っても、早々に縁を切るべきでなく、長い歳月のうちには、良い機会が
あるかも知れない」 渋沢栄一
ということです。
このことを読んだとき、ふと春風亭柳昇が作った格言を思い出しました。
50過ぎた人に意見をするのは無駄、恨まれるだけ。