硝子のこもりうた 柳井美加奈作曲
2002年5月25日あづみ野コンサート
1997年作曲。J.Sバッハの「二つのヴァイオリンのための協奏曲」にヒントを得て作曲
された、筝、高低二部の曲である。
第一楽章 美しい和音に始まり、ピチカートが優しく響く。
第二楽章 ゆりかごをイメージした、三拍子の軽やかな楽章。
第三楽章 トレモロの二重奏が、夜明けの空を思い起こさせる。後半は6/8拍子の早い
テンポで、筝爪の独特な奏法(スクイ爪)による盛り上がりは、幻想的である。