スキャンコンバータを作る
今は、1万円前後でそれなりのものが手にはいるし、今頃のPCのビデオカード
にはキャプチャ機能が付いていて、ウインドウズの画面にオーバーレイで映せる
ものも安く手に入ります。
これは、アップスキャンコンバータがまだ、あまり発売されていなく
それなら、作ってしまえぃ!と1996年初めに作ったときの記録であります。
費用は、なんだかんだで、5〜6万円かかってしまいました。
良い子?はマネをしない方が良いでしょう。
なお、アップスキャンコンバーターとは、水平周波数15kHzのNTSCビデオ信号を、
31kHzのVGAアナログRGBビデオ信号に変換し、パソコン用のマルチスキャン
ディスプレイでテレビを見るためのものであります(当時、逆の物はすでに売っていた)。
狭い部屋にテレビとパソコンディスプレイのブラウン管を2ふたつも置く
必要が無くなる優れた仕掛けなのだ。
また、最近のプログレッシブスキャン云々という家庭用テレビにも似たような
回路が内蔵されていて、画面のインターレーススキャン特有の走査線のちらつきが
出ないといって宣伝しているものがあります。
パソコン用のマルチスキャンディスプレイ(三菱RD-17G2)にテレビの画面が
写っているのがおわかりだろうか?
なお、テレビ画面はテレビ朝日のニュースステーション(1998/8/26放送)が
映っています。
これがスキャンコンバータ一式の写真。下側の大きいキャビネットがスキャン
コンバータ本体。上の小さいキャビネットはビデオ信号(コンポジットorS)を
RGBにバラすデコーダである。
回路がむき出しのまま載っているのは電源ユニットで、
横のタバコは大きさの比較用であります。
製作しながら撮った写真と当時の状況を思い出しながら振り返ってみたいと思います。
1.資料集めと部品集め
2.タイミング発生部の試作
3.A/D、D/A部の製作 Update 1999.11.12
4.入出力部の実装
5.キャビネットへの実装 Update 1999.11.12
6.RGBデコーダ
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