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「1830」において、CPRは不幸な会社の一つである。
ゲームが始まった初期の段階ではそこそこの配当を出すのだが、中盤以降はどちらかと言うと配当の少ない会社になりがちなので、普通はもっと実入りの良い他の会社が起こされて、CPRは列車を手に入れるためだけの会社として起こされるか、仮にゲーム開始時から運営されていたとしても、ゲーム途中でCPRを運営しているプレイヤーが運営を他人に押し付けて新たな会社を起こすという場面がよく見かけられる。
今回はこのようにあまりまっとうに運営されることの少ない不幸なCPRに愛の手を差しのべるべく、真面目なCPRの運営について考えてみたい。
真面目にCPRを運営するためにはちょっとした条件と覚悟が必要と思われます。
トークンを4つも持っているCPRの本領を発揮するのはやはりD.を走らせることでしょう。
5.や6.でこじんまりとまとまってみるのも1つの手ではありますが、5.や6.では普通のCPRの路線では他の会社と比べると配当が見劣りしてしまうので、やはりD.を目指した運営をして欲しい。
CPRにおける基本戦略は初期のうちに出来るだけ配当をして、手にした利益で2社目を起こして、CPRと後から起こした会社でD.購入に備えた会社運営をして、D.を走らせて勝負というような感じになります。
初期のうちに出来るだけ多額の配当を得るためにはやはりプライベート会社のC&S.Lは自分の手元に持っていたい。
C&S.Lが手元にあれば、CPRにとって都合の良い時に都合の良い額で(必ずしも$80ではなくという意味で)しかもC&S.LのタイルをCPRの都合の良い形で置けるからです。
逆に言えば、C&S.Lが手元にないときはCPRではなく他の会社を起こした方がよいでしょう。
CPRに愛の手を差しのべるべくこの記事を書いている私からは言いにくい事ではありますが、絶対に他の会社を起こした方が良いと思われます。
我がサークルで1、2位を争うほどの紳士的で嘘をつかないこの私が言うのですから間違いはありません。
閑話休題。CPRの設立資金ですが、株価は自分の出来うる範囲で高い方がよいので結果的に6人ゲームでも5人ゲームでも1株$71という値段が出てきます。
経験的に言って、CPRの設立資金$710は最低金額で本当のところ$760くらいは欲しいのです。$670はやめておきましょう。まっとうにCPRを運営する気力が無くなります。
次に列車の持ち方ですが、これは状況によって違います。
早い展開の場合、2.2.3.3.もしくは2.2.3.でしかる後3.4.という持ち方がオーソドックスです。
展開がスローペースの時は2.2.2.3.と持って、その後3.4.という持ち方をしてもいいかも知れません。要は3本目の2.を購入して、それに見合うかそれ以上の利益があるときに2.2.2.3.と持つべきで、それ以外のときは2.は2本までにとどめて、会社に出来るだけ資金を残しましょう。とにかく、中盤で3.2本もしくは3.と4.1本づつという2本の列車を保有しておきたいので、中盤になる前(4.が出て、2.が吹き飛ぶ前)に、1回無配をして会社に運営資金を残しておきましょう。
基本戦略の所で述べましたが、CPRで勝利を目指すなら2社目を起こすべきで、その会社はCPRと共同路線の引ける会社が良いのは当然と思われます。
私なりに2社目に起こす会社の優先順位を付けるなら、NYCが1番で、その次にB&M、NYNHもしくはERIEが同じくらいのところにあってその下にC&Oくらいがあると思います。
経験的に言えば、大抵ERIEになるでしょう。
他の会社はそれぞれに人気の高い会社なので2社目に起こすのはかなり難しく、起こせたら超ラッキーと思ってください。
2社目を起こしたらお約束のD.購入のための会社運営(2社のうち1社が無配を続けてD.購入の資金を貯める)をしてD.の登場を待ってください。
D.がゲームに登場した時からがCPRの真骨頂です。
D.は麻薬のようなもので、1度その甘美な味を知ってしまうと、貴方はきっとその虜となってしまうでしょう。
プライベート会社のC&S.Lを手に入れたら1度はCPRを設立してみてください。 D.で$1000以上の配当を共に目指しましょう。
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