7月13日(月)その2

 おおー、次は凄いぞ。

●5/9 富樫雅彦3 at 新宿PIT INN

 富樫雅彦(per)、山下洋輔(p)、井野信義(b)

 1部:Feeling Spring(by Togashi)/Duo Dance(by Yamashita)/Nostalgia(by T)/My Foolish Heart
 2部:Round' Midnight/五七五/星に願いを/Action(by T)
 アンコール:トロイメライ

 ミミズの周辺5人で最前列を独占(苦笑)。全員、終演後しばらくは放心状態でした。 妹よお前は涙を流していたな、知ってるぞ(笑)。

 実際、曲目からも想像がつく通り、美しい曲が多かったのですが。曲調だけではなく その完成の度合いも、です。
 どの曲も大部分がフリーに進行していきます。3人の音が緊密に結び ついてはほどけていく。または緊張と解放が交互に押し寄せては引いゆく。
 富樫さんのパーカスのセットは、見た目にも'機能美'という感じだし、 音も本当に美しい!美しくてエネルギッシュで激しいのに、静か、という 印象があるのは一体何なのでしょう。

 ミミズが山下+冨樫の演奏を聞いたのは大分前ですが、年に数回ずつ 回を重ねているようです。で、いつもはデュオのところ、井野さんを加えたのは 富樫さんのアイデアだそうです。
 3人の音がああもバランスよく聞こえるというのは、PA装置のマジックなのか、 それとも演奏のさじ加減が上手いのか。とにかく井野さんという人も、 静かに笑って控えているようで、しっかりそこにいる人ですよね。 風貌がそのまんま音になっているような。いいなあ。(思わずひたってしまう)

 そして2ヶ月ぶりに聞いた生の山下さん。うんうん、良い表情だなあ(笑)。 適度な興奮状態を維持して、押さえるところはきっちり押さえ込んでました。 変に暴走してはらはらさせることもなく、最高の状態じゃなかったでしょうか? MCも落ち着いてたし(このメンツじゃ、しゃべるのは山下さんだけですもんね)、 よしよし。(何がよしよし、だ。エラソーに(苦笑))

 何だかほっとするような楽しい雰囲気で、しかもやってることは最高域の演奏という。 そんなものを目の当たりにして(何てったって最前列)、すっかり幸せでメロメロの 状態になってしまい、終演後もしばらく立ち上がれなかった、という訳です。

 なんと、この3人でレコーディングの計画が進行中とのこと。11月発売 を目標にしているそうです。バラード中心とか。素晴らしい!!! (いえ、その後の進行状況はチェックしてないんですが...) わー、早く出ないかなあ。


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