大庭議員の一般質問・・・見てね!!
大庭議員は5月臨時会において交通事故について 質問(質疑)をしました。ここに、質問要旨と答弁をお知らせします。
◯20番(大庭通嘉) 報第6号、専決処分の報告について質問させていただきます。 |
◯総務課長(足立 豊) それでは、大庭通嘉議員からの報第6号 専決処分の報告について、市有の自動車事故に係る損害賠償額の決定及び和解についての御質問にお答え申し上げます。 市職員の公用車による事故につきましては、日ごろから職員に注意喚起を行い、その責任の重たさを重ねて指導しておりますが、公用車の交通事故の根絶には至っておりません。 最近の正規職員、嘱託、臨時職員における公用車による事故の発生状況につきましては、平成26年度は、職員が加害者となった人身事故は2件、物損事故は13件で合計15件、平成27年度は人身事故1件、物損11件で計12件、平成28年度は人身1件、物損5件で計6件と減少はしているものの、まだまだ多い件数であると認識しております。 職員の公用車事故については、駐車時における車の前後を構造物に接触させる物損事故や運転時での前後の確認不足になどが見受けられます。また、指定時間がある会議への出席や現地での市民との面会などには、交通事情を考慮し、早目に出発するなどゆとりを持った運転が大切です。 公務員による交通事故は、社会的信用にもかかわる重要な問題です。市職員は、交通安全の確保をするため、率先して交通法令を遵守し、安全運転に努めなければなりません。今後、交通事故を起こした職員には、公用車の行き先の報告とあわせて、上司や管理職への安全運転の意思を報告するよう指導するなど、交通事故の再発防止に向けて、注意喚起と交通事故ゼロの意識改革を徹底してまいります。 |
二つ目の質問なんですが、どうも最近事故が、ここ数年多いように思いますけれども、平成24年から平成28年、過去5年間の公務中の交通事故がどの程度発生しているか、それについてまずお伺いしたいと思います。 |
なお、先ほどの件数の関係ですが、平成26年度からお話し申し上げましたけれども、平成24年度につきましては、加害、被害を含めまして20件、平成25年度は、加害、被害を含めまして25件ということになっております。なお、平成25年度も加害のうち公用車の人身事故は1件という結果となっております。 以上、答弁とさせていただきます。 |
再質問 | |
◯20番(大庭通嘉) どのような要因分析と対策をしているかということについて、具体的に説明がありませんでした。民間の場合は、安全衛生委員会等、もう緊急に開いてでもこれについての対策をしているところでありまして、その仕組みづくりが重要だと思います。 現時点でどのような対応をされているのか、まず、再度確認をさせていただきたいと思います。 それから、今、件数が改めて表へ出て、皆さんもびっくりしたと思います。平成24年、重ねて申し上げますけれども、私も把握している範囲では、先ほどのお話のとおり、加害事故が11件、平成24年ですね。被害事故が9件で都合20件。平成25年は被害事故が11件、加害事故が14件、計25件。平成26年は被害が4件、加害事故が15件で19件。平成27年は被害が3件、加害事故が12件で都合15件。昨年度、平成28年度になりますが、被害1件、加害が6件で7件ということであります。若干減ってはいるものの、多分市長もびっくりしたんじゃないかなと思います、この数字を見て。 私も、例えば、今回の件はこういうように1件出ます。平成28年度換算だとか、こういうような年度換算でしていますと、先ほど加害で6件といって出ていますけれども、議会の議案で出てくるのはせいぜい2件程度。平成27年も12件のうち7件程度。平成26年度も15件のうち1件程度ということで、結局、議会への報告、表へ出てくる数字が極めて少ないものですから、どうもこれにはからくりがあるようでして、民に対しての事故なんかの場合はカウントされたり損害賠償として積算されるけれども、いわゆる市の中における物損のような場合については、それが把握されない。したがって、件数としても表へ出てこないということだそうであります。 冒頭申し上げたように、被害者はもちろんでありますけれども、加害者にとりましてももちろんこういう事件については、十分な注意をされていてなおこういうように出るわけであります。したがって、しっかりした要因分析をして、みんなで対策していくということが大事ではないかと思います。 そこで、お伺いするわけですが、これだけ公務中であるということは、通勤途上災害、これも被用者、使用者、ともにかかわってくる件数だものですから、どのように把握しているのか、この5年間どうかというのをお伺いしたいと思います。 あわせて、今160台の公用車を扱っていまして、232万円余の保険金を払っています。通常民間なんかの場合、件数がこれだけ多くなってしまいますと、保険価格がアップするというのは、これは周知のとおりでありますが、公共なんかの場合は、いわゆる件数が出てもこういう問題について、要するに保険金額に変更がないのか、そこも含めて確認させていただきたいと思います。 |
◯総務課長(足立 豊) それでは、ただいまの大庭議員のどのような安全対策をしているかということから答弁をさせていただきます。 袋井市職員安全衛生委員会においては、職員の交通事故の発生状況の報告とその改善策などについて、委員からは車の制限速度をしっかり守ること、一時停止場所では確実に停止することなど、基本的事項を守ることの重要性を初め、交通事故防止に向けての多くの意見を伺っておる次第です。また、職員を対象とした交通安全研修会を開催しておりまして、公用車事故における駐車場での物損事故を初め、前方不注意などの事例を挙げて研修しております。また、さらには、市職員の公用車による事故が発生した場合には、部課長会議において安全運転の励行についての共有化を初め、部課長から職員全員に安全運転の徹底の伝達をしておりますとともに、四半期ごとに公用車の事故の具体的な事例を挙げて職員全員に注意喚起を図っているような次第であります。 また、先ほどの件数の関係ですけれども、今のところで、私用までということになりますと、例えば、平成26年度につきましては46件、私用、通勤中まで含めて46件、それから、平成27年度につきましては33件、平成28年度につきましては19件というような結果となっております。 以上、答弁とさせていただきます。 |
◯財政課長(石川敏之) それでは、保険料の関係ですが、財政課のほうで所管しておりますので、そちらのほうで回答させていただきたいと思います。 保険の掛金につきましては、先ほど議員のお話にありましたように、平成29年4月1日現在では年間230万円余の保険掛金となっております。こちらのほうは、市の財政課のほうの内部で取り扱っている金額等になります。一部、消防組合等、行政組合等は除いておりますので、それ以外の部分というような形でお願いしたいと思いますが、そちらの保険金額につきましては、事故の有無にかかわらず、その保険金額は、対人、対物等の無制限等の保険の内訳等がありますが、そちらは規定どおりの金額で決まっておりまして、事故あるなしで変更するようなことはありませんので、御承知おきいただきたいと思います。よろしくお願いします。 |
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◯20番(大庭通嘉) これだけ言わせていただきます。市長、こういう数字で、私も今までこういう数字を把握していなんだのは、表へ出てくる数字だけだったものですから、裏数字がどうなっているかという確認をしましたら、こういう状況で、各自治会ごとに交通安全のコンクール、コンテストをやったりして意識を高めているというような状況です。先ほど申し上げたように、第10次交通安全計画も策定しているところであります。 ここ3年間で、今のお話、課長からの答弁で、いわゆる公務中、通勤途上、合わせて私的なのを含めて98件、3年間ですね。加害だけで33件ということでありまして、これは非常に問題だということで、私というか私自身も自戒しつつ、市長のほうから、これについては減少させるということを改めて取り組んでいただきたいと思います。 まず、こういうことについては、制度設計といいますか仕組みづくりが必要だと思いますので、事故が発生した場合、要因分析、どういうところで出るかという課題共有をしてほしいと思います。提言、要望を申し上げまして、私の質問を終わります。 以上です。答弁は結構です。 |