ライブネタが若干26ケ程溜まっています。もはや、内容は3ヶ月前のものですが、 それでも、強引に日記と名乗ってます(^^;) 無理があるなあ。
●5/26 KONITZ JAZZ LIVE at KONITZ
津上研太(s)、津村和彦(g)、吉野弘志(b)、マイク・レズニコフ(ds)
KONITZというお店は西荻にあって、お洒落でとってもこじんまりしたスペース。
普段は、地元の常連さんが語り明かしていくような雰囲気のカフェバー。
ライブは月に1回だけ。
初めての場所に遅れていくのはとても勇気がいたのだけれど、9時過ぎに到着して
恐る恐る扉を押すと...。わっ!入り口の右脇にいきなり津上さんが立ってたりして(笑)。
とにかく狭いんである。びっくりした〜。
1部で2曲、2部で6曲。遅刻のわりには随分聞けた。全編スタンダード。
この日だけの特別編成だったみたいで、見たところ津上さんがリード役になってるみたい。
どう考えても最年少なんだけどなあ。
で、その津上さん。この日はアルトを使っていたのだけれど、凄く良かった!
この夜を境に、ミミズのなかで津上さんの位置が1階級昇進。
何が良いって、津上さんの吹くスタンダードがあんなに良いなんて知らなかった。
普段、フリー路線のグループで吹いているのしか知らないから...。
(あ、曲目ね。ほとんど分からなかった(^^;) 。分かったのはMonks Mood と
Cinema Paradise くらい。)
変にとんがってない余裕のあるプレイで、共演の先輩達と気持ちよくコミュニケーション
しているのがよく分かる、聞いていてなんだか嬉しくなっちゃう演奏。
あと、ミミズの先入観では津上さんはソプラノの方が良いことになっているのだけど、
この晩のアルトは、ソフトで素敵な音がした。
もちろん、共演者の力というのも絶大だったのだと思う。
なんだか目が離せなかったのがドラム。シンプルなドラムセット。 無理に自分の存在を主張している訳でもないのに、あー、この人がいなかったら どんなにかこのセッションがつまらなくなるだろう...と思わせるような存在感。 サルサやカリプソっぽいリズムが気持ちよくて、で、他の人がソロをとっている時の サポートが素晴らしい!
それからマイク・レズニコフと同様、初体験だった津村さん。この人のギター、ごっ機嫌! 常に穏和な笑顔を絶やさず、のってくると何やら口ずさみつつ、 飛び跳ねるように体を上下させて、超根明なサウンドを繰り出す。いやあ盛り上がった!
そんでもって、お馴染み吉野さん。テンポの早い曲でのドライブ感といい、 ソロの時に見せる歌心といい...、上手い!かっこいい! 今更、吉野さんが上手なのは分かり切った話しなんだけど、 こんな近くで聞いているものだから真に迫ってきて。
そう、ミミズはあの狭いスペースの中でも最も演奏者に近いテーブルにいて...、 い、いいんでしょうか?わたくし、こんなところにいても...という実に おそれ多い状態だったんである。でも聞いているうちに、 演奏者、客、店のスタッフもひっくるめたフレンドリーな雰囲気に包み込まれて、 そりゃあもう気持ち良くリラックスして、演奏が楽しめるようになってしまった。
さすがにライブ通いも3年になると、図々しくなってきたかな?
いやいや、演奏が楽しかったから。
ほんとだよ!