絵手紙協会掲示板投稿文への回答

Q:2005年7月15日
最近何処をみても絵手紙展の山ばかりではないでしょうか。
絵手紙の本質からかけ離れてきているように思われます。
展示して見せるためのものでしょうか。
少し考えさせられる今日このごろですが
これについて協会の方や皆様はどう思われますでしょうか?
本質とタテマエもありましょうが。


A:2005年7月18日
文化祭風絵手紙展の考察
ゆりたんさん、あなたの考えています「絵手紙の本質」を聞かないといけないかも知れませんが、私の考えを投稿します。
絵手紙の効用(本質)は
○交流
○ボランテア
○リハビリ
○芸術
の四つからなっています。
絵手紙展はこの四つの中のどれに当てはめて開催するかです。問題はこの四つの効用に当てはまらない「絵手紙展」の場合です。絵手紙展を開催する場合、主催者は目的を見極めなくてはならないのです。
ゆりたんさんが「絵手紙の本質からかけ離れてきている・・・」と感じたのは、絵手紙展が文化祭風に取り扱われているからと思います。この文化祭風とは、日常描いた絵手紙の成果を展示しているということです。その成果の展示は目的が分散し「絵手紙展の山」と化してしまうのです。
展示して見せる場合対象者を誰にするかです。文化祭風絵手紙展の場合、その対象者は家族・友達・絵手紙教室の仲間なのです。描いた人と見る人に気持ちの通いがあれば、見る側の人は描いた人の成果として見ることが出来るでしょう。
文化祭風絵手紙展は別としても、私が残念なのは絵手紙展に行っても素通りしてしまうことです。立ち止まって見入る一枚の絵手紙との出会いを待ち望んでいるのです。