君の歌声は輝いているか？

(暫定版)

「男の歌」といえばささきいさおである.…コレがまた,いろんな歌に合うんだなぁ…(笑)

発声ド素人によるささきいさおな歌いかたの基礎と応用

■基礎理論■

【母音について】
「いさおな感じ」は,母音の発声が基本である.これについて考察してみよう.

☆ビギナーはまずここを読んで,簡単に要点をおさえてみよう

語尾は「ハ行」で終わろう
■例■
「宇宙のかなたイスカンダルへ」→「うちゅうのかなたハァイスカンダルへ」(「宇宙戦艦ヤマト」より)

「ア行」→「ハ行」に変換しよう
■例■
「宇宙のかなたイスカンダルへ」→「フちゅフのかなたひスカンダルへ」(「宇宙戦艦ヤマト」より)

「ン」は「ンフー」って感じで歌おう
■例■
「戦艦」→「せンフかンフ」(「宇宙戦艦ヤマト」より)

基本中の基本
☆口の「中を」広くあける…これがすべての基本である.

a音
口の中を広くあけて「あ」である.唇よりも,四本の犬歯で構成される四角形を大きく確保するように努めよう.
i音
常に,口の中に「お弁当用ひとくちヒレカツ一切れ分」の空間は確保すること．いきおい,「hi」という感じの発音になるハズだがそれで正しいのである.
u音
「a」と同じぐらいに口の中を広くとろう.ただし,唇はすぼめること.
e音
「a」と同じぐらいに口の中を広くとろう.そして,口の端を少し開けるのだ.
o音
「a」と同じぐらいに口の中を広くとろう.で,唇は少しすぼめること.
※母音ではないが,以下の音について言及しないわけにもいくまい

n音
この音も,口の中の空間の確保が肝要である.鼻腔に声を響かせること.敢えて通常の話言葉で言うなら「～ing」と書く「んぐ」の「ん」と「ぐ」の間の音が少し近い.
k音
文語調に「くわ」と表現してようか.子音部の「kh」と母音部をやや分離させる.
g音
冒頭に極々短く「n」が入る.

少し高度な技

引き
子音hとあわせて発音(*1)した後,一旦やや口の中の空間を狭めて(スライスハム一枚分ぐらい)徐々に本来の母音に戻す.(a音を例に取ると「hau-a」のようになる.(*2))
溜め
特にサビ等で「引く」場合,一旦「溜め」を入れて強調する.(a音を例に取ると「ha,u-a」のようになる.)
抜き
余韻である.音を切る直前に,鼻腔に音を響かせて(*3)作る.
この音がうまくできると,「いさおだよなぁ」という感じがしてうれしいものである.

(*1)
子音hであるが,これは本来「頭部に音を響かせ」た結果「そう聞こえる」だけであろうと推察される.まともな発声の訓練を行っていない私などは,喉の後ろ側を後方に引いてごまかすのが関の山である(苦笑).

(*2)
ここでは「u」と表記したが,「a」と「u」の間で,どちらかと言えば「a」寄りである.

(*3)
実用的には「鼻に抜いて終わる」で良いのではないかと思われる.声を眉間を通して出すつもりでやってれば,自然とそうなるのではないかとは思う.

【台詞について】
いくつかの歌には台詞が入っており,それは時として魂の叫びである.

基本事項

基本イメージは,とにかく「コンドルのジョー(*4)のようにシブイ声で」である.
しかし,楽譜こそないが,歌うが如き声の響きを失ってはならない.

応用編

叫ぶ時も「シブさ」が要求される.そして,あくまでも,歌うが如き声の響きを失ってはならない. (この2点から,敢えて「ささきいさおは叫ばない」と言っても過言ではあるまい)
ここではコンドルのジョーの「もう逃げられんぞ,ゲルサドラー(*5)！」を想像しながらやると効果的やもしれぬ.
少なくとも,水木一郎や串田アキラのような「天井を突き抜ける」タイプではない.むしろ,「腹にズシリとくる」タイプなのである.

(*4)
科学忍者隊において,ガッチャマン(*6)に次ぐ№２である.

(*5)
「ガッチャマンＦ」における敵幹部.最後に総統に捨てられるトコまでベルクカッツェ(「ガッチャマン」での敵幹部)を踏襲させられた悲劇の美形キャラである.

(*6)
「科学忍者隊ガッチャマン」のタイトルから誤解されやすいが,「ガチャマン」とは科学忍者隊の名称ではなく,ビッグホークのケン(あるいはオオワシのケン)のコトである.

■ Example ■

【確認しよう】

「UFOロボグレンダイザー」のエンディングである「宇宙の王者グレンダイザー」を例にとって確認してみよう.

「切り裂け怒りの」

これは,敢えてひらがなで表記するならば,こうである.

「きひぃーりさけいっくはぁりのぅほぉー」

目立つ要素を検討してみよう.

きひぃー
「khi:」とでも表現すべきか.この「i:」に関しては,普段の「え」の発音時より口を閉じてはいけないことに注意.

のぅほぉー
「nhuho:」と書いてはみたものの,非常に表記が難しい音である.眉間から鼻腔にかけての「響き」にも留意しよう.

「超人機メタルダー」のオープニングである「君の青春は輝いているか」を例にとって確認してみよう.

「愛が欲しければ」

ここを,敢えてひらがなで表記するならば,こうである.

「あはぁひがぁほぉしけへればぅわぁー」

目立つ要素を検討してみよう.

ひ
「hi」と表現しておくが,「い」と発音すると響きが落ちるためであろうかと思われる.

ばぅわぁー
「baua:」となる.「引き」と「抜き」が重要である.

【応用しよう】

「勇者王ガオガイガー」の「勇者王誕生！」に応用してみよう.

「ファイナルフュージョン承認だいまだ超人合体だ」

この部分は,こう歌われねばならない.

「ファイナルフュージョほぉンしょほにひんだはぁ
ひぃまだはぁちょほじんんがったひだはぁ」

【当然にして意外な適用例】
「いさお風」がいかにアニソン・特ソンに合うか,思い知るのだ
尚,「いさお風」がうまく適用できることを,私は普段「いさお節がまわる」と表現している.

魔法使いサリー（「魔法使いサリー」OP）
サリーちゃんに限らず,この時代のは結構なんでも合うような気がするね

[例]
ンまほオぅのホくフぅにヒぃかハらイやハってきヒたハ…

ラ・セーヌの星（「ラ・セーヌの星」OP）
グレンダイザーを歌ってる気分になる(笑) 逆を言うなら,グレンダイザーをイメージしながらやればうまく「まわる」

[例]
フあゥぁーさンがハぁくフぅれヘぇばハぁきヘぇるわゥハたゥハしヒー

ムーンライト伝説（「美少女戦士セーラームーン」OP）
まぁ,コレは演歌だから当然っちゃぁ当然か(^^;)
[例]
つフぅきヒぃーのホぉひィっかハぁりにヒぃみヒぃちびかハぁれヘぇー

檄!帝国華撃団（「サクラ大戦」OP）
コレもネオレトロだから当然っちゃぁ当然やね(^^;)
[例]
はゥあしヒぃれヘぇこホーうそくのホぉーてヘぇいこホぉくかハぁげきヒぃだんフー

薔薇は美しく散る（「ベルサイユのばら」OP）
こういう叙情系の曲も実に良く「まわる」のだ
[例]
くフぅさハむらハにヒぃーなハぁもホぉしヒぃれずフぅー

思い立ったが吉日（「有言実行三姉妹シュシュトリアン」OP）
これは良く「まわる」.なんせ,そもそもの発端になった歌である(笑)
[例]
ホぉもホヒたハぅぁたハぅがハぅぁ

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