箱根旅行顛末記 其の弐


7月17日

 今回も突発的な旅行なのですが、私の後輩のI君が北海道へ就職ということで、突如決行が決まりました。今回はメインは……かまぼこ博物館!
 まず、地ビールレストラン「箱根ビール蔵」に到着。食事というか昼間から飲みというか……(笑)。まぐろのスペアリブや、鯛の開き・汐焼き風(磯の香りが……)とかが豪快でおいしいです。ビールは……まあ、地ビール(笑)。隣で自動ピアノが無人で演奏していましたが……まさか、これがあの恐怖の出来事の伏線になろうとは!(笑)
 酔った勢いで箱根路を登り始め、昨年行った「箱根生命の星・地球博物館」に到着。詳細は去年に譲るとして、それから再び箱根路を下る。(もうこの頃には暑さで酔いは醒めている(笑)。)
 で……今回のメインイベント・「かまぼこ博物館」! ここは、かまぼこ製造体験ができるほか、かまぼこ製造行程の展示、かまぼこ板ギャラリー、おみやげコーナーなどがある。このおみやげコーナーが有名画家・漫画家・イラストレーターの意匠がふんだんに盛り込まれた豪華なものばかりで……すごい。
 肝心の実習はと言うと……まあ、食えないことはなかったです(笑)。練りが全然足りないのでしょうね、こしがまるでなかったです(笑)。一緒に行った連中にはわからないかもしれないけど、小田原のかまぼこを食べて育った人間には……うう(笑)。無念。
 この教室は好評につき、定員オーバーとなることが多いので予約したほうが無難でしょう。箱根に行ったら、立ち寄ってみるのもお薦めです。
 で、先ほどの話に戻るわけですが、その後、湯本の温泉「天水」に行って、宿のある「小湧谷」駅についたのが午後8時。車通りは激しいものの、誰もいない山道です。カラオケボックスを過ぎると建物すらなく、前方の「三坊の滝」の音、横を流れる早川のどよめきが響いてくるばかり。外灯がオレンジ色の光を放ってはいますが、夜の闇に包まれた山の中ではむしろ不安にさせられます。
 その外灯の下にさしかかった瞬間……
 ふっと、明かりが消えました(爆)。
 遠ざかると明かりがつく。「うわ、誰か変な電磁波出してるんじゃないの?」などと空元気を出しつつ、次の外灯の下にさしかかった瞬間……
 ふっ。  いやぁぁぁぁぁ!(笑)。夏の夜の怪談でした(笑)。



7月18日

 翌日は月曜と言うこともあって、みんなの頭は帰宅モードになっていたのですが、私がもう少し遊んでいこうと強硬に提案。で、大湧谷に行って来ました。ケーブルカーとロープウエイで行くと、そこはすでに硫黄の香り漂う荒地。いつも露天掘りを見て思うのだけど、あれは何を掘っているのだろう? 大湧谷の自然博物館も、いつ行っても面白いねえ。火山の爆発のジオラマ等は、圧巻です。帰りに餃子センターに寄って、くたくたになって帰ってきましたとさ。



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