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2002/12/11
ABIT BP6にWindows 2000をインストール
■始めに
発売されてから既に2年半が過ぎようとしているデュアルCPUマザーボード ABIT BP6 に Windows 2000 Professional OEM Product をインストールしてみた。2GHz超のCPUが巷にあふれている中、Socket 370(しかもPPGA)という2GHzはおろか1GHzすら乗せることができない(ゲタ不問)マザーボードだけどなぜか愛着があるんだよね。手間がかかる子供ほどかわいいというか・・・
そんな手間を「遊び」として楽しむユーザーの一人として久しぶりにBP6と格闘してみました。
●BP6への挑戦状
その壱:HPT366に接続したHDDにインストールしてやる!
その弐:ケーブルの抜き差しなしにインストールしてやる!
その参:「休止状態」を使用可能にしてやる!
■BIOSのバージョンを選ぶべし
マザーのBIOSはRU。HPT366のBIOSは1.25を選択。RUは最終版ということで、1.25は使用するHPT366のドライバ・バージョン(v1.25)に合わせてチョイスした。(BIOSバージョン表をココにまとめた)
bp6_ru_1.25_20.04.00_beta.zip
■HPT366ドライバのバージョンを選ぶべし
HPT366のドライバはv1.25を使用。休止状態OK & パフォーマンス良好 だしHPT社オススメでもある。v1.22は「休止状態」が不可。そしてv1.28 betaではHDDのパフォーマンスが悪い(実際にファイルコピーしたけどコピー完了まで倍近くかかった)。よってv1.25をチョイス。しかし!v1.25にも「インストール時にHDDが認識されない」という問題が・・・(ドライババージョン表をココにまとめた)
[対応策]
step1) インストール時はv1.28 betaを使用
step2) インストール後にドライバをv1.28 beta -> v1.25へと変更
366_2k_128b.zip
366_2k_125.zip
HDBENCH Ver 3.30 (HDD: Seagate ST380020ACE)
| HPT366 Driver Ver. | Read | Write | Copy |
| HPT366 Driver v1.28 beta | 7894 | 8347 | 1769 |
| HPT366 Driver v1.25 | 29775 | 29382 | 14062 |
■BIOSを設定すべし
RU BIOSの場合に注意する設定項目は下記だ。設定を忘れたら再インストールを覚悟すべし。
RU BIOS Setting
| Boot Sequence | A,C,ETC (default) -> CD-ROM,C,A (for Install) |
| MPS Version Control For OS | 1.4 (default) |
| ACPI function | Desabled (default) -> Enabled |
| PM Control by APM | Yes (default) |
| Assign IRQ For USB | Enabled (default) |
注)過去、MPS1.1にしないとUSBで不具合があったが、RUでは修正済み。
■戦闘開始!
よし!準備が整ったら戦闘(インストール)開始だ。
1) CD-ROMから起動せよ
ここでいきなりの先制パンチをくらう。なぜかCD-ROMから起動しない。おそらくCD-ROMドライブではなくマルチドライブ(RICOH MP9120A)を用いていることが原因だろう。CD-ROM起動はあきらめ、セットアップ起動ディスクでインストールを続行することにした。セットアップ起動ディスクは \bootdisk\makebt32.exe を用いて作成可能。
インストールを実行するためのセットアップ ブート ディスクを作成する方法
2) F6キーを押すべし
インストールの初期段階で「別途ドライバが必要ならF6を押すよろし」とのメッセージが表示される。HPT366のドライバをインストールする必要があるため、メッセージが表示されたら速攻でF6キーを押しっぱなしにすべし。このメッセージは放置しておくと数秒で流れてしまうため見逃さないよう注意を要す。
3) Sキーでドライバをインストールすべし
インストール中盤(FDなら2枚目終了後)に「Sキーを押せば別途ドライバがインストールできるよろし」とのメッセージが表示される。ここでSキーを押して HPT366 v1.28 beta のドライバFDを挿入。ドライバをインストールすべし。このメッセージが表示されない場合は前のF6キーの押しが甘かった可能性大。あきらめてやりなおそう。
4) パーティションを選ぶべし
ここでHPT366に接続したHDDが表示されていればOK!表示されていない場合は臨機応変に対応すべし(ちょっとなげやり?)
5) インストール完了後は HPT366 v1.25 にドライバを変更すべし
そのままだとHPTのドライバは v1.28b のためパフォーマンスが悪い。ドライバを v1.25 に変更してパフォーマンスを上げるべし。デバイスマネージャから HPT を選択し [ドライバの更新] をすべし。再起動後、hpt366.sys をファイル検索して v1.25 の更新日付(2000/04/01 12:10)になっていればOK!更新日付が異なっているようならば \WINNT\OemDir にある hpt366.sys を削除して再度 [ドライバの更新] をトライすべし。
注)実はhpt366.sysをv1.25のものにファイル置き換えするだけでもOKだったりする。
6) 「休止状態」を設定すべし
HPTドライバはもちろんのこと「休止状態」を可能にするためにはすべてのドライバ(ビデオドライバ、サウンドドライバなど)を認識させる必要あり。各ドライバをすべて認識させたらコントロールパネルの [電源オプション] を確認すべし。「休止状態」のタグが表示されていればOK!さっそく [休止状態をサポートする] にチェックを入れるべし!
■最後に
BP6はHPT366さえ使用しなければそれほどじゃじゃ馬だとは思わない。UltraIDEに接続すればなんの問題もなくインストールできるし難なくACPI MPSとして認識される。やはり定評ある440BXチップセットを搭載している点。そして440BXマザーとしては比較的後発という点。この2点が「意外と素直」な理由なんじゃないのかな?
別にHPT366が悪者という意味ではなく、言いたかったのはBP6自体の出来は良いということ(CPU周りのコンデンサに問題があるみたいだけどめったに踏めるような地雷でもないからOKでしょう)。そもそもHPT366がなければ今時のHDDに対応できなかったことを考えると付加価値としては十分だと思う。
HPT366についてはもう少し違うバージョンもテストしたかったかな?特に1.26が気になるところ。1.25だと起動時のHDD容量表示が変なんだよね、1.26だとどうなんだろう?ちなみに1.28だと正常に表示されます。ま!64GB超のHDDに対する表示だけの問題(*1)だろうから気にする必要もないケドね。BIOSとドライバのバージョンは合わせたほうが良い。ってのはHighPoint Technologies社のお言葉。やはりメーカーお奨めのv1.25に合わせてBIOSも1.25にするのが筋ってもんだ。
今現在、BP6は順調に安定稼動しております。
■関連リンク
ABIT ComputerCorp.
HighPointTechnologies
BP6.com
ABIT BP6 - World's First Dual Socket 370 Motherboard
BP6 (EC10とVTTの問題)
(*1)大容量HDDの問題について
HDDの大容量化に伴い、100GB超を入手することも珍しくない昨今。大容量HDDでいろいろとハマることが多いと思われる。ハードウェア(主にBIOS)の制限によるものは仕方ないとして、OSの制限によるものは、例えばMicrosoftのサポート技術情報検索で"GB"をキーワードに検索すると(20件以上もヒット!)ほとんど調べることができる。その中から特にハマりそうなものを下記にピックアップしてみた。
JP184006 - Windows 2000 の FAT32 ファイル システムの制限 Win2000やXPだと、FAT32は32GBまでしか新規作成できないよ。(逆に、Win9x系のfdiskを用いれば新規作成できたハズ)
JP246818 - Windows 95 は 32 GB 以上のハード ディスクをサポートしない 逃げ道はないよ。だからWin98やNTにしてね。
JP263045 - W98:Format が 64 GB を超えるドライブのサイズを誤って表示する Win9x系のformatが原因。でも表示が変なだけでちゃんとフォーマットはされてるよ。
JP263044 - Fdisk は 64 GB を超えるハード ディスクのフル サイズを認識しない Win9x系のfdiskが原因。修正版のfdiskをダウンロードしてね。
JP417363 - [WinMe] FDISK.EXE で 100 GB を超える領域を作成する手順 fdiskで100GB超を指定できない。でも逃げ道はあるよ。
197667 - Installing Windows NT on a Large IDE Hard Disk NT4.0は8GB超のIDE HDDを正常に認識しない。でもSP4で解決してるよ。インストール時にはSP4以降のatapi.sysを使えばOKさ。
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