9月30日(水)

 こ、今月中に、な、な、なんとか〜、7月ぶんをっ、うぉぉぉぉっ!あと、いっぽん!!!

7/26 モンゴロイダーズ at 下北沢LADY JANE

 吉野弘志(b)、林栄一(s)、加藤崇之(g)、小山彰太(ds)

 7月のLADY JANE のチラシが手元にあるんですけど、7/26のキャッチコピーが 「生命を食って、やがては土にかえるモンゴロイドたちの血が騒ぐ」。 ・・・誰が考えたんでしょうねぇぇ?
 確かに、どっこい生きてるニッポン人!って感じのメンツですけどね(意味不明)。

 店に到着したのが7時過ぎだったのかなあ、扉を押し開けると生の楽器の音が 聞こえて来て、「ひっ、もう始まってるの?」と思ったらさにあらず、リハの真っ最中。 それも、(狭い店内ゆえ)客席の一部を占拠して(笑)。その向こうに恐れおののく(笑、誇張してます) 友人の姿。リハーサル中なのにどうぞどうぞ、という感じで 店の人に招じ入れられたらしい。しょうがないからミミズも、音出ししている林さんを 押しのけるようにして隣の席へ(笑)。
 そんな感じで実にアット・ホームな店です。

 結局、何時に演奏が始まったのか?なんて聞かないように。そんなこと覚えてる訳 ないじゃないですか(開き直り!)。
 1曲目、丸いひづめをもった茶色い馬。なんじゃいこの曲名は、 などと言う無かれ、モンゴル民謡だそうです。そう言われてみれば、ベースの音が 何やら馬頭琴のような...?と思ったのもつかの間、ヒーリング・ミュージックっぽい 穏やかな伴奏をバックに林さんのサックスが炸裂!この、アンバランスが面白い!
 2曲目が何かバラード?で、次に混血の少女ジュレマ。 今度はブラジル・インディオの曲だそうで、小山さんの穏やかなドラムが心地良い。

 さて、ギターの加藤さんの傍らに、七つ道具が入っていると思しい 黒い革のボストンバッグがございまして、演奏中に何かがさごそ探していたんですが、 出てきたのが...鍋蓋ぁ?正真正銘、黒い取っての付いたステンレス製の蓋です。 4曲目丘の船 で活躍しました。これで弦を擦るんですねえ。シンセサイザーでも 使ったようなヒュルヒュルと面白い音がするのですが、不思議なことを考えるものです。 納得のいく音を求めて、台所中を探し回ったのでしょうか!?

 ここで、1部終了。面白いし気持ちいいんですが、頭の中は?マークだらけです(笑)。 しかも、休憩が終わる頃にふと加藤さんの前の机を見ると、幾つもの、 これまたステンレス製の、シンプルな灰皿(円筒形を薄くスライスしたような形のヤツ)で 埋まって??? (後で、何かのCDのジャケットを見たら、ちゃんと加藤崇之(guitar,ashtray)って書いて ありました。)
 灰皿はシンプルに叩くこともあるようで、2部1曲目、 ドラム叩いてる小山さんの所にのそのそ林さんが歩いて行って、「悪いけど、スティック 1本貸して!」(笑)。ちんちん・かんかん叩いてましたよ。
 2曲目、ブラジルのフォークロアをやった後、チャーリー・ヘイデンのFirst Song (だっけかな?)は、「小山彰太のハーモニカをフィーチャーしまして...」。 これがまた、一生懸命なんだけど下手くそな(失礼!)ハーモニカがもの凄くいい味 出してまして。終わったら、さして多くはないお客さんがみんな拍手喝采。

 段々モンゴロイドじゃ無くなってきましたが、次がモンクのAsk Me Now。 それでもって、最後が林さんオリジナルのAu Revoir。題名はフランス語ですが、 曲調はタンゴです。で、小山さんのドラムもタンゴ調で、上手い!格好良い! 途中ギターvsドラムのやり合いになって、この時はドラムも凄い勢いになってた みたいです、メモによれば。続く林さんのソロは、俺がコレをやらなくてどうするっ、 という感じのノンブレス奏法で、おぉ出たかぁ!と聞いている方も興奮してしまいます。
 最後は、びしばしに盛り上がって終わったのでした。基本的には、のんびりのほほ〜ん な感じのバンドなんですが、燃えるときは火の粉を散らして燃え上がるらしい。

 これがモンゴロイダーズなんですが、分かりましたぁ?


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