personel:山下洋輔(p) Cecil McBee(b) Pheeroan akLaff(ds) date:1991年4月26・27日 place:Sweet Basil,NY 発売:POLYDOR K.K.
前作 SAKURA を引っ提げてのスイートベイジル・ライブを収録したもの。 アメリカではちょうどこの年4月に SAKURA が発売されたので(アメリカ発売 第1作)、その記念ライブということだったようです。で、ライブ版では敢えて SAKURA ははずして他の曲目を採用しているらしいですね。
セシルとフェローンのオリジナル曲が入っているのが、このCDの最大の特徴。 M2は山下さんの HAIKU に呼応して、M3は日本ツアーの時の印象をもとに書かれて いるそうです。M3はとっても気合いの入った出だしです。終わり方が 88年収録の CRESCENDO の中の Take the A-Train を彷彿と させるものがあって興味深いです。
現段階では、これ以降NYトリオのライブ録音は行われていないだけに、 聴衆を前にした昂揚感が加わったとき、このグループがどうなってしまうのか、 を知ることの出来る貴重な1枚です。私なんぞは、何回でも聞けるCD中の演奏で ありながら、つい、1音も聞き逃すまい! というライブ時の態度になって デッキの前から動けなくなってしまう (^^;; 。それだけ、臨場感があるし 現場の興奮が伝わってくるんです。あー、生で聞きたい! うずうず。
山下洋輔NYトリオは毎年秋口にジャパンツアーを行います。このCDで むらむらっときたら、是非そちらの方にもお運び下さい。
(1997年5月11日)
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