「落葉の踊り」 宮城道雄/作曲
2003年6月8日あづみ野コンサート
 風に吹かれて落ち葉が舞う印象を感覚的に音楽化した筝・三絃・十七絃の三重奏曲。
作曲者の考案した十七絃という新しい楽器をこの曲にはじめて用い、三絃や筝の奏法
にも工夫をこらし,効果的に用いている。曲の構成は、三部形式。前・後部はリズミカルで、
中間部は旋律的である。

「落葉の踊り」 宮城道雄/作曲
1996年4月21日日本の響
 筝・三絃・十七絃の三重奏曲。作曲された年の10月に、東京音楽学校
奏楽堂で、第3回作品発表会に初演奏された。
 作曲者の創意考案による「十七絃」という新しい楽器をこの曲に初
めて用い、三絃の使い方にも新しい工夫を凝らし、筝においてもスタッカ
ート奏法を効果的に用いたことなどにおいて、特筆に値する作品である。
風に吹かれて落ち葉が舞う印象を感覚的に音楽化した曲で、曲の構成は
三部分形式。前・後部はリズミカルで、中間部は旋律的である。
 初演にこの曲を聴いた藤陰静枝は、帰途その感激を歌によみ、後に振
り付けをして新様式の舞踊を発表した。     (大正10年作曲)