室内できのこを育てる為の培養、発生室。
室内できのこを育てるには、きのこの成育に合った環境を整える必要があります。ここでは、その装置として、水槽を使ったものと、温室を使ったものを紹介します。
長所:身近な道具で手軽に安価にきのこ栽培がはじめられる。小スペースでオッケー。
短所:空焚きに気を付けないと危険(毎日の水量チェックが不可欠)。湿度の調節が難しい(室温の寒い冬しか湯気としての湿度が得られないし、冬得られてもいつも湿度100%、ビショビショして培養には不向き)。
長所:温度、湿度、換気の細かい設定が可能(結果として培養、発生中の害菌、害虫のトラブルもなく、管理が楽)。
短所:調節器の性能面からある程度の大きさの温室が必要(スペースの問題。あと冬はその大きい空間を暖めるために温風ヒーターがフル稼働、電気代がかかる)。専用の道具が高い。
培養室と発生室の違い
きのこの成育過程によって成育条件は若干の違いを見せるようです。ここではきのこの成育過程を大きく二つ(菌糸成長期と、きのこ(子実体)発生期)に分け、各々の成育過程にあった条件を満たす培養室と発生室を考えてみています。(培養室と発生室の違いは環境条件の違いだけです)
各々条件の違いを下に簡単にまとめてみました。設定する条件はきのこの種類によって微妙に変わってきます。
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一般にきのこ発生期より高めに設定、20度C〜23度C。 |
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一般に菌糸成長期より低くめに設定、16度C〜20度C。 |
90〜100%近く |
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弱い光で明るくする |