11月5日(水)その2

 山下洋輔さんに関して耳寄りな情報が飛び込んできました。 送り主のMUSEさんは、ミミズも真っ青の熱心な山下ファンで(本人、 決して追っかけという言葉は使わないんだけどね(^^;))、 しかも、とても色々なことを知ってらっしゃる方です。師と仰ぎたい。

 以下、彼女からのメールを全文掲載します。


 はじめまして。私、MUSE(ミューズ)と勝手に名乗る山下洋輔ファンの 1人でございます。0-157騒動で品不足になったというあの薬用石鹸ミューズか、 液体もあって便利だよね、なんて思っていらっしゃるあなた、違うの違うってば。
 自分でいうのも何だけど私が自分のニックネームに採用したMUSEは、 ギリシア神話の学問と芸術の女神MUSA(ムーサ)の英語名なのよ。 そんじゃ、お前ちょっとずうずうしいんじゃあないの、と思っているあなた。 私もね、いい歳して、ちょっとずうずうしいかなって思ってはいるのよ。
 ペンネームでもOKという、ある演劇の感想アンケートを書きまくり、 もちろん物書きでないからペンネームなんかないし、咄嗟に書いたのがMUSE。 それから実名はちょっと、という時には便利なMUSEを使っているわけ。
 ちょうど親愛なるミミズさんとミューズは響きが似ているし、 コンサート好きなミミズさんの同病者故、まあ許して下さいな。

 今日は突然ミミズさんのホームページに乱入したのは、 山下さんの西日本新聞に連載中のエッセイについて、一言情報を という単純な理由なのです。西日本新聞って手に入りにくそうだし、 仕方ないからエッセイが終了して本になるまで待とうとあきらめているあなたに 小さな情報です。第一、本が出来るまでって結構時間がかかるものなのよ。
 山下さんの連載の事実を知ったMUSEは、 絶対に西日本新聞を手に入れるゾ〜ッ! ってなわけで電話案内で 西日本新聞東京支社の番号をキャッチ。東京支社に電話をすると、 応対はいたって丁寧で優しい。郵送サービスはないけれども、 直接東京支社に伺えば1部ずつでも購入できることがわかりました。
 そこでサントリーホールのコンサートに出かける時に、ちょいとばかり足を のばして西日本新聞東京支社に伺い、10月19日から31日までの11回分 のエッセイを入手。コンサート前で荷物を作りたくないMUSEは、 「失礼かとは存じますが、この文化欄だけいただきたいのです」というと、 西日本新聞東京支社の若者は、嫌な顔をするどころか、 1部ずつそのページを開くサービスまでして下さったのです。 西日本新聞は山下洋輔さんがエッセイを書くだけあって、素晴らしい新聞社よ!!! (ちょっと優しくされるとMUSEの評価は極端に上がる。)
 以下、ならば都心にお出かけのついでにちょっと洋輔さんの新聞連載エッセイでも 入手しようかな、なんて思っている人への情報です。

西日本新聞東京支社
住所:東京都中央区新富2ー14ー4 電話:03ー3297ー2455

場所:地下鉄有楽町線新富町下車
  5番出口を上がって、すぐ左に交番がある。交番の並び3つ目の住友新富ビル。
なお住友新富ビル1階には、あさひ銀行が入っているので、すぐわかります。

値段:1部 110円

時間:月曜から土曜の朝9時から夜8時(日曜でも誰かいるそうですが、 ビルの正面玄関が閉まっているので避けたほうがよさそうです。)

連載:月曜版を除いた火曜日から日曜日の週6日間。(知人の話では、50回  連載するそうな。しかし伸びるか縮むかは本人の気分次第でしょう。)

 *東京在住以外の方ごめんなさい。でも私のようにその地域の西日本新聞の  支社を電話案内で探してみてくださいな。

 なおエッセイの字数は題字込みで1000字程度。エッセイのタイトルは 「ダブルサイド」。第4回に「二つのダブルサイドの表現行為の両立・・・」 という言葉がでてきます。この場合、いうまでもなくピアニストの山下洋輔と 物書きの山下洋輔の表現行為ということになりましょう。 ですがおそらくこのエッセイでは、直接的に言葉として登場しなくても、 たびたび「ダブルサイド」の意味するところを感じさせられるかも知れませんぞ。

<1回目から11回目までの小見出し>
1「田川と喧嘩」 2「東京喧嘩」 3「空港検査」 4「パソコン歴」
5「ごひいき地方」 6「サンドイッチ」 7「カルトの犠牲?」
8「パソコンと鞄の同時性」 9「パソコンゲームの妄想」 10「選ばれる差」
11「旅とジョーク」

 字数の関係でたくさんは書けないようですが、しばらく潜んでいたエッセイスト魂が ムクムクと甦ったご様子で、相変わらず歯切れの良い文章は健在。 短い読みきり物にもかかわらず、読者を楽しませてくれますよ。
 因みにこのタイトルは、11月24日発売の山下洋輔ニューヨーク・トリオ 10周年記念CDの曲目の中に発見するはずです。これがまた ミミズさんも報告していたように、がらがらと拍子が変化する聴きごたえのある曲なのよ。
 ところで今度のCDはすごいですよ。とうとうラヴィ・コルトレーンが親父の十八番 「MY FAVORITE THINGS」を山下洋輔ニューヨーク・トリオと演奏しちゃった というではありませんか!!! マッコイ・タイナーVS山下洋輔。ってなことになり、 これは洋輔さんにとっても冒険ですよ。さすが洋輔さん。「攻めの人生」 を歩んできた人だけある。と演奏を聴く前から、彼の多少の危険を承知の上での冒険に 拍手喝采です。誰か新しい「MY FAVORITE THINGS」を発見しなくてはいけない 時期にきているし、それができるのは世界中見渡してもラヴィ・コルトレーンを 加えた山下洋輔ニューヨーク・トリオしか考えられないということに気付きました。
このホームページを開けた人ならば、「MY FAVORITE THINGS は、やっぱり ジョン・コルトレーンとマッコイタイナーだよな」なんて型どおりの評価をしないこと。 まずは山下洋輔ニューヨーク・トリオ10周年記念CDを手に入れて、 お互い自分の耳できっちり聴き取ってから、物いおうじゃないですか。 取敢えずMUSEは、ラヴィと洋輔さんの挑戦自体を高く評価したいな。 あっそうそう、今度のCDに収録されている曲は、全曲お勧めですよ! ニューヨーク・トリオの今年のジャパン・ツアーを聴いた人は、皆知ってますけどね。 24日が楽しみで楽しみで。
 ありゃMUSEは、エッセイ関係情報を流すつもりがCDのお話になってしまって、 ごめんごめん。

(ミミズさんのホームページに乱入ってなことで、彼女のタッチで書いてみた けど、やっぱり少々無理がありますね。とMUSEおばさん独り言をつぶやきなが らドタバタと走り去る。)


 何もそんな、慌てて走り去らなくても(笑)。それにしても、凄いエネルギーでしょう?

 ちなみに、もちろん西日本新聞を購読してしまうという手もあるわけで、そちらは MINさんのホームページに 紹介されてます。ご参照下さい。

 あ、そうそう、NYトリオの次のCD発売日は、MUSEさんが書いているとおり11月24日です。
 自分では何にも調べないで、実際、図々しいミミズでした。
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