4.入出力部の実装
A/Dの入力には規定のレベルがあるので、それに合わせてやる
必要がある。
入力するアナログRGB信号はAC結合であり、DCレベルがふらつくので
トランジスタとダイオードで作ったクランプ回路でDCレベルを
固定したあと、プログラマブルゲインアンプ(EL4451CN:帯域70MHz)
でクランプ回路で生じるDCオフセットの打ち消しと、A/Dへの入力
レベル調整(2〜2.5Vp-p)を行う。
D/Aの出力側もプログラマブルゲインアンプ(EL4451CN)を使用し、
パソコン用ディスプレイの入力レベルへの調整(0.7〜1Vp-p)と
75Ω負荷のドライブを行っている。
実際に信号を入れてテストしている様子がこれ。
普通、A/Dの入力側には、サンプリング周波数の半分のLPFを入れて
折り返し雑音が出ない様にするが、様子を見たところ、地上放送は
4.2MHzでバッサリ帯域をカットしてあるので、無くてもとりあえず
大丈夫のようだ。
下の写真は、テスト中の様子。部屋が汚いのは勘弁していただきたい。
パソコン用のディスプレイに、奥のテレビど同じ絵が映っている
のがお判りだろうか?
画面中のオシロの写真は実際に写っている映像信号の波形である。
画面はNHKの9時のニュース(1996/1/15放送)で、橋本内閣支持率7割
と出ているのが時代を感じます。
畳の上に基盤を直接置いてテストしているが、これが意外と安定して
動作していて、持ち上げて基板を畳から浮かせるとノイズが乗って画面に
霧が掛かった様になった。もちろん、配線クズなどで基板の裏を
ショートさせない注意しているのは言うまでもない。
A/D-D/A変換部、入出力部の回路図は
こちら
(GIF形式:約60kByte)
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