D端子分配器を作る 2010/9/12
D端子の信号を2分配したいので、信号分配器を作ってみた。
今回はNSのLMH6734単一電源、超高速、トリプル・セレクタブル・ゲイン・バッファを使う。
例によって、またここから調達した。
0.65mmピッチ変換基板にマウントする。
裏面は1.27mmピッチの変換パターンがあるがパターンカットした後、
銅箔テープで全面GND作って、電源パスコン(0.1μF)を実装してある。
ユニバーサル基板に組み上げた状態。
回路構成は、入力側を75Ωで終端した後は、
データシート13ページFig4とほぼ同じものがY,Pb,Pr毎に2つある状態。
電源まわり5V単一電源動作のためは7805で安定化。
ただ、この状態だと、分配状態(2つとも動作させた状態)にすると、映像の色が狂うのだ。
信号をオシロで観測すると、波形が乱れているのがわかる。
オシロの入力の帯域制限をかけると消失する。発振しているのか?
片方だけ動作させたら、現象は出ない。
1週間悩んだが、トラ技2008年4月号、146ページに解決策が有った。
LMH6734の+入力側、ピン2,5,8番に33Ωのダンピング抵抗を接続して解決することが出来た。
ケースに組み込んだ状態で動作確認中。ケースが小さいため、
入力背面、出力1背面、出力2前面にコネクタを配置したが、
用途に応じて、場所は変えられる様にしてある。
完成状態。
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