SENTIMENTAL/山下洋輔

(H33K20018 / KITTY RECORDS.INC )

personel:山下洋輔(p)
date:1985年8月28日
place:RCA Aスタジオ,NY
MANIFACTURED AND DISTRIBUTED BY POLYDOR.K.K. JAPAN


1.虹の彼方へ (E.Y.Harburg/H.Arlen) 2.マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ (R.Mellin/G.Wood) 3.ユーモレスク (A.Dvorak) 4.枯葉 (J.Prever/J.Mercer/J.Kosma) 5.トロイメライ (R.Schumann) 6.スターダスト (M.Parish/H.Camichael) 7.サマータイム (D.B.Heyward/G.Gershwin) 8.二人でお茶を (I.Caesar/V.Youmans) 9.ボレロ (M.Ravel) 10.シークレット・ラブ (P.F.Webster/S.Fain) 11.ピアノ協奏曲第二番第三楽章 (S.Rachmaninov) 12.P.S.アイ・ラブユー (J.Mercer/G.Jenkins) 13.グッド・バイ (G.Jenkins)
ミミズのコメント

山下洋輔さんのソロアルバムはどれも良いのですが(!)、これは 「よく知られた曲ばかりを集めてやる」というコンセプトが特異です。 OVER THE RAINBOW なんてなかなか聞けないですしね。

M8.驚異的なテクニックに聞き惚れます。M9.はソロコンサートでは最終曲として かならず演奏されます。山下さんの破壊的なエネルギーが垣間見られるテイク。 M11.曲名だけ見ると「そんな曲知らない!」と言われそうですが、大抵の方が 何度かは耳にしたことがあるはず。なんで突然ラフマニノフかと言えば 録音の時に使ったピアノがラフマニノフ愛用のものだったから、なんですねえ。 だからって、その場でラフマニノフの曲がひらめいてすぐにジャズってしまう あたり、さすが山下さんです。

このアルバムは、85年に山下さんがアメリカ乱入旅行を挙行した折り、 旅の締めくくりに録音したものです。その旅行の模様を記した「アメリカ乱入事始め」 (文春文庫刊)を読んでから聞くと、また感慨もひとしおです。

(1997年5月6日)
ミミズのCD目次へ  おすすめコメント一覧

製作者=水のなおみ
All Rights Reserved by Naomi Mizuno