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諏訪大社上社「御柱」における「長持」の起源は、御柱奉仕者の弁当や手荷物を人足が運ぶための運搬手段として発生したと言われています。明治以降、「御柱」祭りを賑やかに、そして、楽しく演出するために欠かせない「神賑」行事として、長持飾りも華やかに発展し現在に至りました。
その数ある長持保存会の中でも、「茅野駅前道中長持」の重量はかなり重く、2ヶ月間みっちり練習をして足腰を鍛えないと1日中担ぐことは出来ません。前を担ぐ者を「前棒」(まえぼう)と言い二人で、後ろ担ぐ者を「後棒」(あとぼう)と言い1人で、合計3名で担ぎます。その前後に交代要員を配置し、総重量150kgもあろうかという諏訪地方一番重い「長持」を長持唄に合わせ、担ぎ踊る姿は一見の価値あり。ぜひ、皆様に見物して頂けることを「茅野駅前長持保存会」では期待しております。 |