---------------------------------------- 用語 ----------------------------------------  ・コントロールユニット  ・スタートユニット  ・250ユニット  ・125ユニット  ・MTR2  ・MTR3  ・RTR2  ・ET4  ・コントロール番号  ・ユニット番号  ・Eカード番号 ---------------------------------------- ソフトウェアの説明 ----------------------------------------  ・ESPRESSO 2 練習会用Eカードソフト    マイEカードが普及しているクラブでは、レースごとの設定は   全く不要。ロング走ってミドルも走るなんていう人にも簡単に対応。   ただし、コースパターン毎に成績集計するので、複数のクラスが   同じコースパターンという場合には使用できない。   また、リフトアップスタート・パンチングフィニッシュのみに対応。  ・Mulka マルチ計センアプリケーション    ネットワーク対応など大規模な大会にも耐えうる計センソフト。   あらかじめスタートリストを作成する必要があるので、Espressoより   も少し面倒。しかし、それでも既存の計センソフトよりはきっと   簡単なはず。実際の運用作業はマウスが基本。直感的でわかりやすい   操作体系を実現。 ---------------------------------------- 機材調達 ----------------------------------------    必要な機材を確保する。手元にない場合はレンタルする。 ---------------------------------------- Eカード番号のリストアップ ----------------------------------------    スタートリスト作成のためにEカード(タグ)の番号を確認します。   番号は「RMO??」というやつではなく「73051」のような   5桁の数字です。(ディスプレイ付きEカードの場合は数字は6桁)   手元のEカードの番号を確認する方法は、EMIT協会のホーム   ページにあるタグの番号データを使ってもいいですし、届いた機材を   一つずつ確認して番号を控えるという方法もあります。    どのタグを誰が使うのかを決め、Mulkaの場合はスタートリストを   ESPRESSO 2の場合はデータベースファイルを作成します。  ・ESPRESSO 2の場合    データベースファイルはCSV形式で作成します。   ファイル1行目は「Eカード番号,名前,所属」とし   2行目以降にデータを記述してください。   Excelなどで作成し、Name.csvというファイル名で保存して   ください。  ・Mulkaの場合    スタートリストファイルはCSV形式で作成します。   ファイル1行目は     「クラス,ID,スタート時刻,名前,所属,Eカード番号」   2行目以降にデータを記述してください。   IDは適当で構わないので4桁の数字を各参加者にふってください。   ただし、9960〜9999は使用しないでください。   また、IDは3桁や5桁でも一応正常に動作します。   なお、1行目のフィールドにはこれ以外に使用できるものがあります。   詳しくはMulkaのヘルプを参考にしてください。 ---------------------------------------- ユニット番号のリストアップ ----------------------------------------    手元にあるコントロールユニットの番号を確認します。   手元にあるユニットの番号を元にディスクリプション(デフ)を作成   すればユニット番号をコントロール番号として使用できます。    ユニット番号をコントロール番号にしない場合は、この作業は必要ない   ですが、そのかわりコントロールユニットに対しユニット番号を隠し、   コントロール番号を記した札を取り付けるなどの作業が必要になります。    なお、パンチングフィニッシュの場合は、フィニッシュ用のユニットを   決めてください。 ---------------------------------------- 正解Eカードの作成 ----------------------------------------    当日朝、もしくは前日など、設置をする前に必ず行ってください。   コースパターン分のEカードを用意し、バックアップラベルをはめます。   部屋の中にユニットを並べ、それぞれコース毎にデフの通りユニットに   パンチします。ゴールまでパンチしたら、MTRで読み込ませ、レシートを   印刷します。正しくパンチできていることが確認できれば、Eカードに   レシートをテープで貼り付け正解Eカードが完成します。この作業を   行うことにより、設置ミスなどが軽減されます。Mulkaではこの正解Eカード   を元にコースパターンの設定を行います。    なお、この作業で正解バックアップラベルができます。当日Eカードが   故障し、バックアップラベルを元にペナチェックを行わなければならない場合   などに役に立ちます。 ---------------------------------------- コースパターンの設定 ----------------------------------------  ・ESPRESSO 2の場合    事前の作業は不要です。当日Eカードを何枚か読み込んだ段階で、   メニューの[設定]-[クラス設定]で画面上から選択します。  ・Mulkaの場合    詳しくはホームページのマニュアルを参考にしてください。   なお、Eカードの設定は記載されている方法ではなく、250ユニットを   用いて行います。250ユニットをPCに接続し、「250ユニットを   使って設定する」というメニューをクリックし、接続ボタンをクリック   します。    設定したいクラスのクラス名のところをクリックし、250ユニットに   そのクラスの正解Eカードをセットすると、正解Eカードからクラス設定   が読み込まれ 設定が完了します。なお、先にコース番号を設定しておいて   ください。 ---------------------------------------- Eカード動作確認 ----------------------------------------    スタートリストにEカード番号が間違いなく入力されているか、そして   Eカードの電池が止まっていないかを確認するため、前日の夜などに全ての   Eカードを読み込みテストします。  ・ESPRESSO 2の場合    250ユニットで普通に読み込んでください。読み込めればOKです。   テストが終わったら、データフォルダに作成されたEcard.txtを削除して下さい。  ・Mulkaの場合    Mulka起動メニューでデータフォルダを開きます。Change.datというファイル   があるので、このファイルのファイル名を変えます。Change.txtとかにして下さい。   変更したら、EカードリーダーでEカードを読み込んでください。   「コンピュータ名またはIPアドレスを入力して下さい」といわれ、意味が   わからない場合は、「localhost」と入力して下さい。なお、Mulka本体が起動して   いない場合はエラーが発生しますのでMulka本体を起動させておいて下さい。      ※通常モードのMulka本体はサーバ役を演じます。Eカードリーダーはクライアント   プログラムで、サーバプログラムに接続し動作します。サーバとクライアントは   1台のパソコンの中で動作できるので複数のパソコンが必要というわけでは   ありません。クライアントプログラムでネットワーク接続の時、「localhost」と   入力すると、クライアントプログラムは、自分が動作しているパソコンの上で   サーバ機能を持ったプログラム(Mulka本体)がないかを探します。見つかれば、   サーバ機能をもったプログラムと連絡をとり、必要なデータを取得して起動します。 ---------------------------------------- 試走 ----------------------------------------       試走をする際、忘れずスタートユニットでアクティベートをして下さい。  ・ESPRESSO 2の場合    参加者のEカードと同じように250ユニットで普通に読み込んでください。   表示されたデータをダブルクリックすると詳細が表示されます。確認できれば、   データフォルダの中にできるEcard.txtから試走Eカードに該当する行を削除して   ください。     ・Mulkaの場合    メニューから試走Eカード読み込みをクリックし、読み込んで下さい。