8月31日(火)

 そーよ!まだ8月よっ!
 と、強引に8月中に更新を1回だけしたことにしようとしているミミズです。

 何だか妙に忙しいんですよねー。別に、家事を一生懸命完璧にこなそうとしている訳でもないし(まさかねえー)、仕事は確かにバタバタしてるけど、それは前と同じ状況だし。 通勤時間は、まあ行き帰り合わせて1時間増えてるか...。でもそれだけじゃあ、 こんなにコンピュータに向かう時間が減った理由にはならない。
 んー、一番言えてるのは、深夜から明け方までカタカタ、 コンピューターに向かっている気力が湧いてこないっつーか、 相手を気遣って夜更かしはやめてるっつーか。夜中の2時3時まで 起きているということがめっきり無くなりましたね。

 あ、申し遅れましたが、結婚しました。(式はまだ、だけど...。以前の日記ですぐに感づいて お祝いメールを下さった方も何人かいらっしゃいました、某サックス奏者のT様とか。 おありがとうございますm(_ _)m)
 相手ってのが、実はなれそめはこのページなんですが、ってことは コンピュータ使えます、ジャズ好きです、という人物なんだけど。それとは裏腹に(?) ある意味とってもエコロジーなお方で...。
 ジャズには全く関係ないけど、この話しを誰かにしたかったの! ちょっと付き合ってやって下さい。

 ミミズは、「ミミズ」なんぞというハンドルネームを使ってるくせに、実は 虫と共存が出来ない。羽虫が目の前を横切っただけでもキーッとなるくらいで、 これがのつく6本足のテラテラと脂ぎった虫なんぞ出てきたら、もう大変。
 今住んでいるところにはこの春先に越してきたんだけど、夏に至るまでついぞ やつらを見かけることが無かったので、頭をひねりひねり、でもまあ良いことだ、と 喜んでいたわけ。でも、7月にはいったらついに出たのよ、それも体長5cmはある 巨大なやつが帰宅直後のミミズの部屋に(TT)。
 わたくし、恐怖にかられて新聞握りしめて部屋中追いかけ回して、ベンッベンッと 叩きまくってぺったんこにして(うっうっ、今思い出しても恐ろしい)、よし もう大丈夫とビニール袋をはめた手で掴もうとしたら (だってぇ (^^;;;そのまま放置出来ないでしょ?)、やつときたらまだ生きていて、 わたしの手の下からカサカサと這い出すじゃないですか。
 「歩クンヂャナイッ、バカァッ(TT)!!!」 半泣きで叫んだミミズの声は、絶対に隣家まで響いていたはずだ。

 蛾もキライ。どうして彼らは本能でこういうやばい人間を回避してくれないのだろう? この間も家の中に飛び込んできて、逃げるミミズのあとからヒラヒラヒラヒラ。 「ヤダーッ来るなっ、飛ぶんじゃない、馬鹿っ!」と叫びながら、 畳でごろ寝している夫の周りを走り回ってしまった。
 「うるさいなあ...」と不機嫌そうに、それでも蛾を退治するために起きてくれた夫。 ところがこれは不思議。どこに消えたか蛾がいない。どこに潜んでいるかわからないから 気が気じゃなかったんだけど、とにかくミミズの眼前からいなくなってくれたので、 ひとまず安心したのよね。うまいこと外に出てしまってくれたかなあ、なんて。

 数日後。

ギャァァァ〜〜〜〜!!!!

  3度響くミミズの叫び声。いたのっ蛾が。よりによって戸棚の奥にある、 普段使ってない安物の景品でもらったワイングラスの中に。 前にあるものをどかしたら、ちょうどソレの顔がもろにこっちを向いていて、 グラスの凸面に拡大されたソレは、まるでモスラのように大きかった(TT)。
 夫はすぐに察して台所に来てくれて、パニック状態のミミズが指さす方向を見て 「あー」と一声。グラスを手にとって「もう死んでるよ」カラカラカラ。 「捨てて捨てて、捨ててっ」「うん、外に葬ってくる」。 蛾一匹にもあくまでも優しい夫であった...。
 で、持ち帰ったグラスを洗おうとして、「あっ凄い、卵産んでる、見て!」 「ギャー、やめてよぉぉっ(TT)」「うーん、全然落ちない。で、何?このグラスまだ 使う気?(からかう口調)」「いいもんっ、熱湯消毒するからっ!」 「そうか、お湯かければ落ちるかな、あ、落ちた落ちた」。 この間、ミミズ、椅子に顔を埋めたまま動かず。そ、そんな恐ろしいもの誰が見るかっ。

 とにかく一件落着。

 そして何時間か後、ミミズが'ガ'という言葉をようやく脳味噌から追い出した頃、 夫は何の脈絡もなくつぶやきました。「何か切ないね。」
 「?」「必死だったんだと思うよ、しかたなしにあそこに卵産んで、 力つきて死んだんだ。」(わわわ、まだその話し!?)「彼女に罪は無いよ。」 「...」「ほんとは葉っぱか何かに産みたかっただろうにね。」
 「...卵、沢山あった?」「いや、少なかった。」その顔はまじに寂しそうでした...。

 ミミズはやっぱり虫とは共存できないけど、こーゆー感性をもてる人と結婚できて 幸せだと思う。
 (わはは、結局ただののろけだったりして。)

 後日、「頼むから叫ばないでよ、俺、その方がよっぽど怖いよ」って言われたけど(苦笑)。


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