3月15日

 とうとう世紀が改まってしまって3ヵ月放置……(笑)。水戸黄門、今度は「史実に忠実に」するため髭なし高笑いなしでいくらしい。……だが、史実に基づくなら、そもそもが黄門様は水戸からそう離れて旅したことはないのだが(笑)。しかし、あの時代、水戸黄門に大久保彦左衛門、とにかく小うるさく頑固なジジィがいっぱいいて、大変そうではある(笑)。




11月29日

 久々に大笑いさせてもらった。映画「バトルロワイヤル」上映にクレームをつけた議員殿。映画はまだ見ていないので、原作小説をベースに私の愚かな意見を言上させていただく。基本的に、あの映画はあんまり子供に見せたくないという点では、意見は一致する。だが、「この映画を見て、子供たちが今の日本、政治に失望する」という感想はなんだ。おっさん、それは国民の代表たるあなた、社会に善良で有意義な価値をもたらす義務を有するところの我々国民がナントカするべき問題である。そんなことまで映画のせいにしてしまうのか。
 昨今の惨めな政治状況、ならびに投票率が50%を切るという国民の政治への参加意識の欠如を見れば、賢者たるあなたの嘆きは理解できよう。しかし、この映画に描かれる政治状況、つまり自由のない、弱者を食らうことで醜悪に生き延びる歪んだ世界に比べれば、今の世の中はまだましである。民主主義とはよりまったき理想の実現である。不完全なものが完全を目指す、その第一歩こそが重要なのだ。その意味では己の相対的位置を知る意味が、この映画には込められていると思う。
 考えてもみよ。来るべき完全自由化競争の世の中で、ともすればこの映画のように、人間から「信頼」という意識が抹殺されてしまうといった状況が生じないと言えるのか。それだけは聞いておきたい。
 中学生同士が殺しあうという、非常に厭なシーンは含まれるのかもしれない。そして、大半の人間はそのショッキングな内容に感覚を麻痺させてしまうかもしれない。だが、内容のリアルさというのはそういう物事を指すのではない。
 繰り返す。私個人としてはあんまり好きな作品ではない。だが、政治がそれを規制するのは好ましくない。謂わんや、政治状況の拙劣さを映画のせいにしてしまうのはもっとよくない。




11月5日

 ギリシアのバス乗っ取り犯が自殺したらしい。自暴自棄になって大事件を起こした犯人ではあったが、人質に謝罪したり、まだ一線を踏み越えていないところを示しただけに、残念である。……なんで、人質解放については詳細に報道しているくせに、その後の顛末を描かないのだろう。日本の大マスコミ。




10月26日

 本を2冊買った。そして、ご想像通り2冊とも読んでしまった……(苦笑)。阿呆。もったいなさ過ぎる。




10月25日

 大家さんに家賃持っていったら切干大根ゲット。……世の大家さんというのは軒並みこんなに親切なんだろうか。これまでにも干し柿や自家製梅干、菜っ葉の浅漬などもらった実績あり。とりあえず、今晩のおかずだ。




9月24日

 京極夏彦展見た。まあ、妖怪絵だね(笑)。しかし、あの人が書くと、なんであんなに余裕がないのかなぁ。ものすごく怖い絵なのだが、愛嬌というかユーモアというか、妙にそういったプラス面が弱い気がする。むしろ、ゲームのキャラクターを見ているような感じだったなあ。




9月20日

 おいおい……浅間山が活発な火山活動を起こしているとか。16日の日記では冗談であのように書いたんだけど。これは洒落にならない。浅間山は江戸時代に大爆発、火山灰は江戸にまで降り注ぎ、溶岩流は現在の鬼押し出しを形成。麓の村も埋没の被害にあっている。そして、火山灰は上空高く吹き上げられ、日本はおろか世界中に異常気象をもたらした、恐ろしい実績の持ち主なのである。幕府は江戸の鬼門に置いた要の社、寛永寺の分社をわざわざ鬼押し出しの上に作ったほどなのである。……東海・南関東地震に富士山噴火あたりが首都圏を襲う大災害として想定されているが、案外この浅間山も同じかそれ以上に危険かもしれない。




9月18日

 オリンピックは見る暇ないんだけど、コマーシャルで大馬鹿なやつがお気に入り。校長先生が学校の演壇ぬ上から生徒の「プール」に飛びこむのとか、お風呂でシンクロナイズドスイミングとか、物干し竿で棒高跳びとか。あれは笑える。最近で一番ヒットである。




9月16日

 台風……今年は多いんだろうか。また来てるよ。しかし……森内閣……第一次のときは要人死にまくり。第二次になって、自然災害発生しまくり。なんか、同情したくなる(笑)。政治手腕を越えたところで次々と難問に直面する人だなぁ(笑)。




9月13日

 鼻の脇に吹き出物ができる。メガネをかけると妙に当たって痛く、機嫌が悪い(笑)。




9月10日

 今野敏氏の新作発見! でも、参考書一覧がトンデモ本の嵐……買うべきか買うまいか(笑)。




6月25日

 なんだかなぁ。いつから、選挙ってこんなにお祭り騒ぎみたいになっちゃったんだろうなぁ。テレビを見ているとむかむかする。マスコミももう少しわきまえて欲しいというのは、昔からの主張であるが……。エロビデオや猟奇番組以上に、選挙番組は子供に見せたくない番組だなぁ。




6月22日

「蒼天航路」20巻を買ってきた。なかなか恐ろしいことになっている。劉備の逃避行、そして長坂橋とくれば、三国志でも一二を争うクライマックスシーンであるのに、ここまで醜い人間ドラマに仕立て上げてしまったとは。いや、良い意味で目から鱗が落ちた。
 か弱き民を暴力から守る侠。これを、単なる剥き出しの暴力として喝破する。そして、守られる民もまた一種の暴力。儒の鉄の倫理も暴力。暴力が、全篇に満ち溢れている。多分、主人公に据えられた曹操は、古き時代のそれら暴力を一掃するのだろうが、彼もまた一個の暴力にすぎないことを予感させる。漫画だと思ったら妙に哲学的だ。いや、前前から思っていたのだがこれは物凄すぎる物語である。よく知った話でありがなら、次の展開が全く読めないのだから。




6月17日

 先週『アンドリューNDR114』を見た。ちょっと三原則違反で、無理な設定もあったが、ロビン・ウイリアムズの快演が気持ちいい作品でした。
 そうそう。川柳を考えたので読んでやってください。

    繕へど 破れやぶれて もりやまず 追い風厳し かみのから傘

 さあて。来週は選挙か(微笑)。一票の鉄槌、だれに下してやろうかな。




5月15日

 本屋でYonda?君しおりをもらった。本を読んでいて穴に落ちかかっているやつとかあって、けっこうお茶目。全部もらってきた(笑)。




4月22日

 ロビン・ウィリアムズ主演『アンドリューNDR114』。楽しみである。
 今日、目が醒めたらテレビでこの映画の紹介をやっていた。それを見る限り、アシモフの原作が忠実に生かされているらしい。これはうれしい限りだ。ハインライン原作の映画のときは、うどんとパスタほども違うものができてしまったし、その点安心して見に行けそうだ。
 これから映画を見られる方は、「バイセンティニアル・マン」(『聖者の行進』収録)は読まないことをお薦めする。オチが先にわかってしまっては、面白くないと思うのである。




4月8日

 持ち前の皮肉屋根性から、あえてこの時期に読んだ本のことなどについて日記を書こうとしたが、やめた。日本国の政治家を軽蔑するのと、政治を軽視するのは別のことである。まあ、前首相殿は気の毒なことだ。
 政策から言えば、前首相は私の評点では落第点である。経済感覚と身内の人材の払底ぶりは目を覆わんばかりのものがあった。特に、あの地域振興券という醜悪で胡乱で愚昧な政策を加味したとき、評価は余裕でマイナスを割りこむ。ちなみにこのさもしい精神の逆方面の発露が、某知事殿の銀行税である。まあ、減点法で評価する限り、彼の点数は限りなく低い。
 だが、それでもなお、私にとって親しみの持てる戦後の政治家としてのランクは高い。悪名(?)高き「ブッチホン」は、国民に政治をより近づきやすいものにするという意味で、最高のパフォーマンスだったと思う。彼以外の人間が同じことをすれば、これは厭らしい政治パフォーマンスなのだろうが、何故か彼の場合は親しみが持てる。人徳というより他はない。少なくとも、朝のニュース番組に突如電話で「乱入」した政治家は、私の狭い知識の内では古今東西知るべくもない。初期の、どうしようもないオヤジギャグも大好きだ。逆境の時代には、やはり飄々とした指導者がふさわしい。思うに、その飄然とした雰囲気・余裕を失ってから、彼は支持率を落とし始めたのだと思う。
 今回、脳梗塞で倒れたことは、私の抱いていたイメージとは裏腹に、大変なプレッシャーが彼を蝕んでいた証拠だと思う。ひとまず、僭越ながらお疲れ様でしたと感謝の言葉を述べたい。そして、できうれば、再び国会にあの飄然たる姿を見せていただきたいものである。




3月16日

 医学部某幹部殿。お願いですから、我が母校の名前で失言しないでください(笑)。「手術は成功したが患者は死亡した」という露悪的な冗談を思い出した。もっとも、その幹部殿は本気だったのだろうけど。
 失言で思い出したが、どこかのテレビ局のディレクターの「D夫人は芸能界に寄生している」発言もひどいねえ。芸能界自体が、本来の意味での報道機関に寄生しているんだろうに(笑)。とにかくなんか頭悪い発言だなあ。頭悪い番組が多すぎる理由がわかる気がする。というか、ニュース番組なども含めて全部、そんなに利口じゃないのが多すぎる。だから、東京都庁のトリューニヒト閣下のつまらんパフォーマンスなんぞにあっさり弄ばれたりするのだ。




3月6日

 某フジテレビのドラマが終了。あんまり面白くなかったな(笑)。悪い奴らとなあなあに和解しておしまい、というのはどうにも頂けない。それより、エンディングの某K嬢の歌――芸能生活無期延期中断状態の彼女の歌が、なにか涙を誘うのはなぜだ。(笑)
 自分の今までのドラマのお気に入りベストスリーは、以下の通り。
 1 ショムニ
 2 ジャズ大名
 3 翔んでる!平賀源内
……下二つが時代劇だから恐れ入る(苦笑)。なんというべきか、みんな開き直ってのびのびとおバカやっているドラマばかりである。特に、知名度はないが「平賀源内」はものすごい。西田敏行の演ずる平賀源内が、ご想像の通り珍発明を繰り広げるのだが、これがベタベタ。江戸−長崎を短期間に踏破するために、要するに背中に蒸気エンジンを背負うのである(爆笑)。
 これが、ただ背負っただけ(爆笑)。どう見ても背中が火事としか思えない西田が、全速で東海道を駆けぬけるのである。やはり、こういう破天荒さがないと、ドラマは面白くない。
 選に漏れたがGTOも好きである。何でも反町と松嶋菜々子が交際中だとか(笑)。デートのカモフラージュに「ドラマのロケです。長尺シーンなので、邪魔しないでください」といえば、案外みんな信じたかも(笑)。




2月14日

 いいかげん見飽きた。あのしたり顔。マスコミも世論とやらも、こぞって……。要するに、彼の論理には二つの頭がある。銀行はけしからん、というのと東京都は危ない、だ。本来なら、これは別々の物だ。これをつなぐことを、俗に「インネンを吹っかける」というのではないか? そもそも、大東京都知事殿下が今は遥か殿上人、国会議員の頃に俎上に上げるべき案件を、なぜ地方公共団体の頭目になってから持ち出す?
 東京都民のツケは、東京都で払え。神奈川県だって苦しいんだ。タバコ税を値上げするなり、酒税を高くするなり、塩に課税するなり米に課税するなり、とにかく一極集中が論議される大都会の損失補填は、お前らでやれ! ヤクザでもあるまいし。前にも書いたが、銀行税の課税は、結局全国の人間から税金を徴収する形になる。ただでさえ、大都会のゴミはよその県や貧しい外国に垂れ流しているのだ。その上、さらに他人の膝にあぐらをかく気か。
 してみると、私の大嫌いな明石散人の予想が見事的中して、むちゃくちゃ悔しい。彼は、己に媚びる人間に最優先で利益を分配する男だ、と評していたが……。土地減税によって住戸需要が増すだろうが、それによって金を儲ける人間には課税しないだろうなぁ。多分。氏は「日本の歴史は失われた」とは、多分別の意図で書いているのだろうが、まるで違う私の視点からも同じである。デマゴギーに盲従する国家は滅びる。ふん、再び55年前と同じく、「我々は進歩を軽んじすぎた」と嘆いてみるか。




2月8日

 石原慎太郎、ヘンな男だと思ってたら、またどうしようもない政策を俎上に乗せた。大手銀行にだけ課税するとか。
 都市銀行は、北は北海道から南は沖縄まで、全国に渡って展開する銀行である。東京都のみがこれに対して課税するとなれば、要するに間接的に東京都が全国から課税する形になる。いくらジリ貧の東京都とはいえ、これはいかにも傲慢不遜ではなかろうか。考えて欲しい。銀行には、まあ大抵の人が口座を持っているだろう。銀行の粗利益に課税するとなれば、銀行はそれをコストとして預金金利などに転嫁するだろう。不良債権の償却は、銀行が経営を健全化するために避けては通れない課題だ。いずれにせよ、税金を徴収するためにこれを停止するのは、投入された公的資金を、要するに東京都に横流しするに等しい。預金金利を削るか? 公的資金をたかだか一つの地方公共団体に横流しするか? いずれにせよ、東京都のために、全国が薄く広く身を削ることになる。一方、対の案として出された住宅減税は、東京都民、しかも土地家屋を取得できる資金を備えた金持ちだけがトクする政策である。
 しかも、このような特定職種・団体だけに厳しい政策を取って追従した男は、残念ながら歴史的に前例がいるのである。ヒトラーだ。あからさまに法に抵触するとか危険な団体であるというのならともかく、なんとなしに「得ばかりしている」というだけで、懲罰的に課税するのはいかがなものか。では、他の利益団体や各種公団はどうなるのだ。
 公平なるをもって、税は負担感を最小とする。都知事殿、もう少しよく考えてから政策を施行してほしい。とにかく、(1)他の地方公共団体に対する不公平、(2)大手銀行という、限られた企業に対する不公平、(3)代案たる政策における、貧富の格差を拡大させる不公平、この3点に回答を出せない限り、それは失敗である。




2月5日

 福豆買ってきた。実は、私はこの福豆が大好きなのである。まるで味がつけられていないからこそ、豆のおいしさが一層ひきたつというものだ。そのままでもよし、無論酒のつまみにもよし。
 で、そのパッケージに「善光寺御祈祷済 御公許品」とある。鬼を追い払う豆を、鬼が育てているパッケージはまあ御愛嬌だろう(笑)。「日本最古の御仏を祀る善光寺は……いずれの宗派にも属さず」……? その後に、「大慈悲の如来様」と書いてあるのが笑える。如来なら真言宗だろうに(笑)。まあ、そんな簡単なものではないんだろうけど、少なくとも禅宗じゃないな(笑)。
 それにしても、「遺伝子組換大豆は一切使用しておりません」の但し書きが無粋だな。……組換え遺伝子の大豆って、やはりヤバいんだろうかねえ? 加熱してあるし、DNAを摂取したところでどうせ胃酸で分解されてしまうだろうに。……いや、組み換えたDNAの生成するタンパク質の毒性などが心配だというのであろうか?




2月4日

 こういう事件が起きると必ず起こることなのだが……。週刊B! ふざけるな! 少女誘拐事件で、被疑者の男の実名と顔写真を掲載したらしいが、これは明らかに反則である。いつから雑誌屋殿に、そんな権限が与えられたのだ? 今回の事件は確かに異常な事件なのだろうが、それを裁く権利は彼らになかろう。要するに自分の雑誌を売りたい一心で抜け駆けしたことを、適当な言葉で正当化しようとするあたりが非常にさもしい。道理に悖る。中吊り広告に墨入れして回ったJR職員はとんだとばっちりだよなぁ。その辺も、非常に腹が立つ。




1月23日

 鉄腕ダッシュで、露天風呂いくつ入れるか競争をやっていた。その中で、長瀬が湯ヶ島温泉で、研ナオコの曲をジュークボックスで聴いていたが……湯ヶ島は、実は研ナオコの故郷なのである(笑)。いや、それだけ。
 しかし、箱根を下から上に順に攻めていけば、いくつでも入れそうな気がするのだが……(笑)。




1月16日

 そうそう、アサヒのスーパーモルト飲んだ。何と言うか……スーパードライをさらに辛くした感じ。なんか、辛いばっかりでコクのないカレーを食わされたような感じではなはだよろしくない。
 全然関係ないけど今朝、突然のにわか雨になって雷が至近距離で落ちて、山の向こうで爆発が起きた夢を見た。夜なので、くっきりと爆炎が見えた。……何かの予知夢だろうか(笑)。
 ブックレビューに書きたい本がたまって困る(笑)。あと、私家版1999年最低出版物大賞のページも作らなきゃ(笑)。あ、りゅう座のページも作らなきゃ。これは、実家に資料があるので取ってこないと……。




1月10日

 うはははは。去年はほとんど日記を更新しなかったが、今年も更新されるめどはたっておらん(爆)。セカンドページを設けたせいもあるけど。
 そういえば、今日、ものすごくいいTVやってたなぁ。テレビ朝日で。恐竜の世界をCGで再現したやつだが、これがものすごくできがいい。あれはビデオにとっておくべきだったなぁ。ジュラシックパークとまではいかないけど、同等のCGをテレビで見れるとは思ってなかった。技術は進んだのう。そして、それに高い付加価値というか見事な学術的芸術的啓蒙的……ともかくあんないい番組を、NHK以外がやるとは思わなかったぜよ。年の最初から素直に脱帽。





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