ちょっと語れるBENZの豆辞典〜BENZ's Points.

BENZについて“ちょっと語れる”ことをまとめてみました。
ドイツ車・メルセデスの設計思想が少し見えます。


@基本編

発進は2速ミッションから(1994年以降のE220、E280は1速発進)
キックダウンスイッチは、アクセルペダルの最も奥にある
・ステアリングを切るとフロントホイールが寝るため、最小回転半径が小さい
・スタガートパターンタイプと呼ばれるシフトゲートは、誤操作止とクイックなシフトワークを可能としている
・電動ドアミラーは助手席側のみ(93年以降は運転席も電動化)
ライトスイッチは回転式
ヘッドライトの光軸調整用ダイヤルがある
ワイパースイッチは、ウインカースイッチと共通
ワイパーは1本、伸縮式でウィンドーの80%を拭くことができる
ボンネットは2段階に開く。1段階は普通に、2段階はロックを解除することで直立し、メンテナンスが非常に楽である
給油口はキーを差し込むことによりロックが解除されるため、オープナーはない
・剛性確保のためにトランクスルーを採用せず、リッドは斜めに切ってある
・ドアキーを差し込み回した状態で少し経つと、すべてのウィンドウを閉めることができる


A歴史編

・124シリーズのステアリングは、自社製リサーキュレーティングボール式を採用している。特徴として、大きい過重に耐えることができ、キックバックがない
・現行の210シリーズのステアリングは、ラック&ピニオンを採用しているが、これは軽量化とコストダウンのため
・本国仕様ではミッションのモードセレクターがある(エコノミー/スタンダード)
・BENZのデザインは、ブルーノ・サッコ氏というイタリア人である
サイドプロテクションパネル(通称サッコプレート)はデザイナーの名前に由来している
・クーペモデルのデザインはフランス人である
“メルセデス”はダイムラー社がつくった車の名前である(社名ではない)
・ダイムラー・ベンツ社は1926年6月にダイムラー社とベンツ社が合併して設立した
ダイムラー社の創立者は、ゴットリーブ・ダイムラー(Gottlieb Daimler:1834-1900年)
ベンツ社の創立者は、カール・ベンツ(Karl Benz:1844-1929年)
・“メルセデス”の名前の由来は、ダイムラー社の販売代理店を経営していた人物、イエネリックの娘の名前である
スリーポインテッドスターは、空・海・陸を意味する


B安全編

・右ハンドル車では、助手席側にイグニッションスイッチがあり、非常時に助手席からでもエンジンを止めることができる
・エンジンが一度で始動できなかった場合、イグニッションをOFFまで戻さなければセルモーターは回らない
・クーペモデルはドアを閉めるとシートベルトがキャリアにより送り出されてくる
・サイドドアビームは採用していない
テールランプの凹凸は、泥ハネにより視認性が落ちないため
スペアタイヤは軽合金製であり、取り換えても同じ走行性能を確保する

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

−TOP PAGE−