11月30日(月)その2

 今年七夕以降のスケジュールをざっと見たところ、怖〜い事実が判明。 わたしったら、み、3日に1度の割合でライブに行ってるわ...。
 レポートが溜まる訳だよなぁ。今日は9月後半まとめ書きです。

9/19 綾戸智絵 at 新宿DUG
 綾戸智絵(vo)、益田幹夫(p)、鈴木良雄(b)、日野元彦(ds)


 仕事の後、やっと2部に間に合って店に入ってびっくり。 何だこの混み方は!!!あわや立ち見だったのですが、何とか席を見つけてもらって 座りました。隣のおじさまが話しかけてきて、初めて来たけど素晴らしいですねー! と感激の面もち。いやー、智絵さん大ブレイク!って感じですね。
 客席も演奏してる方ももの凄くテンション高くて、2部だけでも参加できて良かった。 This Is the End of the Beautiful Friendship という綾戸さんの十八番、チンさん (=鈴木良雄)がターゲットにされて、思わせぶりな表情が上手い!チンさん、鼻の下 伸びてますよ〜(笑)。ジャズ・ナンバーだけじゃなく、ビリー・ジョエルの Born in New York City なんてのもやってました。アンコールは綾戸さんの ピアノ弾き語りでOver the Rainbow 。思わずジーン。
 終演後、次々にサインを求めて押し寄せるお客さんに丁寧に応じている姿が、 印象的でした。

9/21 田中信正トリオ at新宿PIT INN昼の部
 田中信正(p)、山田晃路(b)、大槻KALTA英宣(ds)


 客3人vs演奏者3人(^^;) 真ん中で聞いてるのはミミズだけで、 気分は貸し切りライブ。最早こういう状況でも上がらない自分が恐い(^^;;;
 田中さん、森山威男さんのとこでやってる時には見られないリラックス・ムードが いい感じ。曲目はとにかく色々ありまして...BO-JO(アレンジを田中さんが担当してる) と同じく一筋縄で行かないアレンジのスタンダードや、 ほのぼの系から疾走系まで多彩なオリジナル。複雑な曲が多いんですけど、 朝飯前な感じでひょいひょい演奏してしまう3人、素晴らしいです。
 休憩の時、大槻さんが「良かったら住所書いて下さい」とはにかんだように客席へ。 宣伝係は彼が担当してる模様。頑張ってお客さん集めて、いつか夜の部に昇格して 下さいね!

9/21 小松亮太「ブエノスアイレスの夏」公演 at新宿厚生年金会館
 小松亮太(bandoneon)、フェルナンド・スアレス・パス(vl)、オラシオ・マルビチーノ(g)
 パブロ・シーグレル(p)、エクトル・コンソーレ(b)


 当日券の割に、妙に良い席だったんです。と思ったらミミズが座ったあたり1列が ダブル発券だったという...。結局、先に座った者勝ちになってしまい、 何ヶ月も前にチケットを入手した人たちが他に回る羽目に。 うーん、申し訳ないと思いつつ居座ってしまったんですが(^^;;;;
 ほぼ、1年ぶりに聞いた亮太君、いやはや!上手くなったな〜。ますます熱く情感の こもった演奏で、ピアソラのドロドロした感じやシャープな感じで溢れ返っているような。
 おじいちゃん達とその孫、みたいな編成ですけど、亮太君の好演におじいちゃんたちが 目を細めてにっこりする場面がいくつもあり、聞いてる方はとっても誇らしい気分に。

9/26 ガーシュイン・バースデー・コンサート at葛飾シンフォニー・ヒルズ
 山下洋輔(p)、井上道義(cond)、新日本フィルハーモニック・オーケストラ


 Rhapsody in Blue はきっとトリだと信じてたのに!まさか1部のド真ん中で やるなんて(TT)前に途中から聞いた、と書いたのはこれです。この日の山下さん、 とにかく変な力みがなくて、ソロの場面が来る度にどんどん自由になっていく様が 素晴らしかったです。井上さんも長い付き合いで慣れてるんでしょう、山下さんが 何をやってもぴくりともしません。(この後、初めて山下さんとバッハを滅茶苦茶に した時の苦労談も。)
 この後やったSomeone Watch Over Me は山下さんが持ち込んだ曲だそうで、 きっちりとオーケストレーションされたガーシュイン・ナンバーに、自由に山下さんが 絡んでいく形式。とても楽しい演奏で、聞けてラッキー!
 2部は山下さんの出番無し。「ポーギー・とベス」メドレー は序奏が面白かった。 ステージに普通のグランドピアノの他に木目調のアップライト・ピアノが置いてあって、 これ実はよれよれの調律になってるんだけど...。井上さんが指揮の途中で急に小走りで 「山下さんが居ないから自分でやらなくちゃ〜」と叫びながらピアノへ(笑)。明らかに 山下さんを意識したハチャメチャな演奏が実にお見事でした。
 肝心のテナーとソプラノ(勿論Voです)は...あんなもんなのかな...。
 もの凄く派手な演奏のSwanee と、最後は弦楽四重奏のLullaby でしっとりとしめくくり。途中からしか聞けなかったけど、大満足。


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