SUZUKI Bandit 250


もう乗らないというので知人から引き取ったBandit 250。久しぶりのおもちゃです。

とりあえずタンク、エアクリーナボックスを外し、キャブレタの清掃から始めます。CV式キャブレタです。4つのキャブレタはいずれもフロート室から分解し、各ジェット類の詰まりなどを除去します。
前回お世話になった強力なヤマハ製ME-2キャブレタクリーナは、既に製造中止になったのか入手できなかったのでワニスの除去にはちょっと苦労しました(後にインターネット上で現在のヤマハ製キャブレタクリーナ、ME-180を発見)。

チョークワイヤが固着していたのでこれは交換。バッテリーはタンクキャッチの下に位置していたため、他の車と直結するのもちょっと大変です。

とりあえずキャブレタ清掃後、セルを回してみましたがアフターファイヤ発生。エンジンはかかりません。ちょっと苦労してプラグを外して見てみると真っ黒でベタベタでした。焼いてワイヤブラシで清掃。
マフラーも外して振ってみたところ、水と石が出てきました...子供に入れられたとのこと。
キャブレタのフロート室に茶色の粉も見られたため、タンク内のゴミもエアーで清掃しました。タンク内は錆の発生が見られましたが、それほどひどいものではなかったので錆落としは次回にすることにしました。万全を期して、エンジンオイルも真っ黒だったので、これを機会に交換しました。

キャブレタも元に戻し、再挑戦です。ガソリンを少しだけタンクに入れます。タンクを組み付け、フュエールホース類を接続し、ドレンコックをPRIにします。プラグの火を少しでも強くしたかったので、ヘッドライトも清掃ついでに外しておきました。

セルを回すこと数十回。エンジンは始動したのです。数分後にはアイドリングも1,000rpmあたりで落ちつきました。

試乗した感じも良好。レーサーレプリカに比べると落ち着いていますが、ポジションや取りまわしが楽な乗りやすいバイクでした。

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