僕は,いつもジープニーを使う(2.5ペソ)。大体は,10分足らずの乗 車でマニラ市街地の外れ(パサイ?)で止まる。そこから,タクシーに 乗っても50ペソくらいでエルミタ(マニラの中心地)に来れるだろう( ここには悪質タクシーはいない)。多くの乗客の後について,降りてか ら,左に曲がり,3ブロック,7分くらい歩くと,右手に高架電車の終 点駅が見えてくる。これに乗れば,さらに安く上がるし,さらにうまく ジープニーを利用すれば,総額5ペソでエルミタまで来られる。600ペソ と比べると100倍以上の開きがある。荷物の軽いバックパッカーなら,街 の様子を楽しみながら,歩いてくることだって可能だ。
「日本の値段と比べれば大差ないから,まあ,いいか」なんて妥協し ないで欲しい。彼らはますます増長し,後から訪れる人が迷惑すること になります。また,600ペソといえば,おそらく平均日給の2倍以上でし ょう。これでは,まじめに働いている人がかわいそうではありませんか 。
そもそも,これらの悪行はタクシー会社や個人タクシーだけのせいで はなく,空港組織,交通当局が結託している気がしてならない。大抵の 飛行場には,パブリックバスやリムジーンサービスがあり,初めての旅 行者でもそれほど迷わずに現地価格+で市街地に来られるようになって いるものだ。
いきなりジープニーというのも初めての旅行者には抵抗があるかもし れません。そんなこともないですよ。フィリピン人はみな英語を話すし ,一般の人は親切ですから。