山本理事総務省への帰任に伴い大庭議員より送別の辞が送られる(7/21)
この度、山本明央理事の袋井市派遣の任が解かれ、この七月末日をもって本市を離任するにあたりまして、ICT活用特別委員会の委員長として一年半にわたり委員会をご一緒させていただいたと言うご縁で、私から議会を代表いたしまして、僭越ながら、一言御礼の言葉を申し上げます。 山本理事におかれましては、お人柄も明朗快活、友好な対人関係を常に築かれ、本市職員とも協働して様々な事業に当たられて来られました。東日本大震災当時には、復興支援に選抜派遣されると共に、地域情報通信部門の総括担当主査を歴任するなど、地域ICTに対しての知見も高く、総務省におけるエキスパートとしてご活躍されていたと伺っております。 本市に赴任する前の前職は、総務省国際戦略局国際政策課北米係長や情報通信国際戦略局に籍を置き、他にも大臣官房総務課国際連携室などに在籍をされておりました。 とりわけ、ボツワナ日本大使館にはご家族同伴にて赴任され日本からの援助案件を的確に処理するなど、総務省においても高い評価を受けられていたと伺っております。 本市赴任後におきましては、ご案内の通り、 理事として情報通信分野に限らず、教育、健康、産業、行政サービスなど全般に渡ってデジタル化に向けた支援や調整、提案を積極的にしていただいてまいりました。 また、本市にとっても重要施策でありました新型コロナウイルス感染症対策本部の「暮らし経済班」のリーダーとして、アフターコロナの経済社会を見据えた成長戦略の策定にも関わると共に「ワクチン対策班」のリーダーにも兼務するなど、本市のワクチン予防接種の推進体制の整理、調整に積極的に当たっていただいてまいりました。 特に、議会におけるICT活用特別委員会では、「AIを活用した議事録の作成支援」や「AIーOCR等を活用した手書き申請書類のデータ化支援」など全国の優れたデジタル技術を本市に取り入れるため、総務省の「情報通信技術利活用事業費補助金」をいち早く採択をしていただくなど、国と袋井市を強いパイプで繋いでいただいてまいりました。 また、内閣府が創設した「デジタル専門人材派遣制度」を活用しNTTドコモからの鈴木専門官の招聘をするなど、本市のデジタル化の推進のための人材派遣にもご尽力をいただいたと伺っております。 加えて、私たち市議会のICT活用特別委員会には本市への赴任以来、自らの経験や技術など高度な知見に基づいての情報提供や、総務省など国の動向を適時的確に報告していただくなど、特別委員会としても中身の濃い議論をさせていただくことが出来ました。 とりわけ、理事からのお言葉で記憶に残っておりますのはEBPMでした。エビデンス・ベースド・ポリシー・メーキング、根拠に基づいた政策立案という用語は、今後本市の各種施策の策定にもこの考え方や精神はおそらく職員の心の中にもしっかりと植え付けていただいたものと思います。 なお、本市は自治体電子化推進度ランキングでは令和元年度全国63位、県下1位であるとの報告も山本理事よりいただきましたが、今後も、この成績が下がることなく、離任された後も、袋井市に対しましては、高所対処から引き続きご指導ご支援をいただきたいと思います。 足かけ3年間の本市へのお勤め、そしてご指導、ご支援、誠に有り難うございました。 結びに山本理事の帰任先での、なお一層のご活躍とご健勝、併せて、ご家族のご多幸をご祈念申し上げ、議会を代表しての御礼の言葉とさせていただきます。有り難うございました。 令和三年七月二十一日 袋井市議会議員 大 庭 通 嘉 理事 山本明央 様 |
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