021 イラク人質問題について考える          平成16年04月18日

イラクで人質になった日本人5名全員が解放されて、無事保護されました。
昨日、ラジオで、大橋巨泉が、人質になった後も現地に残りたいと言っている
女性の発言を受けて「本人の気持ちが分からない」と小泉首相が発言したこと
に対して、「俺は、戦争中ひもじい思いをして過ごした経験があるから、本人の
気持ちはよく分かる」と言っていました。「だいたい、2世議員は、親が裕福で、
ひもじい、庶民の経験がないから、こういったNGOをやってる人達の気持ちが
分からないのだ」とも話していました。

  これについて、僕自身はどうかと考えると「よく分からない」派だと思いました。
生まれてから今日まで、戦争などで、ひもじい思いをしたことが1回もないからです。

ただ、もし、自分自身が、彼らのように、NGOで現地に行って活動していて、たまたま
人質になったあと解放されて、現地に残りたいかと質問された場合、「残りたい」
と発言するかも知れないとは、思いました。

 だとしても、危険な場所にあえて行って、人質になってしまって、それによって周囲に
迷惑をかけてしまった以上、カジノですってんてんになって負けてしまったときと同じように
もう、ゲームはあきらめる必要があると思います。
現地に残ってゲームを続けるのはやめた方が良いと思っています。