ストレートパーマ基礎知識 |
ストレートパーマってこんなことを髪の内部に起こしているのです。 だからメイ美容室では髪を傷めずしっかりクセを伸ばすために、お髪に合せ適切な薬剤を選定しています。 |
メイ美容室のストレートパーマ剤の特徴 |
- 薬剤粒子が細かく調整されいるために最適なスピードで傷めず軟化が可能となりました。
- 配合成分が的確に損傷域をカバーし補修・補強してダメージに負けないストレートヘアに導きます。
- アイロン操作により、キューティクルを滑らかに閉じるストレートパーマのため、薬剤成分は髪に残らない揮発性の成分を用いています。 ダメージの原因となるアルカリ分を一切残しません。
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髪を補修・補強しながら、すべるような指通りとしなやかな質感をもたらす、メイ美容室のストレートパーマ、そもそも髪の毛のクセやうねりは、なぜ?生まれるのか、メイ美容室のストレートパーマはどんな仕組みでかかるのか、その理論を検証しましょう。
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その1 直毛とは! |
先ず、直毛の方の髪の毛の状態は、どんな状態なのでしょうか。 下図で確認して見ましょう! 髪の毛は、水に親しみやすい蛋白質と水をはじくような性質の蛋白質。 勿論その中間の性質を持つ蛋白質等で組成されています。 直毛の方の髪の毛は、おおむね、それらの蛋白質が均等に分布していると電子顕微鏡等で確認されています。 その結果、均等に分布している蛋白質が髪の毛という一つの幹を支えあい直毛状態を維持しています。 |
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の2 クセ毛はなぜ曲がるの? |
では、クセ毛の方の髪はどうでしょうか? クセ毛は一本一本が曲がっています。その原因となる内部はどうなっているのでしょうか? クセ毛にも色々ありますが、一本一本がねじれていたり、また、太さも場所によっては変わっていたりします。 また、輪切りにしてみると真円ではなく、扁平(楕円)の状態であると認識されています。 下図でその状態を確認して見ましょう!
水に親しみやすい親水性の蛋白質と水をはじくような性質の疎水性の蛋白質が、偏っていることが確認されています。 |
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その3 クセ毛を横から見ると |
曲がっているクセ毛を横から見ると下図のようになります。 水に親しみやすい親水性蛋白質はやわらかく空気中の水分を吸収して膨張しやすく、一方、疎水性蛋白質の膨張係数は親水性蛋白質に比べて小さいため、膨潤しやすい親水性蛋白質を外側に、疎水性蛋白質の方を内側にして円を描いたり、ねじれるようなクセが発生するのです。 空気中に湿気が多い梅雨時などはクセが出やすくなるのはそのためです。 |
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の4 間充物質の流動化 |
そこで、いよいよメイ美容室ストレートパーマの出番です。 1剤を塗布してキューティクルの間隙からストレートパーマ剤を髪内部に浸透させます。 浸入したパーマ主成分が毛髪内部をやわらかくしてクセの原因となる蛋白質の結合をほぐして外してゆきます。(下図参照) そして時間の経過によりそれらの組織の間だを充たしている間充物質の流動化を促進し、クセ毛の原因となる不規則なマトリックスの配列を直毛に近づけて行きます。 |
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その5 ストレートパーマはアイロンが必須なのですよ! |
今でもアイロンを使わずハンドドライヤーとブローブラシで伸ばす方法を選択している美容師さんもいます。 一昔前は、パーマ全般においてアイロン等の熱を使うと髪は傷むと考えられていました。 近年はアイロン専用の薬品が多くなってきました。 さて実際には、「アイロン」と「ドライヤー」どちらが良いのでしょうか? 結論から言う抵抗の少ないアイロン操作の方が髪には良いと多くの美容師さんや美容薬品メーカーは結論付けています。 正直、ブローブラシで伸ばす方法だと抵抗が大きく、キューティクルにも悪影響を与えてしまうという結果からの結論だと思います。
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の6 アイロン操作 |
軟化してある程度真っ直ぐになった髪の毛にアイロンを通すことで、髪の毛の組織をその状態に固定します。このときにやわらかくなっている間充物質だけてなく、このアイロン操作により結晶領域であるマクロフィブリルまで真っ直ぐにすることが出来るために(下図参照)、綺麗なストレートヘア作りが可能になったのです。 さらに毛髪表面をアイロンで滑らすことによりキューティクルが揃い、ツヤも生まれるのです。 |
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その7 2剤が重要 |
アイロンで伸ばした髪はツヤもでて、傷みも感じない見違えるようなストレートヘア変身ですが、実際にはまだ軟化している状態です。 これを完全固定し元の髪の毛の強度にするのが2剤の重要な役割です。 そしてそれをしっかり施術することが長くストレートを保つための秘訣です。 |