絵手紙は新鮮でなければならないと書いた。それはてるよさんが特定の人にポストインし、てるよさんの気持ちそれに相手の消息を思う気持ちが最も大切である。
それには受け取った相手が癒されなければならないだろうし、何か忘れ掛けていたことを「ふと・・・」思い出させてくれる絵手紙だったら最高である。
手描きならばいいとの傾向に走りがちであるが、その中には新鮮で透明でひたむきな心が感じ取れるとなおさらに気持ちがいい。
この絵手紙は残念なことに墨の透明さに乏しい。墨はすりたてのものがいいし、あるていどの品質が伴うが、特定の人にポストインする訳だから少しは贅沢になってもいいとえっさは思っている。
忘れてならないのは、筆の手入れ硯の手入れなども欠かすことは出来ない。絵手紙を描く側の心の新鮮さと道具の新鮮さを先ず心掛けてほしい。
(平成21年11月15日)